今日、父の88歳の誕生日でした。
今までも、誕生日だからといって特別にお祝いしてこなかったのだから、
88歳だからといって、急に家族みんなで集まってお祝いすると、
なんだか良くないことが起きるかもしれず、それは嫌なので、パーティーはやりません。by 母。
とはいえ、米寿のお祝いなので、ケーキを買って実家に行ってきました。
姉は今日は仕事があるため、数日前にプレゼントを持ってやってきたとのこと。
半・引きこもりの兄は、自室から出て来ず。
両親と私で、お寿司をもくもくと食べました。
食事の途中、お茶を入れるために母が席を立つと、話題がなくなる父と私。
以前なら居心地悪い~~~と、思っていたと思うのですが、
今はそれでも大好きだよ、と父を温かく見ることができます。
本当は今日父と話そうと思っていたことがあったのだけれど、やっぱり恥ずかしくて口に出せませんでした。
代わりに母にその話を聞いてもらって、私の子どもの頃からのモヤモヤしていた霧が晴れたような気がしました。
ずっと父のことが好きだったのです。
もちろん母のことも。
そんなシンプルな「好き」を認められるようになって、ようやく私の心が穏やかになってきました。
ありがとう。ありがとう。私の大好きな両親。
母と話していたら、父が隣の部屋からやってきて、母の肩に手を置いて、肩もみし始めました。
父も母も笑顔です。
なんて仲良しな二人なんだろう。
私もあなたたちのような、素敵な老いを迎えたい。
ずっと反面教師だと思っていた二人が、今は私のヴィジョンです。
どうかこれからも、元気で仲良く、明るく、エンジョイしてくださいませ。