お金のこと、将来のこと、セックスのこと、子育てのこと、など、
大事なことだからこそ、彼とふたりで、きちんと話し合いたいと思うことって、ありませんか。
彼が話し合いに応じてくれないという不満
ふたりのことを、ふたりで相談して決めるのは大事なことですよね。
しかし、世の男性は(もちろん男性全員ではありせんが)、忙しいと言っては、早々に話を切り上げたり、まだ話し合いも始まってないうちから、妙に喧嘩口調になったりすることがあるようなのです。
・話がすすまない
彼がケンカ腰になると、ついこちらも相手を責めてしまうこともあるでしょう。大きなケンカになるのもイヤだと思えば、この話題はひとまず棚上げに・・ということもありますよね。
結局ぜんぜん話がすすまず、いったいいつになったらきちんと話せるのだろうかと不満に思うかもしれません。
・私を大事に思っていないのでは?
コトをなぁなぁにしておくということは、つまり私を大事に思っていないから?私を愛していないから?などと、彼に対する疑いがムクムクとわいてきたりするかもしれません。
・私ばかり頭を悩ませている
話し合いができていない現状では、私ばかりが頭を悩ませているようで、損をしているように感じることもあるのではないでしょうか。
彼が話し合いに応じないわけ
彼が話し合いに応じないとき、その理由は、もちろん人によってさまざまではありますが、男性側の「話し合いたくない気持ち」に焦点をあててみると、これまでとはちがう物事のとらえかたができたりすることがあるようです。
・責められているみたい
女性が「話し合いたい」と言うと、男性は「あなた、あれどうなってんのよ!」と責められているように感じることがあります。
女性の側は、「責めてないのに」と思うかもしれませんが、男性は「どうせ俺が悪いんでしょ」というような思い(罪悪感)を普段から感じやすいともいわれており、あなたが話し合いたいということは、つまり俺が悪いことをしたと思ってるからでしょ、と捉えやすいようなのです。そのため逃げ腰になったり、怒ったりするのかもしれません。
・弱いところは見せたくない
あなたが話し合いたいと思っている、その「テーマ」(お金のこと、将来のこと、セックスのこと、子育てのこと、など)は、もしかしたら彼にとって「オトコの沽券にかかわる」ような大事なことだと認識しているのかもしれません。
大事であるだけに、そこには大きなプライドという壁が存在することがあります。
つまり彼は自分の弱さもデキの悪さもあなたに見せたくないと感じていて、もしそんな面をあなたに見せてしまったとしたら、このさき生きていけないくらいに辛いと感じることもあるでしょう。
話し合いなどをしてしまったら、いろんなことがあなたにバレてしまいそうですよね。
なので、できるだけ話し合いを避けて「自分でなんとかしたい」と感じていることがあるようなのです。
ということは、彼が話し合いをしてもいいかと思うときは、彼の弱さやデキの悪さなどをあなたに見られてもいいくらい、彼があなたを信頼できたときと言えるかもしれません。
彼から一層の信頼を得るには?
彼はそもそもあなたを信頼していないのか、というと、そんなことはないはずです。
彼なりにあなたのことを信頼しているはずなのです。
しかし、そのテーマ(お金のこと、将来のこと、セックスのこと、子育てのこと、など)については、より深い信頼が必要といえるのかもしれません。
彼に信頼してもらうためにどうすればいいのか、というと、実はこれまで以上に「あなたが彼を信頼する」ことが大切なようなのです。
好意の返報性といいますが、あなたが彼を信頼することで彼が嬉しい気持ちを感じられるほど、彼もあなたのことを信頼しようと思えるのですよね。
さて、突然ですがここで質問です。
次のうち、どちらのほうが、あなたが彼を信頼していると、「彼が」感じやすいと思いますか?
1.あなたがあれこれ彼の足りていないところを指摘し、こうしたほうがいいなどのアドバイスや提案をする。
たとえば彼の収入に不安があるとします。
なぜこんなに収入が少ないのか、何にお金を使っているのか、もっと稼ぎを増やすために何をすべきかなどについて、彼に問いただしたりアドバイスしたりする、というようなケースです。
2.今の彼ががんばっていることを認めてあげて、感謝したりする。
たとえば、アドバイスなどはせず「いつもがんばって働いてくれてありがとう」「あなたのおかげで今の生活ができてるわ」などを、折に触れて彼に伝えるようなケースです。
なんかこの質問いやだわぁ、と感じる女性がいらっしゃるかもしれません。
1をやっているのだけど、もしや答えは2なの? いや、2をやるなんて気が乗らないわ、と感じたりしませんか?
ご想像のように、上のふたつのうち、彼があなたに信頼されてるな、と感じやすいのは、2のほうと言えるかもしれません。
「結果(収入がふえるなど)が出やすいのは1じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はそうならないことも多いようなのです。
なぜなら、男性の多くは、あなたに信頼されていないと感じると、やる気などのモチベーションが低くなったり、前向きになれなかったりして、成功が遠のいたりすることがあるからなのです。(成功しなければいけないわけではないですけどね)
逆にいえば、あなたに信頼されているという気持ちが、彼をデキる男にすると考えることもできるのかもしれません。
あなたの影響力は絶大といえるのです。
話し合いを求め続ける女性によくある傾向
「ふたりの問題はふたりで相談するのが近道なんじゃない?」と考える女性には、よくみられる傾向があるようです。
・自立的
彼になんでも任せておけばいいわ、という思いにはならず、問題があれば自ら率先して解決に向けて動こうとする、自立的で、しかもデキる女性であることが多いようです。
・正しさが大事
そもそも話し合いをしたほうが効率的だし、絶対にいいと思う!二人のいい関係を保つためには、話し合いをするのが正しいと思う!など、客観的にみた正しさを重視する傾向があるかもしれません。
どうすれば話し合いに近づける?
現状に不満があるからこそ話し合いをしたいのに、文句も言わずに彼を信頼しろと言われても、やる気になれないことは多いものです。
そのようなとき、「正しさ」とか「男性をもちあげるようなことはしたくない」などへのこだわりを、あなたが強くお持ちという場合もあるのかもしれません。
この人を信頼していいのだろうかという思いも出てくることでしょう。
私が話し合いをしたいという気持ちは、我慢しなければならないの?と不満に思うこともあるでしょう。
パートナーシップは我慢ではなく、色んな問題に賢く対応することが求められたりするのですが、そのひとつが、自分から先に相手を愛する(信頼する)ということであったりします。
話し合いを脇において、彼を信頼することにつとめてみたら、彼のほうから「あのことだけどさ」と話し合いの場をつくってくれることもあったりするでしょう。あなたのほうが、いつのまにか話し合い自体を必要だと感じなくなることもあるようです。
話し合いをしたいが彼が応じてくれないときに、問題を解決するのは「話し合いをすることだけではない」ようです。