薬ぎらいの夫がワクチン副反応に苦しんでる話

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こんな世の中ですが、おかげさまで毎日健康に過ごしています。
一昨日夫がコロナのワクチン2回目を接種して、副反応なのか、昨日から体調不良で寝込んでいます。
接種に行ったクリニックが、副反応が出たときのオススメの薬のリストをくれたようで、見てみるとリストに書かれた市販薬がたまたま家にあったのです。
先ほどから、夫がとても具合が悪そうでして、聞くと「肩が異常に痛い」といいます。
早速ネットで調べてみると、副反応のひとつとして肩が痛くなることがあるという記事を見つけました。
私は、それならば副反応に良いと言われている薬を飲めばいいだろうと思い、夫に「イブ(市販薬の名前)あるから飲めば?」と言ったのですが、
夫は「いらない」と言って飲みません。
ならばおとなしくしてくれればいいものを、夫は寝室とリビングを行ったり来たりしながら、「肩が痛い。あぁ肩が痛い。」と言います。
私は、うるさいなぁ、と思いながら、もう一度「イブ飲めばいいじゃない。」と言ったのですが、やはり「いらない」とのこと。
夫は薬ぎらいなのですが、肩の痛みの原因がきっとワクチンで、治すにはきっと市販薬が効きそうならば、さっさと飲んで楽になればいいのにと私は思うのです。
こんなとき、まったく意地っ張りの頭のかたいダンナだ!と思ってしまうものではありますが、
心を学んでいる者にとって、面白くない気分になっているときは、相手を責めるのではなくて、自分にその原因を求めるのが鉄則です。
私はなぜこんなに、私が何度もイブを飲めば?と言っているのに言うことを聞かない夫に苛立つのか?
すると、私は、私だったらこうするということ、つまり私だったら副反応が出たらさっさと薬を飲むということを、夫もすべきだと思っているので、そのようにしない夫にイライラしていることがわかりました。
ということは、私は夫の考え方(なるべく薬は飲みたくないということ)よりも、私の考え方の方が優れていると信じているようなものかもしれないのです。
ところが実際はどうでしょうか。
さっさと薬を飲むタイプと、
なるべく薬は飲まないタイプ。
どちらかが優れていることはないのです。
ただ、私はさっさと痛みが取れることが重要で、
夫は余計なものを体に入れないことが重要なのです。
それなのに、あなたはおかしいから私の言うことを聞けば良いのに、と思う私は、自分と自分以外の人(たいていは夫)の価値観が異なるということを受け入れていないわけなのです。
こうやって考えてみると、なんだかおかしいのは私か?ということに思い至るのです、、。
時々私は夫の価値観と私の価値観が同じであるべきという考え方をしてしまいます。
お互いの感情などの境目が分からなくなっている状態を心理学では癒着と言います。
夫は夫、私は私、と思い直すのでした。
このブログを書いているうちに、肩の痛みに耐えられなくなったのか、夫がまたリビングに出て来て、イブを飲んで寝室に消えていきました。
なんだかついガッツポーズを取ってしまった私でしたが、夫の価値観も大切にしようと思ったのでした。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
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