我慢ばっかり

カウンセリングサービスの帆南尚美です。

ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。

私は我慢してばっかりだ、という自覚のある方も、もしかして我慢してきたのか?と最近目覚めてきたという方も、
多くは子どもの頃に、無邪気なあなたはお母さんやお父さんや、大切な人の愛をつなぎとめるために、自分さえ我慢すればいいんだ、と思ったのかもしれません。

我慢と引き換えに誰かの愛を手に入れることを学んだと思った私たちは、その後も我慢に我慢を重ねていきます。

そのうちに、「我慢しなさい」と言われる前から、これは我慢した方がいいな、と先回りもするようになります。

大人になっても、ずっとずっとそれを続けてしまうこともあるようです。
たとえば彼ともっと頻繁に会いたい、でもそんなに会いたいと言ったら忙しい彼に迷惑になるだろう、だから会いたい気持ちは我慢する、とか。

友達と出かけても、いつも相手の希望ばかり聞いている、どこに行きたいとか、何を食べたいとか、きっと相手はこうしたいというのがあるはずだから、私は別に自分のことなんてどうでもいい、とか。
自分ひとりのときは、あれもやりたい、ここにも行ってみたいと自由で行動力があるかもしれません。

でも誰かと一緒だと、つい相手のことを優先してしまうのではないでしょうか。
しかし子どもの頃から我慢に我慢を重ねてくると、だんだんとそれが辛くなってくるかもしれません。
人間は我慢できる量が決まっているのではないかと思うほど、もう十分我慢して、これ以上は溢れてしまいそうだ、と感じることがあるかもしれません。

遠慮や我慢ばかりしていると、本当の自分がどこかに隠されてしまい、自分で自分を大切にできていないように思うのではないでしょうか。

そんなとき、じゃあ我慢をやめればいいじゃない、と、頭で思っても、そう簡単にはやめられないようです。

私も、「もう我慢したくないけど、やめられない」と思ったときがありました。
なぜなら、我慢している自分だからこそ、周りの人は私と付き合ってくれているのであって、私が我慢をやめたら、そんな私は魅力がないから、皆離れて行ってしまうのではないか、と思ったのです。

皆の知っている私は、「我慢した結果の私」であって、私から我慢を取ったら何も残らないどころから、人に見せられない醜い自分になってしまいそうだと私は思いました。
しかし本当は、私が我慢していようが、していまいが、周りの人達にはあまり関係がなかったようです。
遠慮して、本当のあなたを表現できていなかったとあなたが思っていたとしても、あなたの本当の美しさとか

優しさを周りの人は見ているものだと私は思います。
ありのままの自分を認めていなかったのは、自分自身だったかもしれません。

まずは、我慢して我慢して頑張ってきた自分を認めてあげませんか、そしてギュッと抱きしめてあげませんか。でも今までと同じ我慢を続けていく必要はないんです。
そろそろ、我慢をしないありのままの自分でも愛されるのだということに、気づいていきませんか。
自分の良いところを遠慮せずに表現できるようになっていくと、人生の流れが変わっていくかもしれません。
今までは、人のことばっかり気遣っていたのではないですか。相手が何をしたいのか?何をしてあげればいいのか?と。

あなたはそんなはずはないと思うかもしれませんが、実は相手もあなたが何をしたいのか知りたいのですよ。あなたが何を好きなのか、知りたいのです。

あなたは自分のやりたいことを口にするのはわがままだと思うかもしれません。
でも、周りはあなたを知りたいんです。

子どもの頃に「わがままを言うんじゃない」と叱られたでしょうか。

でも、あなたが自分の好きなことを口にしたからといって、子どもの頃に強く禁止した「わがままな自分」になったりはしません。

我慢ばかりの自分をやめて、周りにあなたという人を教えてあげてください。そうすると、周りの人も喜ぶし、あなたの心も喜ぶと、私は思います。

相手も自分も大切にする、そのために不要な我慢をやめてみる、そんな勇気を持ってみませんか。
並木

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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