【アメブロ記事】彼に話せていない秘密

こんにちは。カウンセリングサービスの帆南尚美です。

アメブロに記事を書きましたので、こちらでもご紹介します。
テーマは「彼に話せていない秘密」

パートナーに誠実であろうとすればするほど、秘密があることに苦しんでいる方は多いようです。

何かのご参考になりましたら嬉しいです。

「彼に話せていない秘密」

結婚していたり、長いお付き合いであったとしても、言えていない秘密というものがあるかもしれません。彼との間に秘密があるとしたら、それは覚悟を決めて彼に話したほうがいいのでしょうか?

話すか・話さないかの前に
パートナーに秘密があることで苦しいとき、愛し合っている二人なのに、自分が秘密を持っていることで、相手に対して不誠実であると思って苦しんでいることがあります。
そのため、誠実であるためには話した方がいいと思いながらも、話してしまうと二人の関係にひびが入る気がして話せず、かといって秘密を持ち続けるのも苦しい、というジレンマに陥ってしまうかもしれません。
秘密を話すか・話さないかは、すぐに答えが出るものではないと言えるのではないでしょうか。であれば、答えを出す前にその秘密について少し向き合ってみませんか?
どう自分を責めているのか
秘密に向き合うというのは、あなたが抱えている秘密が、どれほど悪いものであると「あなたが」思っているのかを把握することと言えるかもしれません。
秘密というからには、多くの場合、隠さなければいけないほどに「悪いもの」ではないでしょうか。
例として、かつて借金があったことを彼に言えていない女性がいたとします。そろそろ彼と結婚という話が出てきて、すでに借金は全額返し終わっているとはいえ、自分がお金遣いの荒い女性であると彼が知ったら、結婚が破談になってしまうのではないかと危惧していたとします。
この場合、彼女の秘密は「かつて借金を作ったこと」ですが、そのことを彼女自身がとても悪いことと思っていて、「借金をした自分はなんて最低なんだ」と思っているから彼に言えないのだと考えることができます。
ではなぜ、そんなに借金をした自分を悪いと思っているのでしょうか。
お金の使い方を知らない女性なんて、妻として不適切であると彼に思われるんじゃないだろうか、ということもあるかもしれませんが、彼が彼女をどう思うのか、ということの前に、彼女が彼女自身をどう責めているのかを考えてみるといいかもしれません。
当時買い物や趣味などにものすごくお金を使ってしまった私は最低、かもしれませんし、
当時付き合っていた男性に貢いでしまった私は馬鹿だ、かもしれません。
いったいどう自分を責めているのでしょうか。
その秘密は悪いこと?
自分を責めている点が分かったとしたら、次に考えるのは、それは本当に悪いことなのか、ということではないでしょうか。たとえば「当時、買い物や趣味などにものすごくお金を使ってしまった私は最低」と思っているとしたら、そんな私は本当に最低なのでしょうか?
買い物依存や、何かにお金を必要以上に使ってしまうとき、そうしなければならなかった心の内はどうなっていたのでしょうか。
毎日大好きな人に囲まれて楽しくて仕方のない人が、買い物に依存するでしょうか?
お金の使い方を相談できるような、頼れる人が近くにいたでしょうか?
きっとそうではなかったのではないでしょうか。
つまり当時の彼女は、お金を使うことでしか心を満たすことができないほど、辛くてしんどい孤独な時期を過ごしたのかもしれません。そんなふうに心が弱っていた自分を、悪いものとして扱わないでいただきたいのです。
大変だった時代があった。でも乗り越えた。
だとしたら、それは「黒歴史」ではなくて、問題に向かって努力した自分の「頑張った過去」であると言えるのかもしれません。
秘密が秘密でなくなるとき
どのような過去であったとしても、それを自分が責めているうちは、「悪いこと」であり、同じ過去を別の角度から見ることで「良いこと」や「頑張ったこと」「仕方のなかったこと」などにすることができるのではないでしょうか。
今まで秘密にしていたことが、心の底から「悪いことではない」と思えたとき、あなたはようやく選択ができるのだと思うのです。
悪いことではないから、彼に話す。
あるいは、
悪いことではないから、話さなくてもいい。
つまり、自分で悪いことではないと思えたとき、その秘密はもはや秘密ではなくなるので、話しても話さなくてもどちらでもよくなると思うのです。
大切なパートナーだからといっても、何を分かち合うべきか、好きに決めてよいと言えるのかもしれません。
たとえば今朝何時に目を覚まし、何時にトイレに入り、何時に朝ごはんを食べたかなんて、いちいちパートナーに報告する必要は、多くの場合ありませんよね。
話さないけれど、隠しているわけでもないのです。話す必要性が感じられないということかもしれません。もちろん聞かれれば、話してもいいと思うかもしれません。
秘密も同じで、悪いものを隠していると思うと苦しいのですが、秘密の裏に隠された「自分は最低だ」という認識を見直し、自分は悪くなかったと思えたときに、このまま話さなくてもいいし、話してもいい、と思えるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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