みなさんは、お付き合いしている彼が、ありがたいことにあなたにベタ惚れで、愛してくれてるなとは思うけれど、なぜだかそんな彼とはお別れしたくなるという恋愛を繰り返していませんか?
今日は、愛してくれる人と別れたくなる恋愛を繰り返す理由と対処法を、心理の側面から解説します。
目次
1.愛してくれる人と別れたくなる恋愛を繰り返す理由
●愛してくれる人と別れたくなる理由:これまでも愛さずにきた
○なぜ愛さずにきたのか?
・愛されるのが当たり前だと感じている
・愛し方を知らない
●愛してくれる人と別れたくなる理由:愛を受け取っていない
○愛を受け取るとは
○愛を受け取らない理由
・そもそも愛だと思っていない
・その愛は要らないから
・その愛は自分にはもったいないから
2.愛してくれる人と別れたくなる恋愛から卒業するための対処法
●彼が喜ぶことを探す
●当たり前の中に、彼への感謝ポイントを探す
3.愛し愛される関係を手に入れる秘訣は、相手の幸せを願って行動すること
1.愛してくれる人と別れたくなる恋愛を繰り返す理由
●愛してくれる人と別れたくなる理由:これまでも愛さずにきた
○なぜ愛さずにきたのか?
・愛されるのが当たり前だと感じている
・愛し方を知らない
●愛してくれる人と別れたくなる理由:愛を受け取っていない
○愛を受け取るとは
○愛を受け取らない理由
・そもそも愛だと思っていない
・その愛は要らないから
・その愛は自分にはもったいないから
2.愛してくれる人と別れたくなる恋愛から卒業するための対処法
●彼が喜ぶことを探す
●当たり前の中に、彼への感謝ポイントを探す
3.愛し愛される関係を手に入れる秘訣は、相手の幸せを願って行動すること
1.愛してくれる人と別れたくなる恋愛を繰り返す理由
愛してくれる人と別れたくなる恋愛を繰り返す理由について、心理の面から代表的なものをご紹介します。
●愛してくれる人と別れたくなる理由:これまでも愛さずにきた
愛してくれる人と別れたくなる理由として、まずは相手を「これまでも愛さずにきた」というものがあります。
そもそも人は、「愛する」ことで気分が良くなり、「愛さない」ことで気分が悪くなると心理学では考えられているのですね。
なので、彼を愛さずにきたとしたら、彼とのお付き合いは、ラブラブだった初期の頃を除き、たいして心躍らない時間だったと言えるのかもしれません。
○なぜ愛さずにきたのか?
お付き合いをしていたのだから、相手を好きだったときもあったはず。
なのに愛してくれる彼のことを、なぜこれまでも愛さずにきたのか、考えられる心理的な理由として、「愛されるのが当たり前だと感じている」場合と、「愛し方を知らない」場合との、2点を考えてみたいと思います。
・愛されるのが当たり前だと感じている
幼少期にとても愛されて育った場合など、愛されるのが当たり前だと感じてしまうことがあります。
愛されるのが当たり前だと感じる人は、親などが愛してくれたように、彼に対しても「あなたは愛する人」で「私は愛される人」という位置づけで恋愛をとらえてしまうことがあるのですね。
すると、彼が愛してくれることに有難みも感じにくく、ふたりの関係が深まりづらいと言えるかもしれません。
つまり親子関係のようになってしまうことがあり、愛されても、「つまらない」「だから何?」などと思ってしまうこともあるんですよね。
・愛し方を知らない
愛し方を知らないということも考えられます。
愛し方を知らない人は、幼少期に親などに愛されなかったと感じている場合もあれば、親にとても愛されたという場合もあるんですね。
どちらにしても、愛し方を学んでこなかったと言えると思うんです。
もちろん本人が悪いわけではないんですよ。
もちろん本人が悪いわけではないんですよ。
こういう方の中には、「好き」な気持ちや、ドキドキ感が「愛すること」だと思っているケースもあり、愛してくれる人と別れて、次はドキドキ感を感じられる「追う恋愛」に走ってしまうことも意外と多いようです。
ただし「追う恋愛」は、相手が愛してくれる人というより、思った通りに愛してくれない人だと感じることが多いので、「もっと~~してほしい」という欲求が満たされずに、苦しい思いをされることがあるかもしれません。
愛し方というのは、年齢を問わず学べることでもあるので、人生のどこかのタイミングで学ぶ機会があるといいですよね。
●愛してくれる人と別れたくなる理由:愛を受け取っていない
愛してくれる人と別れたくなるもうひとつの理由は、相手の愛を受け取っていないことがあげられます。
愛を受け取るとは、相手がどんな気持ちで自分のことを思い、幸せを願い、行動してくれているのかをしみじみ味わい、相手の言動を有難く思い、うれしく思うこと、などと言えるでしょうか。
愛を受け取る・受け取らないというのを、例をあげて説明させてください。
○愛を受け取るとは
例として、彼が100本のバラの花束を、プレゼントとしてあなたに差し出した、としましょう。
そのときのあなたの対応には、こんなことが考えられるでしょうか。
①「そんな花束は、いらないわ」と彼に突き返す。
②「ありがとう」と花束を受け取り、でもあまり嬉しくない・・と内心思う。
③ 「ありがとう」と嬉しそうに花束を受け取り、花なんて買ったこともない彼が、私のために花屋さんに行ってくれたんだ・・・きっと緊張したんだろうな~。バラの花も嬉しいけど、彼のその気持ちが嬉しいな~。ありがたいな~などと思う。
この中で彼の愛を受け取っているのはどれかというと・・・おそらく③番といえるんじゃないでしょうか。
①と②は、物理的に花束を受け取る・受け取らないの違いはあれど、どちらも彼の愛を受け取っていないという点では同じかもしれません。
愛を受け取るというのは、相手の言動の中にある愛に気づくこと、感謝すること、喜ぶこと。
ここでは花束という物理的なものを例にしましたが、彼のやさしい言葉がけや態度などなど、愛を受け取るか受け取らないかの対象には、色々なものがありますよね。
○愛を受け取らない理由
人が相手の愛を受け取らないのにも理由がありますので、それを見ていきましょう。
・そもそも愛だと思っていない
相手の言動に、愛があるとは思えていないというケースがあります。愛があると思えないと、相手の言動が「くだらないこと」や「迷惑なこと」などのように感じてしまうことがあるのですね。
・その愛は要らないから
相手の愛があると分かっていても、そんな愛は要らないと思えば受け取りたくもないでしょう。
好きでもない人にしつこくアプローチされたなどという場合はこれに当てはまるかもしれせん。
これも「迷惑」だと感じることがあるでしょう。
・その愛は自分にはもったいないから
相手の愛があると分かっていても、その愛は自分にとって相応しいものだと思えないときに、私たちは受け取れないことがあります。
バラ100本の花束を受け取るかどうかの判断基準として、差し出している彼を好きかどうか、バラの花が好きかどうかなどもありますが、バラの大きな花束をもらうことに自分は相応しいのか?という思いもあるでしょう。
たとえばバラ100本を男性にもらうのは、美しくて女性らしい人じゃないとね、などという潜在的な思いがあると、「そうじゃない私」はどうなんでしょうか?
その花束を受け取る価値がないのでは?と感じてしまうことがあるんですね。
そんなとき意識のうえでは、「私にはもったいのうございます」ではなく「迷惑だわ」などと思ってしまうことがあるのです。
○自分は愛を受け取っているかを知るには
ここまで、愛を受け取る・受け取らないという話をしてきましたが、いったい私は彼の愛を受け取っているのかしら、と思った方もいらっしゃるかもしれません。
上述のように、愛を受け取っていないと、相手の言動が「迷惑だ」「くだらない」などと感じてしまうことが多いのです。
ということは、彼がやってくれることを喜べないとか、文句を言いたくなるときには、もしかしたら自分は彼の愛を受け取っていないのかもしれないな、と考えてみることもできますよね。
2.愛してくれる人と別れたくなる恋愛から卒業するための対処法
愛してくれる人と別れたくなる恋愛から卒業したいとしたら、次のことを試してみることをおすすめします。
いずれも必死にならずに、できれば楽しみつつ、少しずつ、でも継続してやってみるのがいいかもしれません。
●彼が喜ぶことを探す
彼が喜ぶことを探してみましょう。そもそも彼は何に喜びを感じるのか、
お付き合いしてきた二人であっても、実はそんなことも知らずにこれまでやってきた、なんてことは、意外と多いものなんですよ。
●当たり前の中に、彼への感謝ポイントを探す
普段当たり前になっている二人のやり取りの中には、彼に感謝できるポイントがいくらでもある、と考えることもできます。
今日あなたは彼に何を感謝できそうでしょうか。
3.愛し愛される関係を手に入れる秘訣は、相手の幸せを願って行動すること
愛し愛される関係を手に入れる秘訣は、相手の幸せを願って行動することです。
そして同じように、あなた自身の幸せを願って行動することでもあります。
言葉で言うのは簡単ですが、実際にやろうとすると、なかなかうまくいきませんよね。
頭ではわかるけど、「私だって彼にやって欲しいことがある」し、「彼を幸せにしようとすると、自分が置いてきぼりになりそう」などと感じるかも。
頭で理解できることが行動に移せないとき、私たちの心がブレーキを踏んで、行動しないように自分を抑え込んでいると考えることができるんです。
そんな行動したらダメだよ!って心が叫んでいるのかも。なぜなんでしょうか。
きっとその答えは、あなたの心の中にあるはずです。
きっとその答えは、あなたの心の中にあるはずです。
カウンセリングでは、じっくりゆっくりとあなたのお話をうかがいながら、あなたが自分の心と向き合うサポートや、ひとつずつ心のブレーキを外せるようなお手伝いをすることもあるんですね。
大切な人を心から愛し、その愛を受け止めてもらうこと、そして相手からも大切にされ愛されていることを実感する恋愛は、あなたにとってどんなイメージでしょうか。
色、匂い、手触りなど、あなたが幸せだな、と感じられる恋愛を心にイメージしながら、それを手に入れていってくださいね。
ご参考になりましたら幸いです。