期待せずに私から愛を表現する

カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
今日は義母が入所している老人介護施設に面会に行ってきました。
受付で面会手続きをしていたとき、遠くから「こんにちは!」という大きな声がしました。
見ると、リハビリの先生のような服を着た男性が、ニコニコしています。
誰?
私は咄嗟に私の周りを見回してみましたが、夕方ということもあり、受付周辺には誰もいませんでした。
あの人は私に挨拶したんだ!
あんなに遠くから、
全く知り合いでもない私に、
それも笑顔で!
私が挨拶をするときは、例えば道ですれ違うときならば、すれ違うギリギリまで待ちます。
そして、お互いに相手の存在を認識したことを確かめてから、おもむろに「こんにちは」と言うことが多いと思います。
それは、もし人違いだったり、相手が気づいてくれなかったりするのが嫌だからです。
気づいてくれないと、私の声が届かなかったのかな、とか、無視されたのかな、とか、無視されたのなら私は嫌われているのかしら、とか、ネガティブなことを考えてしまいそうになります。
なので、目の前まで来て、何があっても気づいてくれるだろうという距離を念入りに測っているのだろうと思います。
それでもたまに、思ったよりも自分の挨拶の声が小さく出てしまい、相手が気づいてくれないときなど、非常にガッカリします。
ですから、およそ15メートルも先から、見ず知らずの私に、それも笑顔で、そして大声で、挨拶をしてくれたリハビリ先生に、私は大変驚きました。
と同時に、「なんだか嬉しい」と思いました。
挨拶というのは、愛情の表現だと私は思っています。
見ず知らずの方の場合は、愛情というより「敵意が無いよ」という意味合いの方がしっくりとくるかもしれません。
どちらにせよ、相手への良い思いを伝える手段なのかな、と思うのですが、
それが、遠くから、大声で、笑顔で、となると、良い意味で「一方的」な気がします。
一方的というのは、「あなたが私を好きでも嫌いでもどちらでもいいです。ただし私はあなたが好きです。」と言われていることのような気がするのです。
そんな風にされると、嬉しいものなんだな、と思いました。
私は、良いな、と思うと早速自分もやってみたくなる性格です。
でも「遠くからの挨拶(= 一方的な愛情表現)」には特別な勇気が必要な気がするので、
私は近眼で相手の顔がよく見えないから、などという理由をつけてやらなかもしれません。
しかし、あの、リハビリ先生の挨拶が嬉しかった気持ちは心に残っているので、
相手の反応に一喜一憂せず、愛情を表現できるようになりたい、いや、なるぞ、と宣言しておこうと思います。
お寺さん

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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