カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
朝から出かけるのが億劫だったり、とにかく頭に思い浮かぶことが嫌な気分になることばかり、出かけるのも、家にいるのも、何をするのも、誰に会うのも嫌だ、というとき。
この嫌な気持ちをきれいに洗い流してくれたり、掃除機みたいに吸い取ってほしいなぁと私は思ったりします。
でも、簡単にはブルーな気分がなくならない、ということがあるかと思います。
気が乗らなくても仕事に行ったり、誰かと話したりしているうちに、すっかり楽しくなっていた、というときは良いのですが、
一瞬気晴らしができたかな?と思っても、またすぐに気分が落ち込んでしまう、というとき、
私は悪あがきをしない、ということにしています。
以前は、この嫌な気分の原因は何だろうかとあれこれ考えたり、気持ちを上げるために「こんなことではダメだ」と自分自身を叱咤激励したり、「とにかく忘れよう」と感情から逃げたりしていたのですが、
どれも、自分を大切にできていないなぁと最近は思うようになりました。
気分が落ち込んでしまうときは、今とっても辛いよね、ということをそのまま受け入れて、それは自分が成長しようとしている証なのだろうから、この暗いトンネルは通るしかないのかもしれないね、と思うようにしています。
その上で私は、落ち込んでいるときは、少しでも自分を丁寧に扱うことを心がけています。
それは、これをすれば私は必ずご機嫌さんになる、というものをいくつか持っておいて、
たとえほんの少し気分が上がるだけでもよいので、私自身を喜ばせてあげる、ということをしています。
私の場合、それはジョギングだったり、本を読む時間を取ることだったり、いつもは乗らない各駅停車の電車の中で、うつらうつら眠ることだったりします。
いつも一所懸命に生きている自分がピンチなのだから、まずは自分が自分の味方になってあげるのだ、という感じです。
そして、自分の周りにも、本当はたくさんの味方がいて、私に寄り添ってくれるのだということを忘れないようにしつつ、
でも、そのような人たちにも、今は心を開けないなぁとか、
もう少ししたら、あの人に話を聞いてもらおうかなぁ、とか、
こんなときでもメールしたくなる人がいると、その人の存在そのものに、有難いなぁと思ったり、とか、
気分が落ち込むときというのは、頭に浮かぶことを、そうか、そうだよね、と、自分の心を優しく労わるための機会として捉えることもできると私は思います。
そして、気分が落ち込むときは、自分の中の愛が減っているなぁと思うことが多いので、これを増やすために、私が誰かに愛を与えるということを意識してやるようにしています。
愛は与えれば与えるほど自分の中に増えていく、といいます。
自分が落ち込んでいるときに与えられる愛はちっぽけかもしれないけれど、それでも愛そう、どうやって愛そうか、誰を愛そうか、
そして実際に私なりに愛してみる、
そうやって、暗いトンネルを抜けられたらいいなぁと私は思います。
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