気持ちを向けてくれたことだけにお礼を言う勇気

カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
今日電車の中で、ドアのすぐ脇の座席に座っていました。
ある駅で乗車して来た方が私の目の前に立ったので、ふと見上げると、
私よりだいぶ歳上のご婦人でした。
私は一瞬立ち上がるのが面倒だなぁと思いましたが、いつでも席を譲れるくらい健康な私でありたいと常々思っているので、
「どうぞ」と言って席を立とうとしました。
するとご婦人は、にこっと笑って、「ありがとう。でもすぐ次の駅で降りるから大丈夫です。」とのこと。
私は、そうですか?と言って、その笑顔をありがたく頂き、また座席に座りなおしました。
次の一駅まで少し時間があったので、私はうとうとしていました。
いつの間にか電車は次の駅に到着していたようですが、私は気づかずにいました。
すると、さきほどのご婦人が私に声をかけて下さったのです。
「お気持ちありがとうございました!」
私は、はっとして目を開けると、ちょうど彼女がドアから出ようとして、こちらを振り返って笑顔を向けて下さっていました。
なんて素敵なんだろう。
今まで何度も座席を譲ったことはあります。そして今日と同じように、すぐに降りるから結構です、と言われたりすることは多いのです。もちろんそういう時は、そうですか、と言って私は座り続けますが、こんな素敵なお声をかけて下さるなんて嬉しいなぁと思いました。
それもこちらが眠りこけていたので、わざわざ大きめの声だったと思います。
声をかけても私が気づかなかったかもしれないので、声をかけて下さるのには勇気が必要だっただろうな、と思いました。
私が彼女の立場だったら、「この人はどうせ眠っているから、声をかけるのも申し訳ないし、このまま何も言わずに電車を降りよう・・」などと思っただろうと思います。
なんだか恥ずかしい気持ちがして、声をかけられなかったかもしれないとも思うのです。
自分の存在を大したものではないと思っていると、自分から声をかけたり行動を起こすことが、かえって相手に迷惑になるのではないか、と思ったりすることがあります。
でも、そんなことはないのだな、と改めて思い知りました。
たとえ眠っているところを起こされても、素敵なありがとうはこちらの心を温かくしてくれるのだなぁと思いました。
勇気を持って「お気持ちを、ありがとう」というのは、こんなにいい気分にしてくれる言葉なのだから、次から真似をしてみよう、そんなふうに思ってワクワクしました。
使用済み 気持ちを向けてくれたことだけ

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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