パートナーとの関係がギクシャクしているとき、うわぁギクシャクしてる…と思いながらも、そのままなんとなく放置しているということがあります。
少し近づくとケンカになるかもしれない。
私が何かを言うことで彼が嫌そうな顔をするかもしれない。
そんな状況はなるべく避けたいから、二人の関係が悪い方向に行ってしまわぬように、
当たり障りのない会話。
腫れ物に触るような対応。
たまに少し会話が盛り上がることがあっても、またすぐに元どおり。
ケンカをしているわけではないから、仲が悪いわけではないのかもしれないけれど、
お互いに様子を見ている感じ。
こういうときにこそ、本当は二人の間をもっと良くするためのお手当てをしてあげればいいのだけれど、
何をどうすればいいか分からないまま時間がたってしまうことも。
するとあるとき、「もっと離れれば」楽なんだと気づいてしまうことがあります。
話しかける回数も減らし、
あまり彼の行動を気にしないようにし、
あなたが思ったことも口にしないようにするなど。
離れればギクシャクもしない。
この距離感は実はケンカしたりお互いを嫌いになるリスクが少ないので、
ある意味で心地よく感じることもあります。安心するんです。
仲は悪くない。なぜならケンカはしないから。
これ以上仲が悪くなる危険性も少ない。
パートナーがいるという状態は変わらない。
生活にも支障がない。
・・なんとなく良さそうですよね。
この関係を続けていると、
もうこれでいいかな、
ずっとこのままでいいかな、
とも思う。
ただ一つ問題があるとしたら、
楽しくない、ということかもしれません。
そしてこのような状態のままで、何年も過ごしている方は意外と多くいらっしゃるようです。
でも本当に今のままでいいのかというと、
たいていの方は、今のままがベストだとは思っていないけれど、
今さらどうにかできるとは思っていないとおっしゃいます。
もうずいぶん長い間このような関係で来たのだから、
今さら感が満載なのです。
それはそうだろうなと私も思います。
ここまでそれで来たのだから、これが自分の人生かもな、なんて思ったとしても不思議ではないかなと思うのです。
もし、ものすごく勇気を出して、自分の人生を変えてみようなんて思ったとしたら、それは別れることを意味すると思っていたりするのです。
だからそんな勇気はなかなか持てないと思うのです。生活もありますしね。
でもそれは本当でしょうか?
今の状況を維持するか、別れるか。
選択肢は二つでしょうか?
実は、もう一つある、と私は思っています。
とっておきの選択肢が。
それはですね、
と間髪入れずに大声でおっしゃる声が聞こえたかと思いました。(空耳かな)
今までどれだけ会話がなく、お互いを無視したり、相手を透明人間のように扱ってきたとしても、
これからもう一度立て直せる可能性はあります。
あなたとパートナーがいま何歳になっていようが、関係ありません。
ただし。
そこには少なからず努力が必要になるかもしれません。
今まで距離をあけていた二人を近づけるのですから、
今までやってこなかったことをやる必要があるのです。
だから、あなたの「二人の関係を立て直したい」という意志が必要なんです。
こんなことを言うと、怖気づいてしまうかもしれませんよね。
こんなことを言いながらアレなんですが、
お二人の関係を立て直した方がいいよ、と私は言いたいのではありません。
心の距離が遠い二人のまま一生添い遂げるんだ、でもいいし、
やっぱり別れて新しい人生を歩むんだ、でもいいし、
できることは何でもやるからもう一度ラブラブになりたい、でもいいんです。
どれでもいいけれど、あなたはあなたの意志で選びましたか?というのが重要なのです。
私はラブラブになりたいけれど彼がその気がないだろうし、とか、
別れたいけどバツがつくと世間体が、とか、生活費が、とか、子どもが、とか、
だから今のままで行くしかないんだろう、とか。
自分以外の周りのせいで、この現状を続けるしかないという考えは、他人軸であり、
とてももったいないと私は思うのです。
なぜなら、
あなたの人生はあなたのものだから。
このままでもいいし、
別れてもいいし、
もっとラブラブになるために努力してもいい。
「あなたが」こうしたい、こうする、と決めることが超絶大切で、
なんとなくこうなっている、こうするしか仕方がないという考えで、あなたの貴重な年月を無駄にしないでほしいなと私は思うのです。
あなたが決めたことならば、私は全力で応援します。
でもまだ決めていないなら、どうかそれを決めることをあなたに許してほしいのです。
あなたが決めたことならば、あなたは自信を持って生きていかれるはず。
あなたが決めたことならば、後悔はしないはず。
あなたの今の生活は、あなたが選んでそうしているのですか?
あなたには、あなたの人生を選ぶ権利と力があると、私は信じています。
一度選んでしまえば、心配だったお金や子どもやその他もろもろ、どうすればうまくいくかな、と考え方が前向きになるのを感じられるのではないでしょうか。