みんなが楽しそうだと気持ちが冷めてしまう~自分に冷や水を浴びせる心理

職場でも仲間内でも、みんなが楽しそうに話して盛り上がっていると、急に気持ちが冷めてしまい、自分は話に入らず一匹オオカミを決めたくなることがあるかもしれません。tanoshiso_small

「冷や水を浴びせる」という言葉があります。
意気込んでいる人に、まるで冷水をかけるように、元気を失わせるような言動をするとか、意気込みをくじくという意味ですが、他人に対してではなく、自分に冷や水を浴びせることもあるかもしれません。
みんなが楽しそうだと気持ちが冷めてしまう心理を解説します。
みんなが楽しそうだと気持ちが冷めてしまうときの心理
みんなが楽しそうに盛り上がっているときに、どのような冷や水を自分に浴びせているのでしょうか。
いくつか例をみてみましょう。

子供みたいでくだらない

そもそも複数人が集まってワイワイやるのが好きではない、という場合などに、楽しそうな様子をくだらないと思うことがあるかもしれません。
できれば一人や二人でしっとり、しっぽり、やれればいいのにと思うかもしれません。

TPOが適切じゃない

楽しそうにしている人たちを見聞きすると、TPO(時間や場所、場面)が適切じゃないと思い、批判的になるかもしれません。
「いま就業時間なんですけど」とか「ここでそんなに騒がないでほしいわ」などと思うこともあるでしょう。

理解できない人たちだ

キャーキャーと楽しそうに騒ぐ人たちは自分とは違う人種であるかのように感じ、まったく理解できないと思うこともあるかもしれません。
これらは相手への批判のようですが、相手に直接言うのでなく自分の心に留めておき、自分が楽しそうな人たちの仲間にならないように、自分に言い聞かせていると言えなくもないでしょう。

私には楽しいことはふさわしくない

楽しく幸せなことは私に似合わないとか、そんなキャラじゃないなど、ワイワイ・ウキウキすることを、自らはねつけてしまうこともあるかもしれません。
みんなが楽しそうだと気持ちが冷めてしまいやすい人に多く見られる特徴
楽しいことが嫌いなわけではないのに、みんなの楽しそうな話にはついていけないと思いやすいとしたら、このような特徴があるかもしれません。

あきらめやすい

これまで、いくら欲しても手に入らないことが多い場合、それが自分の努力不足ならまだしも、努力しても手に入らなかったとか、欲することさえ許されない環境だったという場合などに、楽しいことや面白いことが欲しいという思いに素直になれず、あきらめる癖がついていることがあるかもしれません。

楽しむことに無頓着

普段から真面目で正しいことをする一方で、意欲的に自分を楽しませようとしていないことがあるかもしれません。
休みの日も「やるべきこと」に勤しむか、何もせずにゴロゴロしているかのどちらかかもしれません。
楽しむことに申し訳なさやいけない事をしていると感じることもあるでしょう。

中心的なポジションが苦手

人の注目を集めるとか目立つということが苦手で、できるだけ表舞台に立たず隠れていたいと思うこともあるでしょう。みんなの笑顔の中心に自分がいることは、ふさわしくないという思いもあるかもしれません。
みんなが楽しそうだと気持ちが冷めてしまうときの対策
みんなが楽しそうだと気持ちが冷めてしまうとき、気持ちが冷めて嬉しいと感じる人は少ないのかもしれません。

楽しそうな人々の輪に入りたいのか、自分に問いかける

気持ちが冷めているからといって、楽しそうな人々の輪に入りたくないと感じていることばかりではないでしょう。
本当は仲間に入りたいのかな、そうでもないのかな、などと自分に問いかけ、自分の本心を自分で聴いてあげるといいかもしれません。
本心に耳を傾けるということは、自分自身を大切に扱うということでもあると言えるでしょう。

楽しそうな人々の良さに目を向ける

気持ちが冷めてしまうときは、どうしても批判的な気持ちを持ってしまいがちです。
批判的な気持ちは、それ自体が自分の気分を悪くする原因と言えるかもしれません。
そのようなときは、あえて相手の人たちの良いところ、たとえば「何かに夢中になるって素敵」でも「人の笑顔っていいな」でもなんでもいいので、良いところを探してみるといいのではないでしょうか。

中心にいなくていい

かつてクラスの人気者を中心としたグループと、それを遠くから見ていたグループがあったとしたら、遠くから見ていた人の中には「自分は人気者の取り巻きになりたくない」などと中心的なグループに対立したり敵視していたことがあるかもしれません。子どもの頃は、クラスの中心にいる人がスゴイと感じたかもしれず、中心にいない自分に劣等感を感じた人もいるかもしれません。
しかし大人になれば、人にはそれぞれの価値観があり、すべてが尊いものとして扱われるべきだと学んできたかもしれません。
中心にいないこともまた個性でもあり、好きずきであることを、あらためて考えてみてもいいかもしれません。

楽しそうなところに飛び込んでみる

私たちは、かつて自分が批判的な気持ちを感じていたような相手(楽しそうにワイワイしている人たちなど)の仲間に入ることには抵抗を感じるものです。
自分がそうだったように、もし私が仲間に入ったら誰かに批判をされるかもしれないと感じるからかもしれません。
しかし楽しそうにしている人たちに少しでも興味があるならば、勇気をもって飛び込んでみるのも手かもしれません。
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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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