みんなと話したいのに、言葉が出てこない
人と話したいけど、うまく会話が続かない、話題がない、などということがあります。
みんなと話したいのに、言葉がでてこない心理を解説します。
良くないものは隠したい心理
私たちは、自分の良くないと思うところがあると、隠したくなりますよね。
太ってきたと思えば、ゆるゆるの服を来て体の線を隠そうとしますし、
おでこにニキビができればファンデーションの厚塗りで隠そうとするかもしれません。
心も同じで、自分のことを良いものと思っていないと、なんとかそんな自分を隠そうとします。
心はどうやって隠すのかというと、たとえば「演じる」とか「しゃべらない」という方法を取ることがあるのです。
演じる~良い子のふり
色んな人と楽しくおしゃべりしたいのに、なぜか人と話そうとすると言葉が出てこない、なんていうとき、無意識にでも、私は性格が悪い、なんて思っていたりすると、それを隠そうとして、良い子のふりをしようとすることがあります。
しゃべらない~何を話したらいいのかわからない
でも良い子のふりなんて、そうそう何時間も続けるのは大変です。
なので、初対面は楽しくできるけれど、2回目以降に会うのが苦手だと感じる方などは、「本当の自分がバレたら困る」という思いがあるのかもしれません。
そういうとき、意識の上では「何を話したらいいのかわからない」という状態になり、話すことがない、何を話したらいいのかわからない、となることがあるようです。
隠しているとき、相手に感じさせるもの
自分を隠している人は、それが無意識であれ意識的であれ、うまく隠していると思っているかもしれません。
ところが周りはそれをなんとな〜く感じていて、なんか違和感あるわぁ、と感じていたりするかもしれないのです。
すると、違和感ある人と一緒にいるのはあまり気分が良いものではありませんので、ちょっと距離をおいてしまうかもしれません。
普段から「自分はあまり人と仲良くなれない」とか、「友達がいない」なんて感じているとしたら、もしかしたらそれは、あなたが自分のことを隠していることに、周りが違和感を感じているから、かもしれないですよね。
自分を良くないものと認識してしまう心理
自分を良いものと思えないとしたら、私たちは誰かとの関係において「自分は良くない存在だ」と感じるようになった経験があることが多いようです。
たとえば子供のころ、お母さんにひどく怒られたから、私って悪い子なんだと思うようになった、なんていう具合です。
なぜお母さんに怒られたら、私が悪い子だと思ってしまうのかといえば、
お母さんを大切にしたかった思いがとても大きい、優しいお子さんだったからと言えるかもしれません。
お母さんを大切にしたかったけど、あんな顔をして怒っていたということは、お母さんは嬉しくなかったわけで、そんなふうにお母さんを嫌な気分にさせた私は悪い子だ、などと思うかもしれません。
お母さんを例にあげましたが、元カレや元カノ、古い友人などなど、私たちは色んな人たちを大切に扱いたかったし、笑顔にさせたかったのだけれど、それがうまくできなかったときに、自分は本当に悪い存在だと思ってしまうことがあるようです。
隠さなくていい自分になる(対策)
私たちは過去にあったことは変えられませんが、過去に間違って理解してしまったことを正すことはできるかもしれません。
大切な人を大切に扱えなかった、という「できなかった点」にフォーカスすると、私たちは自分をダメな存在だと感じてしまうかもしれませんが、
大切な人を大切に扱いたかったという、「ものすごく大きな愛情をもっていたんだ」という点にフォーカスすると、私たちは愛の深い素晴らしい人間であると知ることができます。
そしてあなたが愛情深くやさしい人であることを思い知らせてくれたその人に、感謝の気持ちを持つこともできるのではないでしょうか。
私たちは、感謝の思いを持ち続ける自分を、悪い人間であるとは思わないようです。
過去のネガティブな経験から、実はあなたの素晴らしさを再認識することができるようです。
まだ見つけていないあなたの素晴らしさは、どんなところにあるのでしょうか。