いつも我慢、ときどき爆発、そして何もかもが嫌になる

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カウンセリングサービスの帆南尚美です。

いつもありがとうございます。
◇◇
彼ができると、彼の思い通りに物事を進めてあげたくなる。
デートの場所も、彼が行きたいところ。
食べに行くところも、彼の思いのまま。
ホテルに行くのも、彼が行きたいとき。
彼に同意することで喜ばせてあげたい気持ちもあるけれど、実は私の自己満足。
彼の「こうしたい」という気持ちを簡単に先読みできるので、それを言ってあげる。
たとえば今日はどこに行こうか、、と二人で考えているとき、彼の表情や口ぶりや独り言から、ラーメン屋に行きたいんだな~と感じ取れば、私から「ラーメンがいいなぁ」と言ってみる。
すると相手は輝いた笑顔で、「え、そうなの?僕もラーメン食べたいと思っていたんだよね。気が合うね。」と嬉しそう。
すると私は、やっぱりね、と思って、自分の先読みが当たったことで、ちょっとした達成感を感じ、彼に喜んでもらえたことで、自分の存在価値を感じることができるのだ。
これはある意味ゲームみたいな感覚でやっていることが多いのだけれど、いつも彼の気持ちを先読みしていると、だんだんと苦しくなる。
私が「こうしたい」と言うとき、それは私の気持ちではなくて、彼の気持ちを代弁しているだけ。
私の本当の気持ちを言ったことはない。
するといつも彼はご機嫌で、私は自分を大切にしている感じがせず、私の気持ちを押し殺して我慢している感じがしてくる。
それが続くと、あるとき爆発。
「あなたは何も私のことをわかってくれない!」
ぽかんとしている相手に憤慨する。
一度爆発すると、またしばらく機嫌が戻り、彼の思いを先読みして自分のやりたいことは我慢する。
我慢・爆発・我慢・爆発。
だんだんと爆発するまでのサイクルが短くなり、だんだんと彼の思いを先読みすることが面倒になり、相手がただの自分勝手な人に見えてきて、私が我慢ばかりする被害者に思えてくる。
そしてもう嫌だ、と思う。
「ごめんね、もう付き合えない。」
彼の驚いた顔。青天の霹靂だったの?
私はずっと我慢してきたのに、あなたはわかってくれていなかったのね。
このパターン、前も同じようなことがあったみたい。。そんな気がするのだった。
「いつも我慢、ときどき爆発、そして何もかもが嫌になる~心理解説編」に続きます。お楽しみに~!

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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