カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
どうせ誰も自分のことなんて理解しないから、人に自分のことを話すのも面倒だ、などと思うことがあるかもしれません。
もちろん、私たちは個人個人考え方や感じ方が異なるので、それを100%相手に理解してもらえませんが、だからと言って他人を排除したり、自分が引きこもり、人との繋がりを断ち切ってしまうことは、より一層孤独感を増してしまうかもしれません。
誰にも分ってもらえないと思うときほど、分かってもらえたならばどんなに楽になるだろう、でもそんなことは望めない、、と自分を絶望の淵に立たせているようなもののように私は思います。
目の前には寂寥感漂う孤独の世界があるかもしれませんが、ふと後ろを振り返ると、あなたが繋がるために手を伸ばしてくれるのを待っている人たちがたくさんいるような、そんな状況を私は想像します。
その人たちは、あなたが振り返ってくれるのを心待ちにしているのだろうなと思います。
あなたにとって、そんな人たちは誰でしょうか。
その人たちのうちの一人が私だとしたら、あなたに言ってみたい言葉は、
「100%は分からないけど、愛おしいよ」とか、「分からないけど、大切だよ」、「分からないけれど、分かりたいよ」でしょうか。
お互いに分かりたいけれど、分かり切らない、だから
分かってもらいたい部分は、伝えて、伝えて、伝えて、近づいていくことが大切なのかな、と思います。
自分を伝えたい、分かってもらいたい、と相手を信頼することで、相手は相手なりの理解を示してくれ、それによって安心感を得られるのだろうと私は思います。
心理学には投影という考えがあります。投影は自分が見ている世界は自分の心を映した鏡のようなものだと言います。
自分は理解されないと思えば、周りの人は誰も自分を理解してくれない人ばかりに見えます。
自分は理解されるし愛されると思えば、周りの人は理解を示し愛してくれる人になるのではないでしょうか。
完全に分かり合えたと思えなくても、信頼し自分から分かち合うとき二人の心はひとつだと思えるのかな、と、そんなことを思ったりもします。
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