素の自分を思い出す

カウンセリングサービスの帆南尚美です。

ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
いま、美容院に来ております。

もう20年近く通っている馴染みのお店なのですが、ふと、この美容院に初めて来た頃の自分を思い出していました。

私は当時、自分がどう見られるのか、ということばかり気にしていて、「きちんとしていなければ」という思いがとても強かったんです。

それは美容院だろうが、会社であろうが、近くのスーパーだろうが、同じでした。
どこへ出かけるにもバッチリとメイクをして、恥ずかしくない(と思われる)服を着ないと一歩も家の外に出てはいけないと思っていたので、ちょっと出かけるための準備にも時間がかかりました。

美容院では到着早々シャンプーをしてもらうのですが、シャンプー台に座るときの所作は見苦しくないか、両脚はきちんと揃えているか、シャンプーをして下さる方の、例えばお湯の温度は大丈夫ですか?という質問に感じ良く答えているか、など、一挙手一投足が自分へのテストのようでした。

そしてそのテストの合否は私自身が決めるのですが、合格しないと、私は自分ってダメだな、とか、あの人に悪く思われただろうな、とか、ダサい人間に思われただろうなとか、チクチク、チクチク、自分を責めました。

美容院はたいてい1時間以上の長丁場です。

その間美容師さんから話しかけられると、このテストが自動的に発動し、自分へのダメ出しに終わり、美容院を出る頃には疲れ切ってヘトヘトでした。

そして今日、朝起きたてのボサボサの髪に、ナチュラルメイクと言えばカッコいいけどほぼノーメイクで神奈川の自宅から東京の美容院まで電車に乗ってきました。(実は美容院に行くとはいえ、もう少し髪を整えてから家を出てきても良かったな、と思ったりもしましたが)
自身の所作にも、美容師さんからどう思われるかも、たいして興味がなく、美容院は自分がリラックスし、美容師さんとお互いが楽しめる会話をする楽しい時間になっています。

あれだけ人の目が気になり、あれだけ自分にテストを仕掛け、あれだけダメ出しをしていた私ですが、
今はそのようなことはほとんどやりません。

やる必要がなくなりました。

もちろんオシャレをすることはありますが、自分がそうしたいときだけ、するようになりました。
そもそも周りの人は、私がどんな格好をしていようが、大して興味がないことに気づいたのも一つですが、
もっと大きな理由として、私は私自身でいることを自分に許したんだと思います。

私たちは誰に何を言われようが、自分が自分を許さない限り、自分を責め続けるものかな、と私は思います。
いつも自信がないとか、自分を責めてしまうことが多いとき、私たちは、とかく自分のままであることが悪いこと、価値の無いことであるかのように思ってしまうのかもしれません。

そう思うに至った経緯は色々あると思いますが、多くは私たちが子どものころに自分で自分を悪い子なんだと思い込むようなきっかけがあったのだろうと思います。

そして、そのままずっと、自分を悪いと思い続けてしまうのかもしれないと私は思います。
しかし、本当に悪い子なんですか?と、大人になった自分で検証してみると、私たちは沢山の誤解を積み重ねていることに気付くはずです。

悪い子、愛されない子、価値のない子、そういう誤解をひとつずつ丁寧に扱って、本当は何も悪くない自分にもう一度向き合ってみると、もっともっと楽になれるのではと私は思います。

勇気は必要ですが、本当の、のびのびとした無邪気なあなたを、抱きしめてあげるほど大事にできる、そんなあなたに戻るお手伝いをさせて頂きたいなと思っています。
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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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