あの人何を考えてるのかわからない!

カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。

職場やご近所さんで、あの人何を考えているのかわからない!と思うこと、ありますよね。
たとえば、挨拶をしても無視して通り過ぎるとか、仕事を教えてあげたのになぜか不満気にしてるとか、つい先日は仲良く話していたのに今日はまったく知らない人みたいな顔をされたとか。


目次

◇わからなくて、あたりまえ

私たちは、子どもの頃から色々なことを親や学校や人との関係などから学んできます。
そして、その一つ一つを積み重ねることで、自分のルールというものをいつの間にか作っています。

顔を合わせたら挨拶をするものだ、とか、仕事がわからない人には丁寧に教えてあげるべきだ、とか、一度でも仲良く話し込んだら次からはもっと親密な関係であるべきだ、とか。

でもそのルールは、まさに「自分の」ルールであって、必ずしも他人様も同じように思っているかというと、そうではないのですよね。

ということは、他人のルールは、自分のものとは違うし、いったいその人がどんなルールを持っているのか、わからなくても、あたりまえなんですよね。

とはいえ、「そうか、わからなくてもいいのか」と言って終わりにできれば問題にはなりません。
あの人が何を考えているのかがわからなければ、ムカムカする気分に収まりがつかない、と思うこともあるかもしれません。


◇自分のルールは正しい、は残念ながら思い込みかも

実は私も「顔を合わせたら挨拶をするものだ」と長らく思ってきた人間なのですが、結婚した相手が、まったくそれとは反対のルールを持っていることを知って驚いたことがありました。
夫の親戚は皆、挨拶をしない人たちでした。挨拶をしてもスルーされたときは嫌われているのか?と思いましたが、そんなことはありませんでした。

彼らは彼らのルールで行動していただけなのでした。

あの人が何を考えているかわからない!と思って気分を害しているときは、あ、自分のルールとその人のルールは異なるんだな、と気づくことがまず一つ大切なのかもしれません。

そのうえで、自分のルールと異なることを平気でやってのける人はおかしい、と思っている自分に、「こらこら、自分だけ正しいわけはないよね」と言ってあげてもいいかもしれません。

◇不満があるとき、自分はどんなルールを持っているのか、考えてみよう

でもなぁ、世間的に見ても、あれはどうなの?と思うこともあるかもしれません。

そんなときは、まず、自分はどんなルール(観念)を持っているのか、ちょっと考えてみるといいかもしれません。
仕事を教えてあげたのに不満気にしていることに、なんだかむかつく~と思ったとしたら、あなたは「仕事がわからない人に丁寧に教えてあげること、教えてもらったときにはきちんとお礼を言うこと」があたりまえだと思っているのでしょう。

ではそれと全く反対の観念を持っている人がいたら、どうでしょう?「仕事がわからない人はそっとしておいてあげる。人から教えてもらうことは相手に迷惑をかけるので自力で学ぶべきだ」と考えている人がいるとしたら、その人は丁寧に教えてくれる人を快く思わないこともあるかもしれません。
これは少々極端な例ではありますが、誰かの態度や行動に不満があるときには、自分がどのようなルールを持っているのかを思いめぐらすこと、そして、それとは真逆のようなルールを持っている人がいるということ、いてもいいんだ、ということをちょっとだけ心の片隅にでも思い出していただけると、その不満も和らぐのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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