みなさんは、返信不要スタンプというものを使ったことがありますか?
スタンプのかわいいイラストとともに「返信不要」と書かれていることがある、あれです。
スタンプでなくても、メッセージの最後に返信不要と言ってくる人っていませんか?
目次
返信不要と言われて嫌な気分になる心理的な理由
返信不要と言われて嫌な気分になる心理的な理由は、拒絶された悲しみや、行動を制限されたことへの反発があるかもしれません。
拒絶された悲しみ
LINEなどで誰かのメッセージを受け取ったら、律儀に返信する習慣がある人っていらっしゃいますよね。
礼儀正しい人であるし、相手に関わろうとする愛情豊かな人ともいえると思うのです。
相手のメッセージを読みながら「さて返信しようか」と思っていたのに、メッセージの最後に返信不要と書かれて(あるいはスタンプを貼られて)いるのを見ると、せっかく返信しようとした気持ちを拒絶されたような気がするかもしれません。
そんなとき、私たちは、相手へのやさしさや、自分自身の存在などを「いらない」と言われたようで、とても悲しく感じることがあるのですね。
行動を制限されたことへの反発
相手のメッセージに返信をしようとしていたわけではなくても、返信不要と言われると、
あなたの行動を指示・命令されたような気がし、ちょっと大げさに言えば、自由を制限されたようで、反発を感じる方もいらっしゃるもしれません。
返信するのもしないのも、こっちの勝手なのだから命令しないでほしいと感じることもあるでしょう。
返信不要と言う人の心理
返信不要と言う人の心理はいくつか考えられますが、代表的なものをご紹介します。
「メッセージのやり取りをしたくない」と言えない
返信不要と言う心理として、まずひとつめは、「メッセージのやり取りをしたくない」と、ストレートに言えないということがあるかもしれません。
「やりとり」をしたくないのは、単に今は忙しいから、食事をするから、疲れているから、かもしれません。
そのようなときに「やりとり」が始まってしまうと、自分から「今は時間がない(疲れている)から、またね」と言えない(言いづらい)という場合があるでしょう。
多忙な相手(あなた)を気遣いたい
返信不要というメッセージには、「お忙しいあなたのお手を煩わせたくないのです」という意味が含まれている場合があります。
あなたを気遣っているのですね。
「本当に心から私を気遣っているの?自分はいい人なんですとアピールしたいだけなんじゃないの?」と思うこともあるかもしれません。
そのとおり、どちらの場合も考えられますね。
ただ、どちらなのかは、実際には相手にしかわからないことだと言えるでしょう。
そんなとき、あなたが気分よくいられる方をとるという方法があるのですね。
私たちは、なるべく気分よく過ごしたいものでしょうから、「きっと私のことを気遣ってくれているんだな」と受け取っておかれるのも、ひとつの手なのかもしれません。
返信が来ないときのための、心の準備をしている
返信不要と言ってくる人の中には、あなたから返信が来ないときのために、心の準備をしている場合があります。
LINEなどのやり取りは、既読スルー・未読スルーという言葉があるように、返信が来ないと少なからず気になるし、人によっては返信が来ないだけで傷ついたりすることもありますよね。
そのため、返信不要と自分から言っておけば、返信が来ないとしても、それは「自分が返信不要と言ったからだ」と納得できるので、傷つかなくて済むといえるかもしれません。
返信不要と言われたらどうすればいい?
返信不要と言われたら、返信してはいけないのかな、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
きっとあなたは、相手の気持ちを大切にされる方なのではないですか?
それとともに、もしかしたら、普段から我慢しやすかったり、他人を優先してご自分のことを後回しにしやすかったりするのかもしれませんね。
相手のことを大切にするのは良いことですが、相手のことばかり大切にすると、あなた自身が犠牲的な思いを持ちやすいとか、損ばかりしている気持ちになりやすいなどで、つらいことが多いかもしれません。
そんなふうにつらい気持ちがあるときは、ひとりで頑張らずに、信頼できる人に気持ちを話して、支えてもらってくださいね。
あなたの気持ちは、大切にされていいはずです。
返信不要と言われても、何かひとことだけでも返したいならば、
「了解」でも「ありがとう」だけでも、
お返事してみるという方法もありますよ。
ご参考になりましたら幸いです。
(完)
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