カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
人の輪に入れない気がするときは、ありませんか。
周りの人たちは楽しそう。
周りの人たちは心がつながっているみたい。
でも、自分は違う。
一人きりでも十分に時間を楽しめるのだけれど、でもなんだか寂しい。
周りの人たちは自分のことを友達にしたいわけでもなく、話をする価値もない人間だと思っているに違いない、
そんなふうに思ってしまっているのかもしれません。
どうせ自分のことを話したところで、誰にもわかってもらえるはずがない、とか、
周りの人は自分に興味があるはずがない、とも思っているかもしれず、そうなると人に対して自分の話をするモチベーションも下がりますよね。
もしあなたが、自分には誰も話しかけてくれない、と思っているとしたら、あなたはとても怖がりさんで、自分から人に話しかけるということをあまりしていないのかもしれません。
人に話しかけられることをじっと待っていませんか?
待っていてもなかなか人はやってこないですよね。いえ、実はやってきてくれたとしても、あなたは「別に自分のことを好きだから来てくれたわけではない」とか、「たまたま」とか、そんな理由を思いつくかもしれません。
そういうときは、相手の愛情を受け取れていないので、たとえたくさんの人に囲まれていても、自分は人の輪に入れていないと感じるかもしれません。
◇◇◇
心理学の考え方に、心の原理は与えれば与えるほど増える、というものがあります。
どうも人の輪に入れていない気がするとき、
誰かから声をかけられるとか、どうしたの?と心配してくれるとか、何かをして欲しいと思っていることがあるかもしれません。
そんなとき、待ちの姿勢を取らずに、自分から積極的に与えてみませんか。
「人にして欲しい」と思っていることを、こちらからしてあげてはどうか、ということなのですが、
例えば親しく話しかけて欲しいとしたら、あなたから話しかけてみるのです。
寂しい気持ちがあったとしたら、人に愛情をたくさん与えようとしてみるのです。
すると心の満足度がぐっと上がると私は思っています。
とはいえ人に話しかけることに慣れていない人は、自分から声をかけようと思っても、緊張して声が出なかったり、最初の一言で相手が気のなさそうな顔をしたように見えたら、やめておけばよかった、なんて思ってしまうかもしれませんね。
でも、それは、単に上手くやろうと思っているからかもしれません。
相手にどう思ってもらうか、ではなく、自分が何をしたいのか、しようと思っているのか、与えようとしているのか、に興味の方向を持っていくといいのではないかと私は思います。
人の輪に入れていない寂しさを感じるとき、人にもっと与えられることがあるのではないか、とチェックしてみるといいかもしれません。
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