寂しさと戦わない

カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
なんでもないときに、ふと、あぁ寂しい気分だなぁと思うことが最近私にはよくあります。
私は何十年も寂しいという気持ちを抑圧していたようで、寂しいと頭で思ったことがほとんどありませんでした。
意識はしていませんでしたが、感じないように、感じないように、と、寂しさを嫌悪して、寂しい気分から逃れるために、仕事に異常なほど集中して時間を割いたり、単に暇つぶしのために大勢の人たちとお酒を飲んで大騒ぎしたりして来ました。
私は感情そのものを感じないようにしていた、いわば不感症のようなものでしたが、自分の感情を大切にしようと思うようになって、最初に感じた感情が、寂しさでした。
寂しさは、何のきっかけもなく、突然やってくるようです。押し寄せてくることもあれば、底なし沼に引きずり込まれるような感覚を覚えることもあります。寂しさとともに、独りきりの怖れも一緒に感じます。
そんなとき、以前の私は自分が誰にも理解されていないことを嘆いたりしていましたが、
今は反対に、私は誰を理解していないのだろう、私が寄り添っていないのは誰だろう、と思うようにしています。
誰にも理解されない、と思っていると、誰かが理解してくれるまで永遠に私は寂しさと戦わなければならないと思うのですが、
私から理解すればいいとしたら、私が自分で楽になる鍵を握っていることになります。
心理学では投影という考え方があり、私たちが見ているものは、私たちの心の姿であるといいます。
私が誰にも理解されず寂しいと思うとき、
私は周りの人たちを、誰も私を理解しようとしてくれないのだ、と思っていましたが、
本当は私のほうが、誰をも理解しようと思わず、心を開いていこうとしていなかったのだと思います。
ですので、私から、心を開いて人に近づくことで、寂しさは消えていくのだな、と思うようになりました。
ふと寂しくなるとき、あぁ、あの人に最近心を開いていないな、とか、愛を送っていないな、ということのサインなのだと私は思います。
サインの読みに正解や不正解はないので、あの人だ、と直感で思いついたら、すぐに連絡を取って、私なりの愛と、私なりの理解したい気持ちを届けようとしています。
使用済み川湯白樺

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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