ひとりのときなら大丈夫。
でも他人と話すといつも緊張して、お腹の辺りに力が入ったり、 肩がカッチコッチに固まっていたり、手に汗かいたり、 意味なく手をぎゅっと握ったり。
話が終わってバイバイした途端に脱力。
ホェーっ、疲れた。緊張した。ボロボロだ、と思うこと、 ありませんか?
緊張は人を遠ざける
大勢の前で発言するわけでもないのに、 人と話すたびに緊張するのは本当に疲れますよね。
緊張しているときは、 何をしゃべったらいいのか分からなくてしどろもどろになったりし て恥ずかしい思いをしたり、
発言したことに後から何を言われるか分からないから怖くなったり 、
そもそも視線をどこに置けばいいのか分からず、 ずっと下を向いたままか、 あさっての方向をキョロキョロ見てしまったりして、 相手がどんな顔をしていたのかサッパリ分からないことも。
そういうひとつひとつが自己嫌悪のもとになるし、 ストレスなので、 そんなことならなるべく人と話す機会を減らそうと思うのがフツウ と言えるかもしれません。
だって嫌なものはイヤですもんねー。
緊張はどこから?
スポーツや試験前などは適度な緊張が良いパフォーマンスを作るな どと言われることがあるようですが、普段の生活において、 緊張はあまり歓迎されないかもしれません。
そもそもなんで緊張するのかといえば、 意識が自分を向いていると言われていまして、たとえば
何をしゃべったらいいのか分からなくてしどろもどろになるとした ら、
「お前、ちゃんとしたことを話せよな。 おかしなことをしゃべったら、どうなるか分かってるんだろうな。 」 という恐喝まがいのことを自分に言っているようなものなんです。 怖いですねー!
そう、怖いんです。
だからビクビクしてドキドキしちゃうんです。
でも自分が自分を恐喝してるみたいだとしたら、 なんとかならないもんでしょうか。
意識の方向転換
私たちが緊張するとき、うまくできるかなとか、 嫌われないかなとか、色んな思いを感じているものなのですが、
そういうとき、あなたの話している相手が、 あなたと仲良くなりたいし、 あなたに嫌われないかなと不安に思っていることに気づいているで しょうか?
私たちは話している相手がフレンドリーで感じが良くて、 自分を好いてくれているようだと安心することが多いですよね。
ということは、あなたが話している相手は、 あなたがいい感じで微笑んでくれたり、 やさしく声掛けをしてくれないかなーなんて、 思っているのかもしれません。
相手はあなたが上手くできるとか優秀であるとか失敗しないという ことにはたいして興味がないことが多く、その代わりに、 自分を嫌わないでほしいなーと思っていることのほうが、 断然多いのかもしれません。
なので、ほんの少しでも、 相手のその思いに応えてあげようと思ってみるというのはいかがで しょうか。
たとえば、相手のことが「好きだー!」 という念を送るところから始めてみるなどがおすすめです。
(あまり好きじゃない人には、「嫌いじゃないよー!」から、 ぜひ。笑)
すると意識が自分自身から相手に向かいやすく、 いつの間にか緊張もほぐれているかもしれません。