楽しく映画を観終わった。お目当てのものを買えた。
さて、これからどうする?というときがありますよね。
お茶する?
何かほかにやりたいことや、行きたい所ある?
なんていう話をしても、つい「あなたは?」と聞いてしまう。
相手の方が、「じゃあお茶しよう!」とすぐに提案してくれる人ならいいけれど、
「え~、どこでもいい(なんでもいい)」と言われると、
あなたは困ってしまうかもしれません。
(私もなんでもいいんだけど・・・)
私って優柔不断だ・・・と、自分のことを責めている方もいらっしゃるかもしれませんが、
それは優柔不断なんでしょうか・・。
誰かと一緒に行動するときに、「私は〇〇がしたいの。」とはっきり言える方と、言えない方がいらっしゃいます。
言えない方が優柔不断で意見がないのかというと、そんなことはありません。
実は色んな事が頭の中で渦巻いていて、たとえばこんなふうに思っているかもしれません。
「お茶したい気もするけど、〇〇ちゃんはもっとショッピングを続けたいのかな。」
「本当は本屋さんに行きたいけど、〇〇ちゃんは本には興味ない人だったよね・・。」
したいこと、行きたいところが頭に浮かんできたとしても、
相手がそれを喜んでくれるかな、楽しんでくれるかな、
興味がなくてつまらない思いをさせてしまわないかな、なんて思って、結局なにも言えずにいるのかもしれません。
あるいは、相手がやりたいと思っていることを、先回りして分かってあげなければと思っていることもあるかもしれません。
あるいは、相手がやりたいと思っていることを、先回りして分かってあげなければと思っていることもあるかもしれません。
「そんなの、とりあえず相手に伝えて、相手の意見を聞けばいいじゃない。」と思う方もいらっしゃると思います。
たとえば自分はスポーツに興味がなくても、友だちが「サッカー観戦に行きたい。」と言えば、つい「いいよ。」と返してしまうような人は、「ここに行きたい!」となかなか自分の意見を言えないことがあります。
提案してしまうと、自分がそうであるように、相手がたとえ断りたいと思っても、断れないんじゃないだろうかと思ってしまうことがあるからなんです。
そして断れないと可哀そうだと思うと、提案できなかったりするんですよね。
つまり意見を言えずにいる方は、つい人のことを考えすぎて、
自分が断れないから、提案もできない、という場合があるのです。
(意見を言える人が、人のことを考えていないということではありません。)
あなたは人と一緒にいるときは優柔不断で意見が無い気がしても、自分一人のときは、行きたい場所ややりたい事がどんどん浮かんできて、とても行動的だったりしませんか?
気を使う相手がいなければ、意見がたくさんある人なのかもしれません。
今までずいぶんと人に気を使い、我慢し、相手に譲ってばかりいらしたのかもしれません。心優しくて、いい人なんだと思います。
でも少し、しんどいかもしれませんね。
自分が断れないから意見を言えないのであれば、断れるあなたになると、状況が良くなることも考えられます。
今まで、あなたが断ると、きっと相手が傷つくんじゃないか、機嫌を損ねるんじゃないかと思っていらしたかもしれませんが、
実は人は、断られただけで傷つくことは、あまりないのかもしれませんよ。
傷つくとしたら、それは多くの場合、無下に断った場合だと思うのです。
つまり相手のことを大切に扱わないような場合です。
たとえば、「今度〇〇という映画を観に行かない?」と言われたときに
「そんな映画興味ないし、あなたって趣味悪いのね。」と言えば、相手は傷つくかもしれません。
でも、「誘ってくれてありがとう。でもその映画はあまり趣味じゃなくて。もし別の映画でよかったら、あなたと一緒に行きたいな。」という主旨のお返事をすれば、相手は傷つかないのではないかと思うのです。
つまり「相手を大切にする」という、あなたの得意な面を生かしつつ、あなたの意志(好き・嫌い/したい・したくない)を表明してあげると、相手は嫌な思いはしないことが多いようですよ。
よかったらお試しくださいね。