あなたは彼やダンナさんとの関係がうまくいかないときに、どこから手をつけて関係修復をしたらいいのか、悩むことはありませんか?
自分が何かを変えるべきなのか、と思いつつ、でも彼にだって色々と変わってほしいところがあるわけで。
自分ばっかり努力して変わるのは、不公平だと思うでしょうし、
彼だって努力すべきだし、誠意を見せてほしいと思って当然だと思うんですね。
ただし、それを言い出すと喧嘩になったり、いつも同じ文句を言ったりで前進しないなーと感じるかも。
そんなあなたに、彼との関係修復について心理の側面から、どこから手をつけたらいいのか迷ってしまう理由と、おすすめの関係修復の考え方をご紹介します。
目次
彼との関係修復に、どこから手をつけたらいいか迷う心理的理由
・関係修復したいけど、本当に修復できるのか自信がない
・効果的なところから手をつけたいが、問題がありすぎてよくわからない
・自分は変わりたいけど、それにより彼を喜ばせたくない
彼との関係修復のために知っておきたい、心にまつわる基本的な考え方~自分の存在価値を感じさせてくれる相手を愛する
・恋愛において「相手の喜びだと感じる」とは
・いつも上機嫌でいろ、ということではない〜「機嫌の良さ」の考え方
・注意!上機嫌のフリは逆効果
「だいたい機嫌がいい」自分を手に入れるには?〜対処法
・自分の機嫌の良し悪しに気づく
・機嫌が良いときに、表現する
なんで私ばかり?という思いはあるものなのです
彼との関係修復の秘訣は、あなたの上機嫌を大切に彼に向けてみること
彼との関係修復に、どこから手をつけたらいいか迷う心理的理由
・関係修復したいけど、本当に修復できるのか自信がない
・効果的なところから手をつけたいが、問題がありすぎてよくわからない
・自分は変わりたいけど、それにより彼を喜ばせたくない
彼との関係修復のために知っておきたい、心にまつわる基本的な考え方~自分の存在価値を感じさせてくれる相手を愛する
・恋愛において「相手の喜びだと感じる」とは
・いつも上機嫌でいろ、ということではない〜「機嫌の良さ」の考え方
・注意!上機嫌のフリは逆効果
「だいたい機嫌がいい」自分を手に入れるには?〜対処法
・自分の機嫌の良し悪しに気づく
・機嫌が良いときに、表現する
なんで私ばかり?という思いはあるものなのです
彼との関係修復の秘訣は、あなたの上機嫌を大切に彼に向けてみること
彼との関係修復に、どこから手をつけたらいいか迷う心理的理由
彼との関係修復にどこから手をつけたらいいか迷う心理的理由には、様々な相反する思いがある、ということがあげられます。
・関係修復したいけど、本当に修復できるのか自信がない
まずは、彼との関係を修復したいけど、本当に修復できるのか自信がないというものです。
ここ数日だけ仲が悪いというような短期間の問題ではなく、数か月や数年にわたってほぼ口をきかないとか、事務連絡しかしない、などということもあると思うんですね。
特に結婚されている場合や一緒に暮らしている場合は、当初は仲良しだったはずが、時間がたつにつれて喧嘩をするようになり、喧嘩を回避しようとすると会話をしないのが一番良さそうだ、などという結論に達してしまった、という方もいらっしゃるはず。
できれば昔みたいに仲良くしたいけど、実際は無理なんじゃないの?なんて思ってしまうのではないでしょうか。
・効果的なところから手をつけたいが、問題がありすぎてよくわからない
彼との関係修復をするならば、効果的なところから手をつけたいと思うものかもしれません。普段から効率を重視してお仕事や生活をされているとしたら尚更です。
しかし問題がありすぎて、どこから手をつけたらいいのかわからないということもありますよね。
自分についても変えていきたい・変わりたいという思いもあれば、彼に変わってもらいたいという思いもあり、もはや何が一番の問題なのかもわからず、茫然としてしまうこともあるかもしれません。
・自分は変わりたいけど、それにより彼を喜ばせたくない
彼との関係を修復するために、何かしら自分も変わりたいけど、自分が変わることで彼を喜ばせたくないという思いも感じるかもしれません。
私たちの気持ちというのは、単純にひとつのことだけを思っているわけではありません。
相反することを同時に感じていることもあるのですね。
ですから、彼をまだ好きだし大切にしたい気持ちはあるけれど、自分が変わって彼が喜ぶのは癪(しゃく)だと感じてしまうこともあるものです。
自分が負けてしまうような、彼より弱い立場に置かれるような、みじめになるような。
それだけは絶対に嫌だ!と思うこともあるのですね。
彼との関係修復のために知っておきたい、心にまつわる基本的な考え方~自分の存在価値を感じさせてくれる相手を愛する
彼との関係修復のために知っておきたい、心にまつわる基本的な考え方として、
「人は、自分が相手の喜びだと感じられるときに、自分の存在価値を感じる」
ということ。そして
「自分の存在価値を感じさせてくれる相手を愛する」
というものです。
簡単な例で説明しますね。
あなたが田舎のおばあちゃんから送ってもらったリンゴを、友だちにおすそ分けしたとします。
「わぁ!リンゴ大好き!どうもありがとう!」と大喜びの友人Aさんと、
「ありがとう」と顔色ひとつ変えずに礼を言った友人Bさん。
どちらがあなたの気分がいいかというと、多くの場合大喜びのAさんではないでしょうか。
もちろん大喜びしないBさんにも事情はあるはずですが。
自分が言ったこと・やったこと(この場合はリンゴをあげたこと)に対して、相手が喜んでくれたり肯定的な態度を見せてくれたときに、私たちは「自分が相手の喜びになれた」つまり、(大袈裟に思えるかもしれませんが)自分が存在する価値があったと喜びを感じ、そんな喜びを感じさせてくれた相手に好意を感じるというものなのですね。
・恋愛において「相手の喜びだと感じる」とは
恋愛において「相手の喜びだと感じる」とは、細かく言えばその例は様々ですが、まとめて言うならば、
彼と一緒にいるとき、あなたの機嫌がいいと、彼は彼自身があなたの喜びになれていると感じるので、とても気分がよく、あなたに好意的になる
ということです。
あえて、うがったとらえ方をするならば、
相手がニコニコしていると、その理由を勝手に「自分といるから機嫌がいいんだな」と感じて嬉しくなる、とも言えるでしょうが、
これは人間誰でもが感じることなので、彼が単純だからそんな風に感じるんじゃないの?とか、そういう話ではないんですね。念のため。
・いつも上機嫌でいろ、ということではない〜「機嫌の良さ」の考え方
あなたが機嫌がいいと彼は嬉しい、とはいえ、いつも上機嫌でいろということではないのですね。
そもそも何があってもニコニコしているなんて、人間誰しもできません。
機嫌の良さについて考えるときに大切なのは、彼と一緒のとき、「だいたい」機嫌がいいということです。
喧嘩をしてもいいのです。
怒りをぶつけてしまうこともあるでしょう。
でも、その後すぐに仲直りをしたり、謝ったり、気分の立て直しができることと言えるでしょう。
・注意!上機嫌のフリは逆効果
ここで注意したいのは、上機嫌のフリは逆効果ということです。
なぜなら上機嫌のフリは、不機嫌な気分を抑圧することになるから。
抑圧された感情は、なくなりません。つまり不機嫌を抑圧しても、不機嫌な感情は心の中から消えないのです。
そして、あるとき抑圧した感情は爆発してしまうので、上機嫌のフリは不機嫌を作り出してしまうので逆効果である、と言えるのですね。
また、フリをしていると、私たちは相手に嘘をついていると感じて、そんな自分を良くないものであるかのように感じてしまうことがあるのです。
フリをして彼が嬉しそうにしていても、あなたの本心では嬉しくないし、騙されている彼を馬鹿にしてしまったり、騙しているような自分のことを悪い人間であるかのように扱ってしまうことがあるので、良い気分からどんどん遠ざかってしまうとも言えるのですね。
「だいたい機嫌がいい」自分を手に入れるには?〜対処法
彼といるときに、だいたいいつも機嫌がいいあなたになってみようと思うならば、対処法として以下を試してみるといいでしょう。
・自分の機嫌の良し悪しに気づく
まずは、自分の機嫌の良し悪しに気づいてみようと思ってみるのがおすすめです。
私たちは、長く付き合っている相手とは、それほど緊張せずにいられるものの、そのぶん相手と一緒にいるときの自分の気分に無頓着になりやすいといえます。
もちろん機嫌が悪いときにはそれ相当の事情があるものですが、
実は機嫌が悪いわけでもないのに、相手が何か言ったときの返事や対応が、とてもぶっきらぼうになってしまうこともあるかもしれません。
もちろん慣れた相手には慣れた態度で接するものですし、「それが私のやり方」と思うこともあると思います。
とはいえ、うまく行かないときには、やはり微調整をしながら二人の関係を維持していくものではないかと、私は考えているのですよね。
そんな微調整のひとつが、自分の機嫌の良し悪しに意識を向けてみることなんです。
特に「機嫌の良いとき」に、できれば自分で気づけるようになると、次の対処法に進みやすいのです。
・機嫌が良いときに、表現する
次の対処法は、機嫌が良いときにそれを表現する、ということです。
彼との間で、あなたはどんなときに機嫌がよくなりますか?
そのとき、どんなふうに表現していますか?
そのとき、どんなふうに表現していますか?
付き合い始めた頃は、彼の一挙手一投足を喜んでいたとしても、今となっては、たいして機嫌がよくなることが見つからないなんて思う方もいらっしゃるかもしれません。
私たちは誰でも色んなことに慣れてしまうので、かつて喜んでいたことであっても、今は当たり前だと感じてしまうものですよね。
とはいえ、その当たり前の中に、彼のやさしさや気遣いが実は隠れているとも言えるでしょう。
そして、その当たり前の中にも、実はあなたは、彼のやさしさや気遣いに気づいていらっしゃるのではありませんか?
ただあまりに日常になり過ぎて、わざわざ自分のその気づきを、言葉や態度で彼に表現しようとはしていないのかもしれません。
恥ずかしいような、今さらという感じもありますでしょうし。
でもあえて、その当たり前としてあなたが反応しなくなってしまった彼のやさしさや気遣いにたいして、彼にあなたの気持ちを表現するのがおすすめです。
つまり、わずかであってもあなたの機嫌がよくなることがあれば、その機嫌の良さを表現するのです。
たとえば、当たり前なことに「ありがとう」を言ってみるのもいいでしょう。
聞きなれた冗談に笑顔で応えたり、気遣いを感じられたときに、うれしそうな顔を向けたり。
そんなあなたの表現のひとつひとつが、彼が生きる糧(かて)になるなんて、考えたことありますか?
あなたの上機嫌が彼の存在価値につながるとしたら、あなたの笑顔は、彼に生きる力を与えるものと考えることができるでしょう。
なんで私ばかり?という思いはあるものなのです
彼との関係修復に、できることは様々あれど、「なんで私ばかり?」という思いはいつも付きまとうものでしょう。
そりゃあ、「彼だってもっと私に感謝すべき」とか、「もっと上機嫌になれ」などと感じますよ。パートナーシップはお互い様ですから。
もちろんお互いに同じように努力して関係修復に向き合えれば何よりですが、私がカウンセラーとして多くのご夫婦やカップルのご相談を受けた経験、そして私自身が夫との関係修復に成功した経験によれば、どちらか片方がまずはリーダーシップを取るほうが、物事は進みやすいと言えると思います。
関係修復のリーダーは、思い立ったあなたであると言えますよ。
もちろんひとりでは不安なこともあるでしょう。そういうときは、信頼できる人や、私たちカウンセラーを頼ってくださいね。
彼との関係修復の秘訣は、あなたの上機嫌を大切に彼に向けてみること
彼との関係修復の秘訣は、あなたの心からの上機嫌を、大切に彼に向けてみることです。
とはいえ、「そう簡単に心からの上機嫌になれない」とか、「彼に満たしてほしいニーズがいっぱいある」などと感じることもあると思うんです。
そんなときは、彼との関係修復ももちろん大事ですが、自分の心と向き合い、自分自身との関係修復に取り組むのがおすすめです。
私たちは、自分の心に余裕があるときしか、他者のことを思いやれません。
あなたの心が何によって余裕がなくなっているのかを見つけて、その原因となるものを癒し、心を軽くしてあげると、
「私を見て」「私は助けが必要」「私は損ばかりしている」などという思いがどんどん軽減されていくでしょう。
そうやって、余裕をもてた心であらためて彼と向き合い、関係修復を進めるという方法もありますよ。
何かのご参考になりましたら幸いです。