好きと言ってくれないと不安になる恋愛~毎日でも言ってほしい?

お付き合いをすることになった彼。
好きですと言ってくれたのは最初だけで、最近は全然そんなそぶりを見せてくれないので、本当に私のことを好きなのか不安になる、なんていうことがありませんか?
好きと言ってくれないと不安になる恋愛を心理解説します。
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好きと言ってもらえたときの心理

まずは、「好きと言ってもらえたとき」の心理です。

人は誰かに好きだと言ってもらえると嬉しいものです。相手にとって自分が特別な存在であるように感じるからではないでしょうか。

誰かの喜びになれた

私たちには誰しも自尊感情といって、誰かの役に立ちたいとか、人の喜びになりたいという思いがあります。
好きと言われると、自分の存在には価値があるとか、誰かの喜びになれたような感覚を得られるのかもしれません。
好きと言われないと不安になる理由
好きと言われないと不安になる心理的な理由として代表的なのは、相手にとって自分が特別な存在ではないんじゃないか、という疑いを持ってしまうから、といえます。私たちは、自分って存在してもいいの?迷惑ではありませんか?と内心とってもビクビクしながら生きていることがある、と言ってもいいのかもしれません。

自分にOKが出せない

自分にOKを出せない、つまり自分のことを「特別な存在だ」と思えないと、誰かに「君は特別な存在だよ」と言ってほしいし、言ってもらわなければ不安で仕方なくなることがあります。彼が好きと言ってくれたとしても、最初の一回か二回くらいだけで、あとは好きのスの字も言われないとしたら、

「私って存在してもいいの?迷惑ではありませんか?」という思いがあって、それを彼に満たしてほしいと感じているのかもしれません。

自分への疑い

彼に好きだと言ってもらえた瞬間は自分の存在にOKを出せるけれど、しばらくすると「あれ、私ってOKなんだっけ?」という疑いが出てくることもあります。
そんなときに「あのときは好きだと言ってくれたけど本当なのかな。最近好きと言ってくれないけれど、まだ好きでいてくれてるのかな?」という思いが浮かんできたりするのでしょう。
好きと言ってくれないと不安になりやすい人の特徴
好きと言ってくれないと不安になりやすい人の特徴として代表的なのは、誰かの役に立ちたいという気持ちが強いということです。

お役に立てなかった経験

にもかかわらず、もしも心からお役に立ちたい相手に対してお役に立てなかった、などと感じる経験があると、そんな自分にがっかりし、自分なんて・・と思い、自分の存在を小さく見積もるようになってしまうこともあるようです。
本来の才能や能力が豊かであったとしても、それには目を向けず、「自分なんて、これしかできない」「自分には、この程度で我慢するのがふさわしい」などと、自分をちっぽけに扱ってしまうことがあるのですね。

前向きになりづらい

自分をちっぽけな存在にしてしまうと自分の力を信頼できないので、何か問題が起きて八方ふさがりのような状態になってしまったときなど、大きく落胆したり、前向きになりづらい傾向があるかもしれません。
彼が最初しか好きと言ってくれない理由
彼が最初しか好きと言ってくれない理由は、あなたのことが好きな気持ちが変わっていないから、と言えるかもしれません。

一度好きと言えば好き

もしも、あらためて「私のこと好き?」と聞いたとしたら、
「え、最初に好きだって言ったよね。それじゃ足りないの?」なんて
彼に怪訝そうな顔をされることもあるかもしれません。
一度好きだと言えば、そのあとも好きだということかもしれません。
チョコレートが好きだと言えば、明日も明後日も好きだというのと似ている・・・のでしょうか。

言わなくても分かってるよね

でも海外の映画やドラマを観ていたら、「ラブユー♡」とか「ハニー♡」とか毎日言ってるじゃない。。と思うかもしれませんが、文化的な違いもあり、言わなくても分かってるよね、という感覚を持ちやすい日本では、たとえお付き合いをしている間柄や夫婦であったとしても、好きだと言うことのハードルがまだまだ高いと言えるのかもしれません。
好きと言われなくて、不安になることから卒業するための対処法
パートナーに好きだと言われなくて不安になることから卒業するための対処法のひとつに、自分から好きだと相手に言ってみるという方法があります。「え?自分から?そんなの嫌だ!」

なんて、思うかもしれません。。

好きだというのは、言われれば嬉しいし、言われれば自分も言ってあげてもいいような気がするかも。

ところが、私たちの心には、独特のしくみが備わっているのです。
これを理解し、使えるようになると、不安や不満が軽減されることが期待できるのです。そのしくみとは、
『何かを「してほしい」という欲求があるときに、自分がそれをする(与える)ことで、その欲求が満たされるように感じることがある』というものです。

心理学では、「あなたの欲しいものは、あなたが与えるもの」などと言われたりします。

あなたが彼に「好き」と言ってほしいならば、あなたから「好き」と言ってあげましょう、そうしたら、まだ彼から好きだと言われなくても、あなたの心が次第に満たされていくことがありますよ、という意味なんですね。

しかも、彼があなたに応えて「好き」と言ってくれたとしたら、一層うれしい気持ちになるのではないでしょうか。

好きと言うのも勇気がいると知る

自分から好きだと言うのは気が重い・・・と、もしあなたが思うとしたら、好きと言うのも勇気がいるんだな、彼ももしかしたらそうなのかな、なんて彼のことを少し理解することができるかもしれません。

相手に伝わる方法を試行錯誤する

たとえあなたが「好き好き」と言っても、相手がたいして嬉しそうな反応をしなかったりすると、なぜ伝わらないんだろうと思いませんか?
そして、この好きだという気持ちをどうすれば相手に伝わるのかと、試行錯誤するかもしれませんね。
あなたはどうやってあなたの愛を相手に伝えるのでしょうか。
やさしい言葉をかけますか?
料理を作ってあげますか?
楽しそうな笑顔をプレゼントしますか?

もしかしたら言葉で好きだと言わなくても、あなたは愛情を表現しているかもしれません。
そしてそれは、彼も同じかもしれないのです。

好きだと言わなくても好き

どうやって愛そうかと悩み、試していると、彼がいつもデートに誘ってくれるとか、デートの行き先をプランしてくれるとか、時にはごちそうしてくれるとか、それまで当たり前だと思っていたようなことのひとつひとつが、彼の愛情表現であることに気づくかもしれません。
つまり、好きだと言わなくても好きなんだ、愛してくれていたんだ、ということに、身をもって気づくかもしれません。それにより、彼の愛に深く感謝を感じられるようになるかもしれませんね。

そういう試行錯誤と理解や発見の繰り返しが、相手をより愛し、愛される関係を手に入れることにつながるのですね。

彼の愛情を感じる秘訣は、自分から愛すること

好きと言ってくれない彼の愛情を感じる秘訣は、自分から愛することです。
上で述べたように、「あなたの欲しいものは、あなたが与えるもの」ですからね。

自分から「好き」と言う、彼の喜ぶことをやる、彼が困っているときは手を差し伸べる、など、恋愛は受け身にならず、自分から行動をした人が、いい気分になり、愛されている気分になり、幸せを感じやすいのです。

とはいえ、私ばっかり・・・とか、全然愛されている気になれない・・・などと感じてしまうこともあると思うのです。

そういうときは、自分の心に向き合ってみるのがおすすめです。
たとえば、彼との関係だけでなく、普段から自分ばっかり損をしているような気がしていませんか?
これまでもずっと、人に愛されている感じがしなくて、寂しい思いばかりをしてきていませんか?

彼に「好き」と言ってもらうことを求めるのではなく、
あなたの心が寂しくて苦しくて、ずっと愛されたくて仕方がないという状況ならば、

そんなあなたの心に寄り添って、もう大丈夫だよ、あなたの味方だよ、大切だよ、と、あなたの心の中のあなたを、自分で抱きしめてあげる、なんていうことも有効だったりするんですね。

これまでずっと、寂しい思いをひとりで抱えていらしたとしたら、
そろそろその寂しさを手放す時期かもしれませんね。

私のカウンセリングでは、そのように心に向き合うことのお手伝いもしているんですね。

いつも寂しい、ひとりぼっち、支えてほしい、助けてほしい、でも言えない・・・なんて思っていたあなたが、もしも寂しさや孤独感、誰にも助けてもらえていない気持ちを手放せたとしたら、あなたはどんな笑顔でパートナーに向き合えそうでしょうか?

パートナーに、あなたの温かな愛情を、どんなふうに表現したいでしょうか?

そんなことを想像しながら、もっと楽しく幸せな恋愛を手に入れていただきたいと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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