カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
会社で新しい仕事を任されたとき、
ずっと憧れていたポジションなのだけれど、
周りの人たちが協力してくれるのだろうかとか、失敗しないだろうか、私を推してくれた上司に迷惑をかけないだろうかとか、そもそも私にそんな荷の重い仕事ができるのだろうかとか、
色々考えてしまって、その度に背中が凍りつくように怖ろしくなって、ムリムリ、怖い!と思ってしまうことも、あるかもしれません。
友人たちに話せば、大丈夫だよ!とか、あなたならできる!なんて軽く言われて、全く他人事なんだからと、余計に頭を抱えてしまうこともあるかもしれません。
新しいことにチャレンジしようとするとき、誰でもそこに怖さがあるものだと私は思っています。
なぜなら、人は知らないことが怖いからです。自分がどうなるのかわからないほど、怖いものはありませんよね。
とはいえ、新しいことが目の前に来た時に、ワクワクするという人もいますよね。
私もワクワクできればいいのだけれど、とにかく怖くて体が震える、この気持ちは誰にも理解されないのかな、と思うこともあるかもしれません。
そんなとき、「私」がこんなに怖くて心細くて心配で不安で仕方がないことを、一番理解してもらえると安心する人は誰なのか、といいますと、
それは友だちや同僚でもなく、上司でもなく、ましてや親やきょうだいでもないと私は思っています。
「私」が一番理解してほしい人、それは「私自身」なのではないでしょうか。
怖いよね、そうだよね、と、そうだよそうだよと、まず自分が今感じている怖れや不安に寄り添ってみることを、私たちは意外とやっていません。
こんな怖れや不安を感じているようではダメだとか、自分はこわがりで小さいヤツだと、否定をしてしまってはいませんか。
こんなことをしていたら、せっかくのチャンスをみすみす逃すことになるぞ、とか、自分を脅していることもあるかもしれません。
それこそ怖いですよね。
そんなとき、自分の心のネガティブな部分を、そんなこともあるよね、相変わらずだけれどそれが私でもあるなと、できれば怖がりの自分を笑い飛ばしてあげられると、気分が和らいでいくのではないでしょうか。
その上で、新しいチャレンジの機会が目の前にやってきたということは、今まで自分がやってきたことの偉大なる結果なのだということを思い出してみるといいかもしれません。
自分がどれだけ仕事を頑張って、結果を出して、だからこそ評価をされることもあったのだと、一度自分の過去をまるごと承認してあげませんか?
すると、それだけよくやってきた自分が、次の新しい仕事でも、それなりにうまくやっていかれるはずではないか?と思うこともできます。
もちろん新しいことにチャレンジするとなると、失敗することもあるかもしれません。
しかし、それは過去にもあったことだと思います。
小さな失敗を繰り返して今までやって来たのですから、これからもきっとそうで、それでも大枠では前に進んで来たのではないでしょうか。
だから、この先困難なことばかりがあるわけではないし、いい事がたくさんやってくるに決まっていると、自分の未来は明るいはずだと、自分で自分を信じてあげることがとても大切ではないでしょうか。
自分の味方に、まず自分がなってあげることで、将来の不安や怖れを乗り越えていかれるのだと私は信じています。
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