カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
職場のランチは人のウワサ話で盛り上がることもしょっちゅうですよね。
多くは、あんなことがあったとか、あの人にこんなこと言われたとか、
ちょっとした愚痴だったりするかもしれませんが、
たまには、あの人ってすごく仕事ができるんだよねー、という話になったりします。
え?どういうところがそう思うの?なんて誰かが聞いてみると、
頭の回転がはやくて、とか、
色々なことによく気がついて、とか、
細かいことだけでなくて、全体的なことも考えられて、とか、
はたから聞いていれば、へーえ、そんな素敵な人なんだね、と言って終わるようなことであっても、
なんだか話を聞いた後に、嫌な感じや、負けた感じがすることがあるかもしれません。
または話を聞いている最中から、なんだか不機嫌になってきたり。
あるいは、良いところもあるけれど、ダメなところもあるよ、ということが頭に浮かんだり。
私って性格悪いな、などと思ったりもするかもしれません。
しかしそれは、性格が悪いわけではないと私は思います。
その人を周りの人が褒めることで、反対に自分はダメだという烙印を押されたような気分かもしれません。
誰もあなたのことをダメだなんて言っていないのに、です。
自分自身で ダメだと言っているのです。
これが一番キツイです。
あなたの味方に真っ先になってあげられるのは、あなた自身なのだと私は思うのです。
だからどうか自分の「できないところ」に焦点を当てるのではなく、
少しでも良くできたところを拡大鏡で見る、くらいの気持ちでいていいのだと思います。
それでなくても自分自身に厳しいあなた、ひとと比べて落ち込む必要はないのですよ。
誰かが褒められていたら、その人の良いところって、どんなものなんだろう、あ、本当だ、こんなに良いところを持っている人なんだ!と、思ってみるか、
あるいは、みんな気づいていないけれど、私にはあの人のこんな良いところも見えているのよ、と、良いところが見える自慢をするくらいでよいのではないでしょうか。
人は自分に持っていないものは見えないといいます。
あなたが誰かの素敵なところが見えたら、それはあなたにもあるということです。
だから人の良いところをたくさん探して、たくさん認めてみましょう。
そんなことを続けてみると、誰かが褒めちぎられていると、不機嫌になるどころか、「そうなんだよね!分かる分かる!」という気持ちになってくると私は思います。
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