素敵な自分になる

カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
お盆の時期、久しぶりに会った友人の雰囲気がガラッと変わっていた、などということがあるかと思います。
いつも地味だった人がとてもおしゃれな服装になっていて趣味が変わったの？と思ったり
いつも暗い表情に見えた人がメイクも華やかでとてもいい笑顔、もしや彼氏ができたの？と思ったとか。
誰かが変わったな、と思うとき、内面であれ外見であれ、私たちがときに自分で自分を制限する「これが私らしい」というものに対する変化が起きているのかもしれません。
たとえば、
洋服は地味な色。
スカートは一切はかずにパンツのみ。
笑うときは表情をあまり崩さない。
どことなく自信の無いような目つき。
歩き方はうつむき加減で背中を丸める。
これらは全てつい数年前まで私が持っていた外見の「私らしさ」でした。
外見とはいえ、実は全て私の心の制限が表に現れたものだったように思います。
あるとき出張に行った先で、現地の同僚と出かけていたところ、天気の急変で気温が下がり、震えるように寒くなりました。
現地の方はそういう気候に慣れているようで、あまり気にしていないようでしたが、私は寒くてぶるぶると体を震わせていました。
すると同僚の女性が、ご自分のコートを私に差し出して、「これを着て寒さをしのいで」　と言ってくださいました。
私は、ありがたい！と思ったものの、そのコートを見て、受け取ろうとした手を思わず引っ込めました。
彼女のコートはとてもおしゃれで、私が着たことのないような派手なデザインでした。
一度こんな素敵なものを着てみたいと思っていたようなコートでした。
ところが私は、自分があまりに地味で貧相でダサいためその素敵なコートには釣り合わないと思い、コートをお借りするのはやめ、丁寧にお断りしました。
彼女は、そんなに寒そうなのに大丈夫？と、怪訝そうでした。
私は、女性らしいとか、美しいとか、華やかとか、人目をひくとか、そういうものを全て自分には合わないものと思い、禁止していました。
そしていつも「この程度で充分」と思い、それが私らしいと思っていました。
この程度、という自分は、あまり好きではありませんでした。
「私らしさ」は、私が気に入っている「私らしさ」でありたいな、と今は思います。
自分の好きではない「私らしさ」は、できれば手放して、自分を輝かせるものを「私らしい」として手に入れていくと、自分を好きになっていくのではないかな、と私は思います。
今の自分らしさのうち、気に入らないものはありますか？
気に入らないものを持ち続けているとしたら、素敵な自分になることを許してみませんか？