好きで付き合っている友だち。
たまに一緒にゴハンを食べたり遊びに行ったり。
でも帰り際に、じゃぁまたね、と手を振って背中を向けた途端に
「はぁぁぁ、疲れた。。。」と思ってしまうことがありませんか。
それでもまた会いたいし、友だちとして長く付き合いたい人だから、
相手に何か問題があるわけではなく、自分が人づきあいがうまくないとか、
苦手なのが原因なんだろうな、と思ったりして。
誰かと会って一緒に時間を過ごすというのは、それだけで疲れることなんだと
あきらめている方もいるかもしれません。
でもそういうことを続けていると、次第に人と会うのが面倒になったり、
あんなに疲れるなら一人で過ごすほうが楽だからと、
段々と人を遠ざけてしまうこともあるかもしれません。
実は私はずっと知りたかったことがあったんです。
それは、みんなも人づきあいは疲れると思っているのか？ということでした。
会っておしゃべりをしていると、みんな楽しそうだけれど、
この場を離れたら、やっぱりみんなも私と同じように、疲れたーーー！となるのか、
それとも、ならないのか。
誰かに聞いてみればよかったのですが、聞いたことはありません。
でも、わかったんです。
疲れない人もいる、ってことが。
なぜなら、あれだけ人と一緒にいることがストレスだった私が、
今ではストレスを感じることのほうが少なくなったからです。
ということは、
１．人と一緒にいることをストレスだと感じる人と、感じない人がいる。
２．たとえ今ストレスだと思っても、人づきあいは楽しみに変えることができる。
ということがわかったのです。
人と一緒にいると疲れる、それがたとえ仲の良い友だちであっても。
疲れるには疲れるだけの理由があるのだけれど、たいていの場合それを意識していないので、なんとなくモヤモヤしたりするんですよね。
友だちと一緒にいるとき、会話をしているとき、あなたが何をしているのか、あらためて考えたことがありますか？
そしてもしかしたら、こんなことをしていませんか？
たとえば：
・話を盛り上げようと必死になる。
・相手の人に嫌われないように、言葉を選び、どう話そうかと一生懸命である。
・自分が発した言葉に相手がどう反応するのか、怒ってないか、不機嫌になってないか、傷つけてないかなど、逐一チェックをするように相手の顔を盗み見る。
・相手の素晴らしいところが見えると、それに比べて自分のダメさにがっかりする。
・自分がダメだということを認めたくなくて、つい威張ったり、物事を誇張して話したり、本当はしたくないけどマウントしてみたり。しかも自分の気持ちが相手にバレないようにやろうと躍起になる。
・そんな自分を情けないと思う。
・相手とつい競争している自分を隠そうとする。
などなど。
恥ずかしながら、これらは全部私がやってきたことです。
もしかしたら、あなたも思い当たることがありますか？
誰かと会っている間、その人と会話をする、一緒の時間を楽しむ、というのが本来の目的だとすると、
本来の目的ではないこのようなことをやっているので、あなたはとっても忙しいんです。
これだけのことをしているのですから、ずーっと、ずーっと、気が休まらないんです。
上半身では仲良くおしゃべりしているように見えても、テーブルの下ではエアロバイクを漕いでいるようなものです。
そりゃ、疲れますよね。誰がやったとしても、そりゃ疲れますよ。
でもなぜこんなことをやっているのでしょうか。
それは、人それぞれなんですけれど、
「努力しない自分には価値がない」と思っていることも多いようですよ。
言い換えれば、そのままの私では価値がない、あなたを喜ばせることができない、だからすごく気を使うし、あなたの様子を伺うし、自分を大きく見せたいと思ってしまう。
どうでしょうか。けなげですよね。相手を喜ばせたくて仕方がないんです。
それって、愛情のかたまりみたいなんです。
でも、ストレートに表現できればいいけれど、そうでないので疲れるんですよね。
そして、「その人と会話をする、一緒の時間を楽しむ」ことに専念できるようになると、
友だちと会って、帰り際に、じゃぁまたね、と手を振って背中を向けた途端に、
「あぁ、楽しかった❤」
と、心が軽やさを感じることができるのです。
あなたにも、それを感じてほしいな、なんて思う今日この頃です。
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