この一年を気分良く過ごせるヒントとして、挨拶について2回に分けて書いています。
前編はこちら⇩からご覧くださいませ。
それでは後編を、どうぞお楽しみくださいね。
3. 自分のための挨拶の仕方~その1
何年かぶりに、小学校で習った挨拶について、おさらいしましょう。
「挨拶は、自分からすること。」
なぜ挨拶は自分からするのが良いのでしょうか。
相手が挨拶をしてきたら、こちらも挨拶をすればいいだけじゃないか、と思われるかもしれません。
ところが、これは「愛してくれたら愛してあげてもいいけどね」という態度と同じなので、まったく自分はいい気分になりません。
愛というのは、自分から与えてこそ、気分が良くなるものなのです。
挨拶のことだけではなくて、恋愛も同じ。
愛されたいし、愛されたら幸せになるだろうと思うかもしれませんが、それは子どもの頃の依存時代のなごりです。実際は、自分から愛することが、幸せを感じる秘訣なのです。
知り合いが向こうからやって来るのが見えたら、相手が気づいていてもいなくても、自分から声をかけることが大切です。
そして実は、これはとても勇気がいることでもあります。
無視されたらどうしよう。迷惑そうな顔をされたらどうしよう。
その他いろいろな不安が出てくるかもしれませんが、自分から愛するというのは、そういう不安をくぐり抜けてまで相手に与えようとする強さも必要だということなのだと思います。
だから、自分から挨拶できたときは、自分で自分をたくさん褒めてあげてくださいね。
4. 自分のための挨拶の仕方~その2
もうひとつのおさらいです。
「挨拶は、ハッキリ大きく言うこと。」
もちろん小学生のように「こ~ん~に~ち~は~!」と大声で言う必要はありませんが、
相手に聞こえただろうと自信を持てるくらいの声で言うことが大切です。
そうでないと、「あれ、今の聞こえたかな?」と要らぬ不安を感じますからね。
相手に聞こえるか聞こえないかわからないほど、口の中でモゴモゴと言う言葉は、気持ち的には挨拶しているかもしれませんが、伝わりません。
相手の耳に届いてこそ、挨拶です。
5. 挨拶を返さない人について
せっかく勇気を出して自分から挨拶をしたのに、相手からの挨拶がないと、自分を侮辱されたとか、私のことが嫌いなのかしらと思うこともあるでしょう。
礼儀知らずだとムカムカするかもしれません。
挨拶というのは、①自分からする人と、②される人がいますよね。
自分からする人は、先述の通り愛を与える人です。
すると、挨拶される人は、愛を受け取る人です。
すると、挨拶される人は、愛を受け取る人です。
実は愛を受け取るというのも、簡単ではありません。
あなたが一泊300万円の超高級ホテルのスイートルームに彼に誘われたら、ありがとう~と簡単に言えますか?
多くの場合、なぜ?とか何かあるのか?とか、怖いとか、色々な感情が出てくるのではないでしょうか。
人は自分の価値に見合わないと思うものは、受け取れません。
挨拶も同じです。
ですから挨拶を返さないケースの多くは、その人自身に理由があると考えることができるのです。
挨拶が返ってこなくても、傷つかないこと。そして次にその人と会ったときは、可能な限り、また自分から挨拶をするといいですよ。
愛というのは、受け取ってもらえたからまた次も与える、というものではなく、条件なしに与え続けることが大事なのです。
これもとっても難しいのですが、やればやるほど、あなたは自信をつけることができると思うのです。
そんなことを続けていると、あるときその人が挨拶を返してくることがあるかもしれません。
あなたの愛の力が、その人に良いインスピレーションを与えたのかもしれません。
そんなとき、あなたは愛を与えることの喜びを実感するんじゃないでしょうか。
このように、挨拶というのは愛の交流であって、与えた人から幸せ・喜び・自信などを感じられるようになるはずですよ。
たかが挨拶。されど挨拶。
あなた自身が気分良く過ごせるために、ぜひ今日から早速やってみてくださいね。
(よろしければこちら⇩もご覧くださいね。)