祝福されるのが苦痛なとき

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誕生日に知り合いからメールやSNSなどでお祝いメッセージをもらうと
嬉しいけれど苦痛、ということありませんか。
私はですね、実はずっとそうでした。
メッセージもらうと本当に嬉しいんですよ。
でもその喜びは一瞬で消え、返信するときに苦痛になっていくんです。
返信するときに、相手がどんな思いで私にお祝いメッセージを送ってくれたんだろうと、想像するじゃないですか。
すると、浮かんでくるんです。
どうせ社交辞令でお祝いしてくれたんだろうな、とか、
こんな素敵なメッセージ、本気で思ってないだろうに、とか。
そうすると、なんだか虚しくなって、
同じく社交辞令的に返信すればいいやと思うわけで、
すると心のこもらない言葉で
お返事するのが精一杯で(ごめんなさい)
機械的な「ただ、こなしていく」だけの作業のようになるため、
これが本当に苦痛でした。
わざわざお祝いメッセージを送ってくれた人が
「心にもない言葉を言っている人」のはずがないのです。
人間誰もがそんなに暇じゃないので、
お祝いしてくれる人というのは、お忙しい中にも優しいメッセージを送ってくれる愛情あふれる人たちなのです。
でも「私が」その人たちを、愛もないのに口先だけの人にしてしまっていたのです。
それが心理学でよく言われる「受け取っていない」状態だと気づくまで、だいぶ時間がかかりましたよ。
受け取っていないとは、自分に向けられた愛を受け取っていないということです。
そう言われると、受け取っていないわけじゃない、と私たちは思うのです。
ちゃんとありがとうと返事をしているわけだし、それって受け取ったということだよね、と思うのです。
でも、最近ようやくですが、身をもって分かってきたのは、
人から好意を示されたときに、フンっ、どうせ本気じゃないくせに、と、言葉にならない気持ちが浮かんでくる「感じ」、これが受け取っていないということだったんですよね。
「受け取ってない」というと、自ら受け取ろうとしない意志があるように聞こえるので、
受け取らない意志があるわけではないけど、
ただいやな感じがするだけなんだよ、と思うのです。
でもその意志、ないようで、実はあるんです。
どこに?という感じなのですが、
それが、無意識っていう心の領域なんです。
明確に頭で「受け取らないぞ」と思っているときは、顕在意識で受け取っていないケースなので、分かりやすいのですが、
潜在意識など無意識で受け取っていないケースでは、頭で受け取らないと思っているわけではないけど、勝手に心がそうしているので、自分(頭)では受け取っていないことに気づかないんですよね。
心が「人の好意を受け取らないぞ」と言っている状況なので、
誰かが愛を送ってくれると、それを拒否するような、否定するような感覚がやってくるんです。
私たちは無意識でやっていることは、気づかないんです。当たり前です。文字通り無意識ですから。
だから、「なぜかそう感じる」というところから逆算して、私の無意識はそうしたいという意志があるんだな、と気づくしかないのかもしれません。
人の好意を受け取らない理由、それは人によって色々かもしれません。
でも、誰かが誰かに好意を送るとき、いったいどんな気持ちなんだろうかと本当に理解でき、
かつ、そのような誰かの好意を私は受け取る価値があるんだ、ということを、あなたの心が納得するようになると、
お祝いのメッセージなどをひとつひとつ、心からの感謝で喜べるようになるんですね。
そうなったときの有り難さと言ったら、もうね、愛を送ってくれた人たちひとりひとりが愛しくて、涙がちょちょぎれちゃうんですよ。
そして次は、私がそんな愛を送ってみたいと心から思うのです。
それまで感じたことのあった喜びの100倍くらい(←わたくし帆南 比)のものを感じられると、
毎日がカラフルになって、楽しいと嬉しいが爆増します。
そんな毎日を、あなたも手に入れることができますよ。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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