冷え切った夫婦関係を「こんなもの」と諦めていませんか?~あなたが幸せになるための方程式

突然ですが、皆さんはお風呂の温度は何度くらいがお好みですか?

一般的には「40度」あたりが適温と言われていますが、42度の熱々が好きだとか、38度でゆっくりと浸かりたいとか、人それぞれ好みがありますよね。

もし、40度のお湯が好きな人が38度のぬるま湯に入ったらどうするでしょうか。
きっと、追い焚きボタンを押すか、熱いお湯を足すはずです。

理由はシンプル。
「ぬるいお湯は心地よくないから、もっと温まりたい(今より良くなりたい)」と思い、なおかつ「お湯を足せば温かくなる(良くなる方法を知っている)」からです。

当たり前の話のようですが、これを「冷え切った夫婦関係」に当てはめてみると、私たちは不思議な行動をとってしまうことがあります。

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なぜ、冷めた関係を「放置」してしまうのか

結婚して何年か経ち、気づけばパートナーとの関係がすっかり冷めきっている。
会話といえば事務連絡だけ。一緒にいても楽しくないし、むしろ空気のように味気ない、あるいはピリピリして苦痛を感じる……。

そんな「ぬるま湯」ならぬ「冷え切ったお湯」に浸かっているとき、私たちは本来なら、お風呂の温度を上げるように「どうすればもっと仲良くなれるだろう?」と方法を探したり、歩み寄る努力をしたりするはずです。

しかし、世の中には、不満や寂しさを抱えながらも「夫婦なんてこんなもんだろう」「いまさら修復なんて無理」と、最初から諦めて、冷え切った状態に甘んじてしまうケースがとても多いのです。

お風呂の例えで言えば、寒さにガタガタ震えながら、追い焚きボタンも押さずにじっと冷たい水に浸かり続けているような状態です。
なぜ私たちは、そんな心地よくない状況を自分にさせてしまうのでしょうか。

「冷たい(リアル)お風呂」にガタガタ震えながら耐えていた過去の私

「ぬるかったらお湯を足すなんて当たり前じゃない」と思われるかもしれませんが、実はこの記事を書いていて、もう20年以上前の夏休みの出来事を思い出しました。

当時、私と夫は、趣味のランニングを通じて知り合ったご夫婦と一緒に、長野の貸別荘へランニング合宿に出かけたんです。
私たちが別荘に到着したとき、そのご夫婦はすでにひとっ走り終えて、お風呂も済ませた後でした。「お湯を入れてあるから、先に入ってきたら?」と優しく声をかけてもらい、私は「ありがたいなぁ」とお風呂場へ向かいました。

夏とはいえ、長野の山の中ですから夕方は肌寒さを感じます。「あぁ、温かいお風呂に浸かれる」と思って湯船に入った瞬間……私は思わず飛び上がりました。
なんと、お湯がすっかり冷めきっていたのです(笑)。

普通なら、ここで熱いお湯を足すか、追い焚きをしますよね。でも、当時の私はあろうことか、それができませんでした。
「せっかくお湯を入れてくれたのに、私がじゃんじゃんお湯を足す音が聞こえたら、相手に申し訳ないんじゃないか……」
そう思ってしまったのです。結局私は、ガタガタと震えながら、その冷たいお湯にじっと我慢して浸かっていました。

今振り返れば「そこまで気を使う必要ないじゃない!」と笑い飛ばせるのですが、当時の私はそれくらい「周りには過剰なほど気を使うけれど、自分を大切に扱うことは完全に後回し」な人間だったのです。

そしてこれと同じことを、私はのちに「夫婦関係」でもやってしまうことになります。

諦めの裏に隠された「無価値感」

心理学では、望まない現状に不満を持ちながらも変化を起こせないとき、心の奥底(潜在意識)に「無価値感」が隠れていると考えます。
無価値感とは、「自分には幸せになる価値がない」「どうせ私は素晴らしいものを手に入れられない」という思い込みのことです。

私たちは、自分自身が「これくらいが自分にふさわしい」と思っている以上の幸せを受け取ることができません。

「冷え切った家庭がお似合いの私」
「愛されないのが当たり前の私」

そんな風に自分の価値を低く見積もっていると、どれだけ毎日が味気なく苦痛であっても、「これが私の身の丈に合っているんだ」と、現状を維持しようとするかのように、(幸せに向かわないための)強力なブレーキがかかってしまうのです。

かつての「大きな落胆」が心を縛る

誰もが生まれたときは、純粋に「幸せになりたい!なれるに決まってる!」などと願っていたはずです。
それなのに、なぜ「幸せになる価値がない」なんて思い込んでしまうのでしょうか。

その原因の多くは、過去の経験で味わった「大きな落胆や失望」にあります。

かつて、大好きな人を心から喜ばせようとしたのに、うまくいかなかった。
冷え切った夫婦仲をどうにかしようと勇気を出して話しかけたのに、冷たくあしらわれてひどく傷ついた。

そうした痛みを経験すると、心は自分を守るために「もう二度と期待して傷つきたくない」という防衛線を張ります。そして、「あれだけ願ってもダメだったんだから、私には幸せなんて手に入らない」という誤った学習をしてしまうのです。

結果として、パートナーとの冷えた関係を「こんなもの」と諦めることで、これ以上傷つくことから自分を守ろうとします。

ゴールは「夫婦仲の改善」だけではない

ここで私が皆さんに一番お伝えしたいのは、「何が何でも夫婦仲を改善しましょう」ということではありません。

夫婦関係をもう一度温め直すために、お湯を足すようなアプローチをするのも素晴らしい選択です。
でも、もし色々な事情でそれが難しいのであれば、「夫とは適切な距離を保ちつつ、自分の人生(趣味や仕事、友人関係)を徹底的に充実させて幸せになる」という選択肢だってあっていいと思うのです。

大切なのは、「どうやって夫婦仲を良くするか」というテクニックの前に、「私は、もう一度心地よい温かさの中で生きるんだ」と、自分自身に幸せになる許可を出すことだと思うのですね。

世界中に、「不幸せがふさわしい人」なんて一人もいません。あなたも、もっと温かくて、安心できて、心が満たされる毎日を受け取っていい存在なのです。

あなたにふさわしい「適温」を、もう一度

「私は幸せになっていい」と心から思えたとき、不思議と「じゃあ、次の一手はどうしようか」という具体的なアイデアや意欲が湧いてくるようになります。

冷え切ったお湯の中で、じっと耐える毎日はもう終わりにしませんか?
あなたには、心地よく生きてほしいのです。 カウンセリングでは、そのためにまず、過去の痛みを癒やし、「私は愛されていい」という感覚を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

あなたがあなたにふさわしい「最高の適温」で、のびのびと笑顔で生きられる日を、心から応援しています。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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