世の中にはゴルフ好きの方はたくさんいらっしゃいますが、彼はゴルフが好きだけど、私はやらない、という方もいらっしゃいますよね。
ゴルフに行く前日に彼がいそいそと出かける準備をしているのを見ると、なんだか無性に腹が立つことがありませんか?
そんなあなたに今日は、ゴルフに行く彼に腹が立つ理由と対処法を、心理の側面から解説します。
目次
1. ゴルフに行く彼に腹が立つ心理的な理由は、寂しさと嫉妬
・自由な時間を使うならゴルフ
・自由なお金を使うならゴルフ
・夢中になるならゴルフ
2. ゴルフに行く彼に腹を立てなくてよくなるには、適切なコミュニケーションが大切
・事前準備は、「怒っていることに気づく」こと
・怒っているときは、「言えていない嫌な感情」があるのを思い出す
・「嫌な気分を伝える 」と「怒りをぶつける」は別物と心得る
・嫌な感情を伝え、かつふたりの関係が良くなるコミュニケーション
「寂しい」
「寂しいから、今度私とデートして!」
おすすめは「寂しい。でもあなたに楽しんでほしいから、ゴルフ頑張ってね!」
3. ゴルフに行く彼に腹が立たなくなる秘訣は、「あなたの喜びは私の喜び」という捉え方です
1. ゴルフに行く彼に腹が立つ心理的な理由は、寂しさと嫉妬
・自由な時間を使うならゴルフ
・自由なお金を使うならゴルフ
・夢中になるならゴルフ
2. ゴルフに行く彼に腹を立てなくてよくなるには、適切なコミュニケーションが大切
・事前準備は、「怒っていることに気づく」こと
・怒っているときは、「言えていない嫌な感情」があるのを思い出す
・「嫌な気分を伝える 」と「怒りをぶつける」は別物と心得る
・嫌な感情を伝え、かつふたりの関係が良くなるコミュニケーション
「寂しい」
「寂しいから、今度私とデートして!」
おすすめは「寂しい。でもあなたに楽しんでほしいから、ゴルフ頑張ってね!」
3. ゴルフに行く彼に腹が立たなくなる秘訣は、「あなたの喜びは私の喜び」という捉え方です
1.ゴルフに行く彼に腹が立つ心理的な理由は、寂しさと嫉妬
ゴルフに行く彼に腹が立つ代表的な心理的な理由は、寂しさと嫉妬です。
彼がゴルフに行くことで、置いてきぼりにされる寂しさであり、
ゴルフと私(家族)を比較して、負けを感じることによる嫉妬といえます。
(ゴルフは人ではないんですけど、比較してしまうことがあるんですねっ)
(ゴルフは人ではないんですけど、比較してしまうことがあるんですねっ)
ゴルフと比較して負けていると感じる理由には、以下のようなものがあるでしょう。
・自由な時間を使うならゴルフ
まずは、彼の自由な時間の近い道をゴルフか私かで比較し、「私じゃなくてゴルフに時間を使いたいのね」つまり「私よりゴルフが大切なのね」という思いです。
忙しい現代の人たちにとって、何かに時間を使いたいと思うのは、その人にとってそれが大切だからといえるのかもしれません。
「遊ぶ時間があるなら家のことをやってよ」
「普段は二人でゆっくり話す時間もないのに」
「ゴルフに行くくらいなら私との時間を作るのがスジじゃないの?」
などという文句は、自由な時間の使い道が、私や家族ではなくゴルフであることに嫉妬してしまうときに出てくる文句ではないでしょうか。
・自由なお金を使うならゴルフ
彼のお金の使い道も、彼の愛情をはかる方法として使われますよね。
特にゴルフはお金のかかるスポーツと捉えられることも多いでしょうから、お金に余裕があるなら、ゴルフじゃなくて私に費やしてほしいという思いがあってもおかしくありません。
「ゴルフに行くお金があるなら、家族に還元してよ」
「私の誕生日プレゼントをもっと奮発してくれてもいいんじゃないの?」
「金欠って言ってたのはウソなんじゃないの?」
などという不満を感じることもあるかもしれません。
・夢中になるならゴルフ
彼が夢中になる対象も、彼の愛情をはかる方法として用いられるでしょう。
夢中になるとは、優先順位が高くなることと言えるかもしれません。
「私とのデートの予定はなかなか決まらないのに、ゴルフの日程はすぐに決まるのね!」
「ゴルフに行く時は、楽しそうにイソイソして!」
などの文句は、私よりもゴルフに夢中だという思いからくる不平といえます。
その他にも、ゴルフそのものというよりも、ゴルフに一緒に行く人たちに嫉妬を感じることもあるかもしれませんね。
2. ゴルフに行く彼に腹を立てなくてよくなるには、適切なコミュニケーションが大切
ゴルフに行く彼に腹を立てなくてよくなるには、適切なコミュニケーションが大切です。
そのためのステップをご紹介します。
そのためのステップをご紹介します。
・事前準備は、「怒っていることに気づく」こと
適切なコミュニケーションの事前準備は、「怒っていることに気づく」ことです。
パートナーに不満があって腹を立てているとき、状況により様々なレベルはあれど、私たちは怒っていますよね。
実は、怒っているときに、「自分は怒っているんだ」と頭で意識できている方は意外と少なくて、
ムカムカしながら、「あいつがあんなだからいけないのよ」など、文句ばかり考えてしまいがちなんですね。
「私はいま怒っているんだ」と気づけると、次のステップに行きやすいんですね。
・怒っているときは、「言えていない嫌な感情」があるのを思い出す
心理学では、怒りは「分かってほしい」「助けてほしい」「愛してほしい」が言えていないときであると言われることがあります。
それらは「寂しい」と「悲しい」などの嫌な感情が、言えていないときであるとも言いかえられます。
怒っていると気づいた後には、言えていない嫌な感情や気分があると、思い出すことが大切です。
・「嫌な気分を伝える 」と「怒りをぶつける」は別物と心得る
嫌な気分を伝えることは、怒りをぶつけることとは違います。
言えていない嫌な感情があって腹が立つならば、その言えていない嫌な感情を伝えられること(コミュニケーションすること)が、彼への怒りを軽減させる対処法であると言えるのですね。
怒りをただ相手にぶつけると、
相手には【あなたが怒っていること】は伝わりますが、【なぜ怒っているか(理由)】【どうしてほしいか】は、伝わりづらいといえるんですね。
相手には【あなたが怒っていること】は伝わりますが、【なぜ怒っているか(理由)】【どうしてほしいか】は、伝わりづらいといえるんですね。
なぜなら、そもそも「怒ってる彼女は手がつけられない」とか、「なんだか自分は悪いことをしている」と彼が感じると、
出来るだけ早くその場を立ち去りたいというのが、彼の本音だからかもしれません。
無意識に耳を塞いでしまうのですね。
無意識に耳を塞いでしまうのですね。
これは、人に責められたら誰でもやってしまうことなんです。
そのため、怒りをぶつけるよりも、適切なコミュニケーションが有効だと言えるのですね。
・嫌な感情を伝え、かつふたりの関係が良くなるコミュニケーション
では、あなたが感じている嫌な感情を伝え、かつふたりの関係が良くなるコミュニケーションにはどのようなものがあるか、見ていきましょう。
ここでは、彼がゴルフに行くときの代表的な感情として「寂しい」をとりあげてみますね。
「寂しい」を彼に伝えるとき、どう伝えるのが良いか、例をご覧ください。
「寂しい」
彼に寂しいと言えていないのであれば、「寂しい」と言えるだけでも、大きな一歩といえます。
ただ気をつけたいのは、「寂しい」とだけ伝えると、その気持ちをうまく彼に受け止めてもらえない場合、「自分だけ寂しい」というような被害者的な思いを感じやすく、一層寂しく感じてしまうことがあるんですね。
あなたの寂しさを受け止めてくれる彼の器の大きさによると言えなくもないのですが、一般的に男性はネガティブな感情の扱いが苦手なことが多いため、うまく受け止めてもらえないことは、よくあることなんですね。残念ながら。
また、ネガティブな感情をうまく受け止められない彼に「寂しい」とだけ伝えると、彼に「なんか俺が悪いことしてるみたい」などという罪悪感を感じさせるだけなので、それは彼にとって嬉しくないですから、逆ギレされたり、徐々にあなたとの距離を取られて離れていってしまうなど、あまり良くない方向にいってしまうことが考えられるのです。
「寂しいから、今度私とデートして!」
ゴルフに行く彼に「寂しいから、今度私とデートして!」と、伝えるのはどうでしょうか。
「デートして」のほかにも、彼がゴルフに行って寂しいのを我慢したご褒美に、「美味しいものをご馳走して」「指輪を買って」「旅行に連れてって」などと言いたくなること、ありませんか?
これらは、彼にとっては、あなたに寂しい思いをさせてしまっている罪悪感を補い償う行為(これを心理学では補償行為といいます)ができるので彼はホッとできるため、余程高価なものをおねだりしない限り、「いいよ、分かったよ」なんて言ってくれるかもしれません。
でもですね、実はこれはパートナーシップを円滑にさせるという意味では、落とし穴になることがあるんですね。
あなたが「寂しいから、〜して」と伝えると、彼にとっては、あなたが求めるとおりにすれば、あなたの寂しさはなくなるんだろうと理解すると思いませんか?
「寂しいから、〜して」というのは、〜してくれたら寂しくない、とも受け取れるからなんです。
でも実際はどうでしょうか。
彼がゴルフに行くたびに、寂しさを我慢するご褒美をもらえたら、寂しさはなくなるでしょうか?
おそらくなくならないかもしれませんね。
しかも、「彼が〜してくれるから、私は寂しいのを我慢しなくちゃ」なんて感じるかも。
寂しい気持ちを押し込めなければならないのは、それだけで、随分とせつないことだと思いませんか?
おすすめは「寂しい。でもあなたに楽しんでほしいから、ゴルフ頑張ってね!」
では最後にわたくし帆南のおすすめをご紹介します。
それは、「寂しい。でもあなたに楽しんでほしいから、ゴルフ頑張ってね!」です。
もちろん言い回しはあなたの言いやすい方法にアレンジしてくださいね。
この言い方の良い点を解説しますと、
まずはあなたのネガティブな感情「寂しい」を彼に伝えます。これは省略してはいけないところ。理由は上述したとおり、ネガティブな感情を言えないと、怒りが湧いてくるからなんですね。
まずはあなたのネガティブな感情「寂しい」を彼に伝えます。これは省略してはいけないところ。理由は上述したとおり、ネガティブな感情を言えないと、怒りが湧いてくるからなんですね。
そして「でもあなたに楽しんでほしいから、ゴルフ頑張ってね!」の部分なのですが、「あなたに楽しんでほしい」が最重要ポイントなのです。
私たちは、パートナーには幸せになってほしいと思うものかと思いますが、「パートナーに幸せになってほしい」とはどういうことなのか、というと、相手が楽しい嬉しいと感じることを、「あなたが願う」ということだと私は思うんです。
ゴルフに関して言えば、彼がゴルフに行って楽しんでくることが彼の幸せであろう、と思うならば、それをあなたが願うこと。
それを言葉にして相手に伝えると、まず彼は、あなたに寂しい思いをさせてしまっているのを申し訳ないという気持ちがありつつも、それでもあなたが彼の幸せ(ゴルフを楽しむこと)を願ってくれていることに、グッとくることが多いのですよ。
さらに、あなたが彼の幸せや喜びを願うと、【あなたの気分が良くなる】と考えられるのですね。
人は、他人の幸せを【心から願う時】に、嫌な気分になるどころか、気分が良くなるという傾向があるからなのです。
3. ゴルフに行く彼に腹が立たなくなる秘訣は、「あなたの喜びは私の喜び」という捉え方です
ゴルフに行く彼に腹が立たなくなる秘訣は、「あなたの喜びは私の喜び」という捉え方です。
これはゴルフだけの話ではなく、パートナーシップの肝(きも)と言えるんですね。
あなたが寂しい気持ちを感じたことの、仕返しをしたり償いを求めたりするのではなく、お互いの楽しみや目標に向けて努力することなどを、お互いに応援することなんです。
ただし、そうと分かっていても、なかなか心の底から彼の喜び(ゴルフに行くことなど)を自分の喜びとはできないと感じるものかもしれませんね。
彼にはゴルフがあるけど、私には楽しめるものが何もないとか、時間がない、などと感じることもあるかもしれません。
だとしたら、そんなときは、彼とあなたとの関係とは別に、あなた自身の心に向き合って、何かを変えていくことが求められているときなのかもしれませんね。
あなたが彼や家族以外に、打ち込めるものがあるとか、そんな自分の喜びに我慢せず情熱を注げる人生を手に入れられるとしたら、そしてそんな人生を彼が応援してくれるとしたら、あなたはどう感じますか?
自分にとって何が喜びなのかも検討がつかないという方もいらっしゃると思います。
そんなときは、お友だちなど信頼できる人を頼ってみるのも手だと思いますし、相談相手には、良かったら私たちカウンセラーも入れてくださいね。
そんなときは、お友だちなど信頼できる人を頼ってみるのも手だと思いますし、相談相手には、良かったら私たちカウンセラーも入れてくださいね。
私たちには、自分がいつも笑顔になれるような、物事の捉え方や心の持ち方があるようなのですが、もしあなたがそれらを手に入れたとしたら、あなたの毎日はどんなふうになるでしょうか。
彼との関係は、どんなふうに変わるでしょうか。
そんなことを想像しながら、ぜひ彼とお互いに喜びや幸せを願い応援し合う関係を手に入れてくださいね。
ご参考になりましたら幸いです。