プレッシャー

カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
私は以前勤めていた会社が、別の会社に買収されたということがありました。
買収後の新しい会社で、私は仕事上のプレッシャーを酷く感じて、クタクタに疲れていました。
あれもやらないと、これもやらないと、そして完璧にやらないと…。
完璧に仕事を終わらせないと、新しい会社の人たちに馬鹿にされるような気がしていました。
朝から晩まで緊張しながら仕事をしていた私は、肩も首も背中もカチコチに凝ってしまい、眼精疲労にもなり体調を崩しました。
買収される前の会社は、社風がとても自由で良かったなぁ、新しい会社は堅苦しくて嫌だなぁとも思っていました。
だんだんと、新しい会社に通うことに息苦しささえ覚えるようになってきました。
毎日毎日上司やら関連部門やらのプレッシャーを感じて、辛い、辛い、と思いながら一日中仕事をしていました。
そんなとき、ふと、私はつくづくこの新しい会社が嫌いなんだな、、と思い、それでも何とか毎日を少しでも楽に過ごせるよう、会社の良いところはどこか、探してみようかと思い立ちました。
まぁ、たいして良いところは無いだろう、などと思いながら、その辺にあった小さな紙切れに「以前の会社と比べて、今の会社の好きなところ」と書き、その下に思いついたことをリスト・アップしていきました。
・オフィスがきれい
・通勤しやすい
・おしゃれな社食がある
・上司がやさしい
・プレッシャーが少ない
・・・ん?
私は自分で書いているメモを見て、なんだかおかしいな、と思いました。
私は毎日プレッシャーを感じていて苦しいと思っていて、以前の会社が良かったのになぁと思っていたのに、なぜか今の会社の方が良いと思っている理由の一つに、「プレッシャーが少ない」というのが出てきました。
確かに、、以前の会社での自分のポジションや仕事内容と比較してみると、断然今の仕事の方が上司や会社からのプレッシャーが少ないことに気づきました。
なんということでしょうか、、、。私はプレッシャーがきつい、、と毎日地を這うような気分でいましたが、実は私が周りの人たちをプレッシャーを与える人たちだと決めていたのだとわかりました。
私が私自身でプレッシャーを作って、そこに苦しんでいたのです。
心理学でいう「投影」とは、自分の思っている心の世界を目の前の世界に映し出すことであるといいます。
新しい会社の人たちが、買収されてきた新参者の私たちを、「きちんと仕事をこなすだろうな」「まさか失敗などをやらかさないだろうな」「手を抜くことは無いだろうな」と見張りながらプレッシャーを与える人にしていたのは、私でした。
私は、な~んだ、と思いました。
その投影をやめようと思い、別の見方で周りの人たちを見回してみると、そこには単に一緒に仕事を進めていこうとしている仲間がいるだけでした。
私に酷いプレッシャーを与えようとしている人は、実はいなかったのだな、と気づき、拍子抜けし、そして体の力が抜けていくのを感じました。
使用済み 美幌峠の晴天

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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