カウンセリングサービスの帆南尚美です。
いつもありがとうございます。
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彼ができると、彼の思い通りに物事を進めてあげたくなる。
デートの場所も、彼が行きたいところ。
食べに行くところも、彼の思いのまま。
ホテルに行くのも、彼が行きたいとき。
彼に同意することで喜ばせてあげたい気持ちもあるけれど、実は私の自己満足。
彼の「こうしたい」という気持ちを簡単に先読みできるので、それを言ってあげる。
たとえば今日はどこに行こうか、、と二人で考えているとき、彼の表情や口ぶりや独り言から、ラーメン屋に行きたいんだな~と感じ取れば、私から「ラーメンがいいなぁ」と言ってみる。
すると相手は輝いた笑顔で、「え、そうなの?僕もラーメン食べたいと思っていたんだよね。気が合うね。」と嬉しそう。
すると私は、やっぱりね、と思って、自分の先読みが当たったことで、ちょっとした達成感を感じ、彼に喜んでもらえたことで、自分の存在価値を感じることができるのだ。
これはある意味ゲームみたいな感覚でやっていることが多いのだけれど、いつも彼の気持ちを先読みしていると、だんだんと苦しくなる。
私が「こうしたい」と言うとき、それは私の気持ちではなくて、彼の気持ちを代弁しているだけ。
私の本当の気持ちを言ったことはない。
するといつも彼はご機嫌で、私は自分を大切にしている感じがせず、私の気持ちを押し殺して我慢している感じがしてくる。
それが続くと、あるとき爆発。
「あなたは何も私のことをわかってくれない!」
ぽかんとしている相手に憤慨する。
一度爆発すると、またしばらく機嫌が戻り、彼の思いを先読みして自分のやりたいことは我慢する。
我慢・爆発・我慢・爆発。
だんだんと爆発するまでのサイクルが短くなり、だんだんと彼の思いを先読みすることが面倒になり、相手がただの自分勝手な人に見えてきて、私が我慢ばかりする被害者に思えてくる。
そしてもう嫌だ、と思う。
「ごめんね、もう付き合えない。」
彼の驚いた顔。青天の霹靂だったの?
私はずっと我慢してきたのに、あなたはわかってくれていなかったのね。
このパターン、前も同じようなことがあったみたい。。そんな気がするのだった。
「いつも我慢、ときどき爆発、そして何もかもが嫌になる~心理解説編」に続きます。お楽しみに~!