カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
私は初めてお会いした人と楽しく話して食事をしたりお酒を飲んだりするのは好きなのですが、2回め以降にお会いするのが苦手でした。
初めてのときはあんなに盛り上がって楽しい時間を過ごしたのに、次に道ですれ違うことがあると、できればその人に声をかけられないよう、見つからないように隠れて歩きました。
たとえ声をかけられても、急いでもいないのに急いでいるかのように立ち去ることがよくありました。
初めて会うときは、自己紹介から始まりそれなりに話すことがあるのですが、2回目となると、私は薄っぺらで空っぽの人間なので、話すことが全くないので困ると思っていました。
こんな空っぽの人間であることを知られるのも嫌だったし、何も話せない自分のこともつまらないダメなヤツだと思い嫌っていました。
いつ誰と会っても、色々な話題を提供して皆を楽しませられる人はすごいなぁ、いいなぁ、と思っていました。
自分はそうなれないから、人と話す価値もない人間だと思っていました。
あるとき、そんな話を知人にしたときに、話題を提供する人には提供してもらえばいい、でも君には別のやり方があるでしょ、と言われました。
私のやり方・・・。
私は今どきのホットな話題には疎いけれど、誰かが提供してくれた話をもっと深く聞いてみたり、それについて何を考えるのかを話すのは好きでした。
そして、そうすることで楽しんでくれたり、喜んでくれる人もいることを知りました。
頭の中に話のネタを豊富に蓄積していないので、空っぽな人間であると自分では思っていたけれど、
誰かに提供された話題を料理したりすることは嫌いではありませんでした。
私は、自分が得意でないことにばかり気が向いていて、こんな私ではダメだと思っていましたが、
その裏には私ならではの得意分野もあったのだということに気づきました。
ダメなところに注目していると、いつまでたってもダメな私ですが、
少し見方を変えるだけで、私には私の才能があると気づいた経験でした。
私たちは、自分のネガティブな面を見つけるのは得意なのかもしれませんが、
それと同時に存在している自分の才能にはなかなか気づきにくいのかもしれません。
もし自分はこういうことが苦手だな、というものがあったとしたら、才能を見つけるチャンスなのかもしれませんね。
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