カウンセリングサービスの帆南尚美です。
ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。
仕事をバリバリするキャリアの女性の中では、仕事が早いとか、決断力や行動力があることを褒めるときに、女性なのに「男らしい」なんて言ったりすることがあるようです。
彼女、いつも男らしいよね、とか、
あの揉め事を解決したときの彼女は男らしかったね、とか、
言われている本人もまんざらでもないこともあるようです。
しかし、そもそも私たちは男性全般のことを「判断が早い」とか「行動力がある」なんて思っているのかというと、
、、、そうでもない気がします。だって、男性だって色々な人がいて当然ですもの。
それでも「男らしい」という言葉が出るのは、
女性は、自分は不完全である、という思いを持ちやすいことが理由かもしれません。
小さい頃、お父さんと一緒にお風呂に入って、お父さんにはあるのに私にはない!と思った、あれです。
そう、おちんちんがないので、お父さんにあるものがない私は不完全、と思ってしまいやすいと、心理学では考えられています。
ということは、「男らしい」というのは、少しでも完全なものに近づいた、という意味でも褒め言葉になるのもしれません。
とはいえ、「男らしい」を褒め言葉として受け取るのはまだしも、仕事中は女を捨ててしまう気がする、というのも良く聞く話です。
物事をロジカルに考えてさっさと行動して決断するために女性らしさまで構っていられない、というのです。
気づくと表情は垢抜けず、手や足の仕草に女性らしさを全く忘れているというのです。
(つまり言葉は悪いけれどオッサンみないな顔つきをして、がに股で歩いたりすることのようです)
しかし、これはいけないことなのでしょうか?
仕事中は思いっきり好きなようにやればいいと私は思います。
男性性と女性性という言い方をしたりしますが、仕事はそのバランスが大事だったりもするのですが、
まずは男性性を優位に仕事をするのだ、というのであれば、それはそれでありかな、と私は思います。
その先に、「あれ、女を捨てるだけだと上手くいかない時があるかも」と思ったときがやってきたとしたら、
ようやく女性性の登場、という感じであっても、それが自分らしく思えれば一番かなと私は思います。
どちらにせよ、いくら自分では女を捨てていると思ったとしても、簡単に捨て去ることはできないのですから、自分が今心地よいと思えるバランスで仕事を進めてみてはいかがでしょうか。