全3回:③母娘関係編〜「私が正しい」を手放したら、世界が優しく変わった話

こんにちは。帆南尚美です。

先日、ランチに入るお店をどこにしようかと思いながらタイ料理屋さんの前を通りかかったんです。お店の外にお料理の写真がペタペタと無造作に貼られていたので、どんなメニューがあるのかなと足を止めた瞬間。ガラッと勢い良くお店のドアが全開になり、中から「どうぞ!」というお店の人の声。

「えっと…。まだ入ると決めたわけじゃないんだけど。」そう思いながらも、なぜか店内に向かって歩き出し、言われるままに席についてしまいました。「まんまとお店の策略(?)に乗ってしまった。」そう思いながらも、ちょっと嬉しい気分だったんですよ。すごく歓迎された気がしたんですね。いつもカウンセリングで「オープンハートが大事」と言ってる帆南ですが、ドアもオープンが大事。相手がいい気分になる。そんな発見の日でしたよ。
……そんな風に、勢いよく開いたドアに招き入れられたとき、私の心もふっと緩んだんです。

さて、4/5(日)に東京で開催する心理学ワークショップ、テーマが『「正しい私」よりも「愛される私」へ。』なのですが、

私自身の体験から、「私が正しい」を手放したら、世界が優しく変わった話を、3回にわたってお届けしています。

連載最終回の今日は、私にとって一番長く、そして一番固く閉ざしていた『母との心のドア』についてです。

「お母さんの期待に応えるのをやめたら、自分の人生が動き出した。」という話です。

第1回、第2回も、よろしければお読みくださいね。

親の言葉にモヤモヤする自分を責めていませんか?

「もっと有名な大学へ」「世間体の良い就職先を」「高スペックの人と結婚を」

親からそんな風に自分の進路や人生に介入されると、なんだかうんざりしてしまいますよね。

「親なら子供のやりたいことを応援すべきでしょ!」という正しさをぶつけたくなるけれど、結局は母の顔色を伺ってしまう……。

そんな、親の期待と自分の幸せの間で揺れ動いて、心が疲れていませんか?

母の期待と私の悲しみ

かつての私もそうでした。母が私の進路に細かく口を出すことに、ずっと反発していました。

「お母さんは私の幸せより、世間から『優秀な子供を持った母親』だと思われたいだけじゃないの?」

そう思うと、「私は愛されていない」と感じて、悲しくて仕方がありませんでした。

私の心の中の「正しい私」は、「母親なら、子供の才能や興味を一番に尊重すべきだ」と強く信じて、母を責めていたのです。

心の気づき:視点を少しだけスライドさせてみる

でも、ある時ふと思ったんです。

「『完璧な母親ならこうすべき』と思っていたけれど、もしかして母自身、そんなに優秀な母親ではないのかもしれない?」と。

母も一人の人間で、不安や弱さを持っていて、自分の価値を子供の成功に重ねることでしか安心できなかったのかもしれない。

そう思えたとき、母への怒りよりも先に、「母を満足させるために私の人生を差し出す必要はないんだ」という静かな納得感が生まれたのです。

変化のきっかけ:「正しさ」よりも「自分の人生」

「お母さんが変わるべき」という正しさを握りしめている間は、母の言動に一喜一憂し、振り回されてしまいます。

でも、「お母さんはそういう人なんだ」と一旦横に置いて、「私は私の人生を、私のために選んでいい」と自分に許可を出せたとき、初めて母娘の癒着から一歩外へ出ることができました。

それまでの「お母さんはなぜああなんだ。」という疑問と怒りは、子どもの頃からずっと変わらない「小さな娘」と「完璧に見える母」との関係の中で存在していました。しかし「お母さんも案外、ただの、ひとりの女性なんだね。」という、愛情を込めた笑顔を母に向けられたとき、母とは女性同士の仲間になれた気がしました。

それ以来、母が干渉してきたとしても、怒りではなく、「干渉したくなるほど、母は私のことが気になって仕方がないんだね。私のことが大好きなんだね。」と微笑みながら思えるようになっていきました。

ワークショップへのお誘い

4月5日のワークショップでは、こうした「こうあるべき」という自分を縛る思い込みを、ふっと手放していくプロセスを大切にしています。

一人で向き合うと苦しい親子のテーマも、みんなで楽しく実習を重ねていくうちに、不思議と「あ、私は私のままで愛されていいんだ」という感覚が自然に育っていきます。

「正しい私」でいようとするのを卒業して、ありのままの自分で「愛される私」へとシフトするためのヒントを、ぜひ受け取りに来てくださいね。

▼ ワークショップの詳細・お申込みはこちら
https://honaminaomi.jp/archives/3627

ワークショップ概要
テーマ

「正しい私」よりも「愛される私」へ。 〜自分を縛るマイルールを手放して、心を通わせる生き方へ〜
日時: 2026年4月5日(日) 14:30〜16:30
     16:30ピッタリに終わらない場合があります。時間に余裕をもってご参加くださいね。
場所: NATULUCK市ヶ谷外堀通り店 大会議室(東京)
     会場への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。
     住所:東京都新宿区市谷田町2-19-1 NBC市谷田町ビル3F
受講料: 4,400円(税込)
持ち物: 筆記用具

この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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