カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越しくださり、どうもありがとうございます。
仕事はひとりでするものではないので、人とどう関わっていくのかで、気分良く仕事ができるときと、そうでないときがありますよね。
あの人がもっとこうしてくれたら私の仕事が楽に進むのに、と思うことはありませんか。
あの人がもっと早く仕事をしてくれたら、
もっときちんとやってくれたら、
もっと丁寧な物言いをしてくれたら、
もっとにこやかに話しかけてくれたら、
など、誰かがこうやってくれればいいけれど、そうでないので私の機嫌が悪くなった、ということが、ありますよね。
私も以前は、よく仕事相手のやり方が気に入らなくて、いつもむしゃくしゃしていた時がありました。
かといって、もっとこうして!というのも大人気ないような気がするし、湧いてきた怒りの矛先をどこに向けていいのかわからず、
できることなら会社の机のとなりに、ボクシングのサンドバッグをぶら下げておいてほしいと、何度思ったかわかりません。
サンドバッグを叩きたくなるくらい、どうしようもない怒りがありました(苦笑)
心理学ではアカウンタビリティ(責任の概念)という言い方をしますが、いま自分に起きている問題は全て自分に原因があり、そのため自分で解決できる、という考え方があります。
何かに怒りを感じたりしても、それは誰かのせいなのではなく、自分に怒りを感じる理由がある、と考えます。
これを知ったときは、なるほど、と思いました。
なぜなら、今思えば、当時私が怒っていたのも、もっと大切に扱ってほしいとか、大変な思いをしていることを理解してほしいとか、本当に頑張っているのを分かってほしいなど、自分を分かってほしいということが多かったように思うからです。
そんなに頑張っていた自分をもっと認めてあげていたら、人から認めてほしい気持ちがそこまで強くならず、怒りとなってあらわれたりしなかったのでは、とも思います。
人に対してイラっときたり、ムカっとしたとき、その理由を自分の中で見つけられたら、外の誰かを責める必要がなくなってくるのかもしれません。
まずは、いつも頑張っている自分を、よく頑張ってるよね、と認めてあげることから、と、私は思います。
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