いつも我慢、ときどき爆発、そして何もかもが嫌になる(心理解説編)

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カウンセリングサービスの帆南尚美です。

いつもありがとうございます。
相手の意向を先読みしては、相手の喜ぶ顔を見て自分も喜ぶ。
それがうまく回っているときはいいのですが、段々と自分のやっていることはただの「我慢」であり、彼だけを喜ばせて私は楽しくない、と思うようになってくると、鬱憤がたまってきます。
この人は私を我慢させる人。だから加害者。
私は我慢させられている人。だから被害者。
そんなふうに思ってしまうかもしれません。
でも、よくよく考えてみると、最初に「先読みして相手を喜ばせたい」と思ったのは私であり、彼がそうしてと私に頼んだわけではありませんでした。
私は小さい頃から、人が何をしたいと思っているのかな、何をすれば喜んでくれるのかな、といつも考えてきました。
そして、それをやってあげて喜んでくれると、自分が存在してもいいんだな、という感覚を持っていました。
ですから、その感覚を感じたいがために、私が勝手に自分の気持ちを抑え、我慢し、相手に合わせるということを選んでやってきたのです。
もちろん、子どもの頃から、「我慢しなさい」と言われ続けたということもあるかもしれませんが、今まさに目の前の彼に言われていたわけではなかったのです。
それなのに、私は相手が私に我慢させているような感じを受け、この人とはもうやっていけない、と思ってさよならをすることが多くありました。
あなたばかりいい思いをして、私はちっとも楽しくない。
そんな不満を持って伝えるさよならは、冷たいものだったと思います。
そんな私が当時もっと幸せになれたとしたら、それは相手だけではなくて自分をも喜ばせることをしてあげる、ということだったかもしれません。
自分のやりたいこと、楽しく思うこと、彼と一緒にしたいこと、そういうことを自由に表現して、私の望みを満たすと、二人でいてよかったな、と思うことができたのではないでしょうか。
もし今、我慢に我慢を重ねている人がいたとしたら、少し自分のことも楽しませてあげられますように。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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