ひとりぼっちだなぁ、と思うとき。孤独をやめる「ひとり夏合宿」:オンラインワークショップの使い方

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こんにちは。

この間の週末は、母校であるカウンセラー養成コースの3日間ワークショップがオンラインで開催されまして、120名を優に超える参加者の方々とお会いしました。

もともとコロナ禍以前も、そのくらいの規模で大きな会場に集まってやっていたのですが、

コロナの影響でオンライン開催となったのです。

オンラインのワークということは、私もその他の皆さんも、たいてい自宅から参加するんですよね。ひとりで。

「私はここにいて、みんなはそっち(画面の向こう)にいる。」

そう思ったとしたら、やけに寂しいわけです。

それはオンラインでなくても同じで、

以前私は複数の人たちと一緒にいると、必ず私だけ輪の外だと思いました。蚊帳の外にいる感じってやつですね。
みんなは楽しそうだけど、私だけ違う。
私はひとり。

グループで行動することが嫌いで、それは自分だけひとりぼっちだということを感じるのが辛かったからだと思います。

ところが、今はそのひとりぼっち感がなくなり、先日のオンラインワークショップでも、3日間いろんな人と出会うことに忙しくて、楽しく嬉しい時間を満喫しました。

何度かそのようなオンラインのワークショップに参加してみて思ったことは、

人見知りさんだったり、恥ずかしがり屋さんだったり、自分なんて誰からも相手にされないだろうとか、皆さんどうぞどうぞと遠慮がちな人にとっては、
オンラインのワークショップは孤独をやめる練習にうってつけだということです。
孤独をやめる練習。
それは本当に練習であって、何度もやっているうちにできるようになると私は自分の経験から強く思います。
もしも、多くの人が参加するオンラインのセミナーなどがあったら、ぜひ練習場所として活用してみてくださいね。
孤独をやめる練習その1〜自分と会話しない
人の輪に入れない気がするとき、多くの場合なにを考えているかというと、
実際に話している会話の内容とは全く別のところで、
◯◯さんは話が上手だからいいよね。
あの人は美人さんだから、何を言っても許されるんだな。
X Xさんは優しさがにじみ出てるから、みんなこの人のことが好きなんだろうな。
と、「でも私はみんなに好かれていないよね。」ということを、自分と会話していることがあります。
目の前に人がいるのに、心を通わせているのは自分だけ。
それでは孤独を感じてしまうのも当然なのかもしれません。
自分との会話は、自分を見つめるという意味では必要なこともあるとは思いますが、
それを今、誰かと一緒にいるときにやらなくてもいいのではないでしょうか。
自分と会話してるな、とか、意識が内側に向いているな、と思ったら、それは後でひとりになったときにしよう、と思ってみてほしいのです。
そして、いま目の前に人がいることを思い出しましょう^ ^

孤独をやめる練習その2〜好きそうな人を観察する
オンラインのいいところ。
それは、自分の好きな人だけを見ていても大丈夫なところかもしれません。自分が誰を凝視しているのか誰にも分かりませんから、誰にも怪しまれません^_^
別に大して好きな人はいないよと思ったとしても、
なんだかこの人は感じがいいなとか、
この人嫌いじゃないな、
という人はいると思うのです。
そういう人を見つけたら、
その人のお顔が映っている画面をよーく観察してみてほしいのです。
その人の何が、あなたに「好きかも」と思わせたのでしょうか?
顔の表情?だとしたら、どんな表情?
それを褒めるとしたら、何て言って褒めてあげられるかな?
かわいい?素敵?美しい?ほっとする?他には?
あるいは背景に見えるお部屋が素敵だと思うこともあるかもしれません。
だとしたら、何が素敵なんでしょうね?
額縁に飾られた絵?
掛け軸に書かれた言葉?
カーテンの柄?
インテリアのセンス?
何でも気づいたことでいいのですが、
この人いいな、なぜなら・・・
そんなことを、ひとりずつやってみると、人の良さを見る練習にもなるし、
自分という人間がどのようなものが好きで、何にポジティブな反応をするのかがわかるので、
新しい発見もあるかもしれません。
孤独をやめる練習その3〜声をかけてみる
人に声をかけることに抵抗がない人は、孤独に悩むことは少ないかもしれません。
私なんかが声をかけても嬉しくないよね、とか、
迷惑にならないかな、とか思うかもしれないけれど、
それは孤独をやめる練習その1でやめてもらって、^_^
孤独をやめる練習その3では、実際に声をかけてみます。
えーーっ何を言えばいいか分からない!と後ろを向いてしまいたくなるかもしれませんが、
そのときに役に立つのが、
孤独をやめる練習その2です。
好きそうな人を観察しましたよね?
ひとつやふたつ、いいなと思ったことがあったんじゃないでしょうか。
それを伝えてあげるだけなのです。
私が先日参加したオンラインのワークショップでは、10人くらいのグループを作って、あるお題について話すこともあれば、ワークショップが終わってからの
オンライン飲み会などで話をすることもありました。
誰でも一度と言わず何度でも、発言する機会があるのです。
そんなときに、あなたが思った誰かのいいところを伝えてあげるのです。
それはたった一言でもいいし、
美しく整った文でなくてもいいし、
脈略がおかしくても構わないのです。
私の場合、緊張すると言葉が出なくなるので、いつも大抵とても短い言葉で伝えてしまいますが、それでも何としても伝えようとしています。
あなたがある人をいいなと思ってそれを伝えてみる。
すると、相手の人はどんな顔をしますか?
これもまた観察してみましょう。
恥ずかしそうに照れているかもしれないし、
ドヤ顔かもしれないし、
驚いているかもしれません。
でもみんな、嬉しそうではありませんか?
いや嬉しいに決まっています。
だって、みんなあなたに褒められたら嬉しいんですから。
どう褒められたら嬉しい、ではなくて、あなたが好意を持ってくれたことが嬉しいのです。
そして、あなたに褒められた人だけでなく、あなたが誰かに好意を送ったのを見たり聞いたりした周りの人たちもほっこりします。
なぜならあなたがした、誰かに愛を届けるという美しい行為は、周りの人たちに愛の温かさを感じさせてあげるから。
そんなふうに、あなたの言葉で誰かが喜んでくれることを何度も経験してほしいのです。
そしてそのとき、あなたは孤独ではないはずです。
オンラインワークショップ〜またの機会があるといいですね
上記のような孤独をやめる練習も、3日間のオンラインワークショップでやれば、もうそれは本格的な夏合宿です。
朝から晩までやれば、やり切った自分が「なんか変わった」と実感できるんじゃないでしょうか。
あー、これを3日間オンラインワークショップが開催される前にブログに書けば良かった、、、と思っておりますが(^_^;)
きっとまた機会があると思うので、そのときにでもぜひお試しくださいね。
そしてオンラインでなかったとしても、孤独をやめる練習は基本的には同じです。
「意識を内から外に向けて、人の良いところを見つけ、伝えてみる。」
大事なことは、上手くできなくてもいいからやってみる、続ける、ということだと私は思っています。
人の良いところを伝えてその人が喜んでくれると、誰かとつながることの嬉しさが、自分の心の中で、非常に小さくぼんやりした線香花火くらいの明かりが灯るように私は感じました。
そして、最初はその明かりは消えそうに小さかったけど、もう一度感じたい、もっと頻繁に感じたい、もっと強く感じたい、なんて思うようになった気がします。
もし今、ひとりぼっちだなぁ、と思うことがあるとしたら、
人とつながることで心の明かりを感じたいな、という、あなたの心の声かもしれませんね。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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