人の会話に入れないとき。何を言えばいいか、わからないとき。

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仕事の話であっても、誰かとの世間話であっても、
人の会話に入れないと思うことがありますか?

1対1ならまだいいけれど、複数相手だと途端に口数が減るとか。
話したいことさえ無くなってしまったような気がするとか。

そのようなとき、

タイミングが合わないな、とか
いましゃべっていいかな、とか
今じゃなくていいかな、
私がしゃべらなくていいかな、
誰かのしゃべりたい気持ちを奪ってしまわないかな、

などと遠慮をしたり勇気が出なかったりするかもしれませんし、

どうせ私の話なんて面白くないしな。
わざわざ聞いて損したと思われたら嫌だな。
そういうリスクを取るくらいなら黙っておいたほうがいいな。

などと自分の発言に自信が持てないこともあるでしょう。

人に話す機会を差し上げて、嬉しい気持ちになるならばそれでもいいのですが、

人の会話に入れないことで、少しでも残念な気持ちが残るとしたら、
そのうち人と一緒にいることも、しんどくなっていくかもしれません。
あまりに自分より誰かを優先してばかりいると、自分なんて居ても居なくてもいいのではないかという気になるかもしれません。

あなたがあまり自分自身を大切に扱わないとしたら、その理由は、かつてあなたが言いたいことも飲み込むことで、
誰かが喜んでくれたことにあるのかもしれません。
自分が我慢すれば、この人が喜んでくれるんだ。。だとしたら、わたしは進んで我慢をしていこう。
そんなふうに、思ったのかもしれません。少し何かを言ってみようかな、と思ったとしても、何を話せばいいのかわからない、という状況になることはあるかもしれません。

その理由は、長らく言いたいことを我慢しているうちに、言いたいことが出てくると邪魔なので、自分の言いたいこと、やりたいことをシャットダウンすることに慣れてしまったのかもしれません。
だとしたら、少しずつ、自分の心にやりたいことや言いたいことをあらためて聞いてみる、自分の心に耳を澄ましてみる、ということが必要かもしれません。
そして少しでも言いたいことが見つかったら、口に出してみましょう。
最初はうまくできないな、とか、本当に言いたいことではなかったな、とか、変なことを言ってしまったかな、などと思うかもしれません。
しかし次第に、自分の心と発言内容が一致してくるに従い、あなたはものすごく自分を大切に扱ったな、というホッとしたような満足感を得られるのではないでしょうか。
あなたが言いたいことを我慢しているとき、周りの人たちには何の迷惑もかけていないし、
自分の存在なんて、大したことないと思うかもしれませんが、あなたは、あなたの考えを聞いてみたい人がいるって、思ったことがありますか?

本当はあなたの気持ち、あなたの論理、あなたの思考回路にとても興味があるのだけれど、
あなたがなかなか話してくれなくて、残念に思っている人もいるのです。
あなたが発言すると、耳を傾けてくれる人はいます。
だから、話しやすい人から、ぜひ話してみて欲しいのです。
人の会話に入れないとき、あなたは、こんな自分はダメだ、価値がない、などと自分を責めているかもしれません。
そして、もうそんなふうに責める必要はないのです。
誰かに自分の気持ちを話してみようと勇気をもって欲しいのです。
そして、そうすることで、自分を大切に扱っている感覚をもう一度味わってみてくださいね。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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