カフェで彼とお茶をしてると、気になることがあるかもしれません。
ガラス窓の向こうに歩いているキレイな女性を彼が見てる。
げげげっ。どーゆーこと？
この私が目の前にいるというのに！
「ねね、こないだ観た映画だけどさ～。」なんて、
どうでもいい話をふって、彼の目線をこちらに戻す。
何もなかったかのように返事をする彼。
なんだか気にくわないけど、ツッコミを入れるのも大人げないか。
すると、今度は隣のテーブルに座った女性のすっと伸びた細い脚を彼が見てる。
ちょっと、どーゆーこと？
「ねね、そろそろ出ようか？」
私のアイスティーがまだ残っているけど、とにかく出たい。
ここのカフェはいいことないわ。
とはいえ、今まであまり気づかなかったけれど、実は彼って他の女性をよく見てるなぁ。
私じゃ物足りないってことかな。
ひどいなぁ。たしかに私はそんなにきれいじゃないけど、
デート中に他のひとを見なくてもよくない？
私に失礼だよ！
だんだんと彼に対する怒りがわいてきて、
彼が「これからどこに行こうか？」と聞いてくれたのに、
私ったら「べつに。どこでもいい。」なんて、ぶっきらぼうに答えちゃった。
「なにか怒ってるの？」と彼。
「べつに。」と私。
「べつに。」と女性が言うときは、すねたり怒ったりしている証拠。（例外あり）
すねている本人も、気分が良くないものです。
あーあ、なんでこうなっちゃうんだろう。本当は楽しいデートのはずだったのに。
（※ここまで帆南の経験にもとづいたフィクションです。あしからず。）
そもそもデート中に他の女性に目が行ってしまう彼は、彼女のことを好きではないということなのでしょうか？
いやいや、そんなことはありません。
別の人を見てしまうのと、彼女を好きかどうかはまったく関係ないと思われます。
一説には、男性は魅力的な女性がいると、生物学的な理由で（？）無意識的に目が追ってしまうとのことですが、本当のところはわかりません。
でも女性だってそうだよな、と私は思います。
マッチョでイケメンがいたら、私なら絶対見てしまいますよ。
でも、私の場合（おそらく多くの女性はそうではないかなと思うのですが）、彼に気づかれないように、チラッと見るんです。
目だけ動かして、チラッとです。(笑)
にもかかわらず、男性はそのような時に思いっきり首から上を相手のほうに向けてガン見するように思います。（もちろん男性すべてという意味ではありません。）
だから「おいおい！」と女性は言いたくなるし、私だったらあんなにあなたに気づかれないように気を付けながら見るのに、あなたはなんの気遣いもなくガン見するのね、と怒りにも似た悲しみを感じたりするのかもしれません。
もちろん、単に「私以外の女性を見て欲しくない。」という純粋な思いもあるはずです。
彼がほかの女性をチラチラ見ていて嫌な気分だけれど、「なんで見るの？」とか「見ないでよ！」と言うのはどうなんだろう、束縛するみたいで嫌われるかな、重たい女だと思われるのではないかなと悩む方もいらっしゃるかもしれません。
特に恥ずかしがりやの情熱家タイプの方は、言いたいけど言えない、でもこの思いをなんとかしたい！とモヤモヤすることもあるのではないでしょうか。
できれば彼の顔を自分だけを見られるようにぐるぐる巻きに固定してしまいたい、なんて思ったりするかもしれませんね。(私だけ？ 笑）
もちろん彼の行動を制限することはできません。見るも見ないも彼の自由なのです。
とはいえ、あなたが嫌だなと思った感情は抑え込むと良いことがありません。きちんと出す必要があるのです。
どう出すか、というと、
「見ないでよ！」などのように責めるのではなく、そう言いたくなったときの、心の中を彼に伝えるのです。大好きな彼だからこそ、あなたが感じたことがあるはずです。それを伝えてみてほしいのです。
なんと言ってもいいのですが、私だったらおそらくですが、「妬けるんだけど。」なんていうのが、ぴったりくるかもしれませんね。
「ねぇ、妬けるんだけど。」
「え？なになに？」
「さっきからあの人のこと見てるでしょ。妬けるぅぅぅ」
「そんなことないよ、ばかだなぁ。」（まんざらでもない感じ）
恥ずかしがりやのあなた、「そんなこと言えない！」と思っているかもしれませんが、
そんなあなたが頬を上気させながら言うのがポイントだと思いますよ。
彼の行動にカチンと来たら、不満を抑え込んで我慢マックスにならないうちに、きちんと伝えることを意識してみませんか？
