LINEの終わらせ方に悩む人の心理的な理由と対処法

あなたは、「LINEの終わらせ方がわからない!」と思うことがありませんか?

そろそろ終わりにしたいけど、言い出せないとか、

じゃあまたね、とスタンプを送り合ったのに、また相手からスタンプが返ってきて、いつまでやり取りすればいいの?など。

今日は、そんなふうにLINEの終わらせ方に悩む人の心理的な理由と対処法をご紹介します。

line終わり方
目次

1.LINEの終わらせ方に悩む心理的な理由

LINEの終わらせ方に悩む心理的な理由として代表的なものは、「あるがままの自分を出すと、愛されなくなるかもしれない」という怖れです。

そろそろLINEを終わらせたいと感じていても、「じゃあまたね」とサクッと終わらせたりしたら、

相手を傷つけてしまうかもしれないし、冷たい人だと思われてしまうかもしれない、などという不安があるともいえるのです。

そのため必要以上に相手に気を使って、相手の気が済むまでLINEに付き合い続けてしまうこともあるでしょう。


・相手を傷つけてしまうかもしれないと思う理由

自分がLINEをあっさり終わらせたら、相手を傷つけてしまうかもしれないなどと感じる理由は、同じことをされたら自分が傷つき、ときには相手の人を冷たいと思ってしまうことがあるから、と考えることができます。

私たちには、自分がそうであるように他人もきっとそうだろう、と感じる心のしくみがあるのですね。

そのしくみは「投影」というのですが、自分の心の中の感情や経験、過去に出会った人などを相手に映し出して、相手も自分と同じだろうと思ってしまうことがあるのです。

相手があっさりLINEを終わらせると「あなたが傷ついてしまう」感じがするので、相手にそんな思いをさせたくない、ともいえるでしょう。

・あっさりLINEを終わられると、あなたが傷つく理由

相手にあっさりLINEを終わられると、あなたが傷つくとしたら、その理由はさまざま考えられますが、なかでも、かつて親密だった相手から急に拒絶されて、傷ついた経験があるのかもしれませんね。

急に拒絶されるとは、いわゆる「心のシャッターをガラガラと閉められた」などと表現されることもありますが、

あなたがもっと話したいし、もっと一緒にいたい、もっと遊びたいなどの思いがあったにも関わらず、「もう終わり」「ここまで」など、あなたの気持ちが聞き入れられず、ピシャリと拒絶されてしまったのかもしれません。

すごく悲しくて寂しかったけれど、それをグッと我慢して耐えた、ということが幾度となくあったとしたら、そのときの悲しみや寂しさは消えて無くならずに、心の奥に残っていることがあるのです。

すると当時を思い出させるような状況になったときに、そのときの辛かった感情がよみがえるように感じてしまうことがあるため、心のシャッターを閉められるような状況をとても嫌ってしまったりすると考えることができるのですね。

2. LINEの終わらせ方に関する悩みを卒業するための対処法

LINEの終わらせ方の悩みを卒業したいとしたら、対処法としてのおすすめはこちらです。

・そろそろ終わらせたいときのマイルールを決めておく

そろそろ切り上げて終わらせたいときのマイルールとして、言葉や手順を決めておくといいでしょう。

LINEの終わらせ方に悩む人は、人が決めたことを尊重できたとしても、自分が決めたことを尊重するのは苦手なことがあるようです。

そのためマイルールは、あなたが「この人はLINEの終わらせ方がスマートだな」と思う人を参考にするといいかもしれませんね。

手順というのは、ひとつの例として、そろそろ切り上げたいときには、「そろそろお風呂に入るね。(寝るね、ゴハン食べるね、etc.)」と言って、スタンプをひとつ送り、相手からの返信が来たら既読だけつけて終わりにするなど。

マイルールを決めておくと、LINEをするたびに終わり方を悩まなくて済むのがいいところですし、相手との関係(目上の人、友だち、など)によっていくつかのパターンを用意できますから、良かったら試してみてくださいね。

3. スマートな人づきあいの秘訣は、自分のやり方、気持ちを尊重すること

スマートな人づきあいの秘訣は、自分のやり方、気持ちを尊重することです。

LINEの終わり方は、人づきあいのひとコマですよね。

「こんなふうに言って(やって)しまって大丈夫?」

という思いは、

こんな私のやり方はいけないかも?とか、

こんなふうに思っている私は悪い子なんでしょうか?など、自分のやり方や気持ちを、良くないものとして捉えているとも言えるのです。

LINEの終わらせ方は人それぞれで、ある人は、「じゃあ、またね」などの挨拶もなく、言いたいことを言って、いきなり終わらせます。

それがその人のやり方なんですね。

人によっては、そのようにされると最初は驚くこともあるかもしれませんけど、そのうち「この人はこういう人だもんね」と、たいていの人は受け入れてくれるようです。

大事なのは、相手がどう思うかではなくて、自分が自分のやり方をいいと思えるか、なんですね。もちろん人として、相手を大切にする気持ちを持っていることが大前提ですが。

自分のやり方に自信が持てないとしたら、自分の心に向き合ってみてもいいかもしれません。

これまで、何をやるにも正解を探してきたとか、相手が納得してくれる方法ばかりをやろうとしてきたかも、などという場合、

「自分はこうしたい」という思いを、あまり大切にしてこなかったな、なんて、気づけるかもしれませんよね。
私のカウンセリングでは、あなたの心に向き合うお手伝いもさせていただいていますよ。

周りの人の気持ちを大切にすることは、とても気遣いができるし思いやりでもありますが、周りだけではなく、「自分のやり方、気持ちをもっと尊重してあげようかな」「自分への思いやりも持ってみようかな」などと思えるようになったとしたら、

あなたの物事への向き合い方は、大きく変わるかもしれませんね。

他人の目や世間の評価を気にして窮屈な思いよりも、「あなたが心地よい」と思えるものを選びとっていかれるようになったとしたら、喜びと自信にあふれたあなたになっていくと思いませんか?

そのとき、あなたはどんな表情で、そのような自由さのある毎日を送っていると思いますか?

そんなことを想像しながら、あなたがあなたを尊重する生き方を、少しずつでも、手に入れていただきたいと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

面談カウンセリング

ご予約は、カウンセリング予約センター(06-6190-5131)までお電話ください。
「帆南(ほなみ)の面談を受けたい」と言っていただくと話がスムーズです。

・提供しているカウンセリングは、こちら。

・最新の面談カウンセリングスケジュールは、こちら。

・帆南尚美のプロフィールは、こちら。

カウンセリング予約センター
TEL: 06-6190-5131
営業時間:12:00~20:30
月曜定休(祝日は翌日代休)、他
休業日詳細はこちら

この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

目次