カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
人と会話をするときに、自分の言葉が相手にどう思われるか、考えてしまうことがあると思います。
こんなこと言って嫌な気分にさせないかな、
これを言ったら怒らせちゃうかな、
これは自分を馬鹿だと思わせてしまうかな、
とか。
そんなことを色々考えていると、結局何かを言う機会を逃したり、
もう話すのも面倒になって、
こんなことなら、黙っている方が楽だし人間関係もうまく回るのではないかと思うこともあるかもしれません。
そして黙っていることがあたりまえになってくると、
人の話ばかりいつも聞き役になってしまい、誰かと一緒にいても疲れてしまう、ということにならないでしょうか。
なんだかいつも、人と繋がれないような気がして、ひとりぼっちな気がしないでしょうか。
言葉を発するときに人の反応が気になってしまうのは、
他人とは私のことを良いとか悪いとか、批判をするものだ、というように思っている場合があるかもしれないと思うのですが、
それは心理学の投影の法則から考えると、自分が人のことを批判してばかりいる、ということなのかもしれません。
あの人あんなこと言って、ダメだな、とか、
あの発言は頭使ってないな、とか、
あれは性格が悪いのが見え見えだな、とか、
あなたが誰かを批判した分だけ、誰かがあなたを批判すると感じてしまうんですね。
だから、自分の中で、誰かを批判してしまったときに、あ、今のは相手を見下すことだった、などと気づくことが大切だと私は思います。
そのようなことに気づくと、今まで無自覚のうちにやってきた、人を批判する、ということに対して、「ん?なんだか自分の思っていることは理不尽ではないか?」とか、「そんなことで私は人を評価してきたのか」という自分では気づいていなかった価値観や観念を知ることにつながるのではないでしょうか。
すると、その価値観を持ち続けたいの?と自分に問うことができます。
気づくことで、何かを変えることができるのです。
目次