ひどいことを言ってしまった。
相手を傷つけるつもりはなかった。
そんなこともありますよね。
いつもならなんとも思わずに聞いていられる会話でも、
自分がいっぱいいっぱいだと、当然やさしくなれないし、
言わなくてもいいことまで言ってしまったり、
悪気がなかったとはいえ、相手を責めたり批判する口調になってしまうことも。
あとから凄く後悔して、あんなこと言わなければ良かったとか、
きっと最低なヤツだと思われたとか、
取り返しのつかないことを、何度も何度も思い返してしまうこともあるかもしれません。
そのようなとき、本当に私ってダメだなと思えば思うほど、
そして相手の人を大切に思えば思うほど、
あなたは相手と距離を取りたくなります。
今までは仲良しだったのに、気軽に声をかけられなくなったり、
相手の顔をまともに見られなくなったり。
こんな私をその人の近くに居させてはいけないと思う罪悪感の仕業なんです。
どんどんどんどん距離が遠くなって、もう二度と仲良しには戻れなくなってしまったような気がするかもしれません。
そういうときは、こんな私、消えて無くなればいいと思うかもしれません。自分を責めて責めて、責めたくなりますからね。
でもそんなとき、やるべきことは、あえて相手に一歩近づくことかなと、私は思います。
怖いし、申し訳ないし、恥ずかしいし、
顔を隠したくなって、少しでも相手から離れたくなるときこそ、
あなたはその人に一歩近づいて、
あなたの気持ちを伝えるべきなんです。
言い訳に聞こえてもいいんです。
何を今さらって思ってもいいんです。
気持ちを伝えてみたら、相手が実際に怒っていて酷い目に遭うこともあるかもしれません。
でも、あなたがそれまでに自分を責めていたことに比べれば、そんなことは大したことではないのではないでしょうか?
嫌われるならば、相手に嫌われるほうが余程いい。
そうでなければ、その何倍も、何十倍もの責め方で、あなたはあなた自身をコテンパンにやっつけてしまうのではないですか?
とことん自分をドン底に落として、もうたち直れないところまで、自分を嫌ってしまうのではありませんか?
誰かに酷いことを言ってしまった。
やってしまった。
そう思ったら、ごめんなさいを言うのがスジです。
それがコミュニケーションの基本です。
でもそんな簡単なことに限って、
できない、やりたくない、と思ってしまうようです。
いつもはコミュニケーションが上手にできる人も、
このような本当に大切なコミュニケーションは苦手だったりするようです。
あなたが相手に一歩近づくことができれば、
あなたの世界は変わるはず。
ごめんね。
酷いことを言って。
相手が許してくれなくても、
そこまで勇気を出せた自分のことを、
あなたが許してあげてほしいのです。
あなたがいっぱいいっぱいだっただけ。
誰も分かってくれなくても、
あなたがあなた自身の味方になってあげることはできると思うのです。
もし相手の人があなたを受け入れてくれたとしたら、
そのときは、あなたは世の中の人たちの愛を一身に感じて、感謝の波が押し寄せてくる体験をするかもしれません。
あなたの勇気を応援しています。