みなさま、こんにちは。
カウンセリングサービスの帆南尚美です。
私はかつて「執着」という言葉が嫌いでした。
今も好きな言葉ではありませんが、当時は「執着している」と言われると、私の性格がベタベタな粘着気質のようで、相手が嫌がっているのに追いすがっているような自分を感じていたので、自分が情けなく、汚らわしく、価値のない存在に思えたからなんです。
みなさんも、ご自身が過去の人を忘れられなかったりして、執着しているんじゃないかなと感じることがあるかもしれませんが、そういうときにご自身をどう思いますか?
いつまでも忘れられないなんて、ほんとに私ってダメだな、と思うかもしれませんし、
あんなに素敵な人と別れてしまったなんて、あのときもっとああしておけばよかったなどとクヨクヨするかもしれません。
いまだに当時を思い出すと胸が苦しくなるなんて、この心の傷は一生癒えることはないし、二度と恋愛はできないだろう、などと思うかもしれません。
こんなことなら、あの人に出会わなければよかった。
そういうことを思ってしまうのは、仕方ないことだと思うのです。
でもですね、本当にその人に出会わなければ良かったんでしょうか。
その人のおかげで、それまで経験したことのない、ドキドキやワクワクを感じ、今まで使ったことのない表情筋を使いまくったかのように笑顔になって、この人と一緒なら何でもできそうなくらい、心が自由になるのを感じませんでしたか?
その経験は無駄だったんでしょうか。
あなたの人生に無かったほうが良かったんでしょうか。
私は、それほど執着するくらい大好きになれる素敵な人に出会えたことは、奇跡だと思うんです。
だからもちろんその出会いは無駄ではなかったと思うのです。
もしすでにその人とはもう会えないとしても、その出会いを無かったことにするのではなくて、その人に教えてもらった喜びや心躍る体験があったからこそ、より素晴らしい出会いを見つけられるあなたに成長したはずなのです。
そのことに感謝しながら、本当の幸せを手に入れてみませんか。
以前ニコニコ生放送に出させていただいたときのレクチャー動画が、YouTube「神戸メンタルサービスチャンネル」で公開されました。
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