嫉妬されるのが怖いからという理由で、なるべく自分のことを他人にしゃべらないようにしている、ということって、ありませんか?
嫉妬とは
嫉妬というのは、自分より相手が優れていることに感じる妬み(ねたみ)と言えるかもしれません。
嫉妬を感じたときに、相手の悪口を言ったり意地悪をすることがあるのは、相手を自分と同じレベルまで引きずりおろすことで、嫉妬を感じないようにしようとする行為といえるかもしれません。
なぜ嫉妬を感じるのか
嫉妬を感じるとき、私たちは他人の優れている点と、自分のそれほど優れていない点を比較していると言われています。
誰にでも優れているところと、それほどでもないところがあるものなのですが、自分の欠点などネガティブなことに意識が向きやすい人は、嫉妬を感じやすいといえるかもしれません。
「嫉妬される怖れ」の心理
嫉妬されるのではと思うとき、私たちは自分が人から羨ましがられるような幸せを手に入れているときではないでしょうか。
その幸せとは物理的なお金や財産かもしれませんし、仲の良い家族や愛し愛されるパートナーシップかもしれません。
志望校に合格したり、仕事で成功していることかもしれません。
こんなに幸せだなんて、嫉妬されるかもしれない。
嫉妬されたら意地悪をされるんじゃないか、何を言われ何をされるか分からないので怖い、なんて思うことがあるかもしれません。
「嫉妬される怖れ」を感じる原因
幸せを手に入れた人が、みんな嫉妬される怖れを感じているわけではないでしょう。
私たちには自分がやっていることは他人からもやられるだろうと感じる心のしくみがあります。
自分が嫉妬をしているなんて、あまり気分のいいものではないですから、誰でも認めたくないものかもしれませんけれど、
嫉妬されるのではと感じやすい人は、他人に嫉妬をしやすい人と言えるかもしれません。
もしも自分より幸せそうな人、自分より優れている人、恵まれている人などがいたら、面白くないなと思うことってありませんか?
なによあの人ばかり、って思いませんか?
そんなふうに嫉妬するのは、誰にでも普通にありそうですよね。
「嫉妬される怖れ」への対処法
他人に嫉妬しやすいことが「嫉妬される怖れ」を感じる原因だとしたら、嫉妬しないことが一番の対策かもしれません。
とはいえ、今日から急に「嫉妬しない私になる」というのは、難しいかもしれないですね。
嫉妬そのものをやめるのではなく、怖れにつながる「陰湿な嫉妬」をやめるほうがいいかもしれません。
明るくかわいい嫉妬
他人に嫉妬をするとき、メラメラと嫉妬の炎が燃えるように感じると、そんな自分が怖いと思ったりしませんか?
同じように他人から嫉妬されたら怖いですよねぇ。
自分が嫉妬してしまうときに、こわ〜い嫉妬ではなく、明るくかわいい嫉妬ができれば、他人からの嫉妬もたいして怖くなくなるかもしれません。
明るくかわいい嫉妬なんて、あり得るのでしょうか。
ジェラです
以前テレビでお笑いタレントの出川哲朗さんが、たしか売れっ子芸人さんへの嫉妬心を表現するのに「ジェラです!」と明るくおっしゃっていました。
ジェラはジェラシー(嫉妬)の略だと思うのですが、すごく爽やかで素敵な嫉妬の表現だと感動したのを覚えています。
明るい嫉妬は相手へのリスペクトも表現されるように私は思います。
嫉妬している本人も嫉妬される側も、さらには周りの人でさえも、いい気分を感じられるかもしれません。
直球で「うらやましいです!」とか「嫉妬しちゃいます」なんておっしゃる方もいらっしゃいます。
明るくかわいく爽やかに、あなたなりに工夫して、嫉妬していることを表現できたらいいですね。