尽くす恋愛でもフラれてしまうワケ~我慢しない恋愛ってアリなんですか?

彼に喜んでもらいたくて、彼が言うことに何でも従ってきたのにフラれた!なんていう経験ありませんか?
ラーメンが食べたいといえばラーメン屋に行ったし、
キャンプがしたいと言えば、アウトドアが苦手だけど一緒にキャンプしたのに!
・・・尽くした割には実りの少ない恋愛を心理解説します。
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尽くす恋愛の心理
好きな人ができたならば、その人が笑顔になってほしいと思うものではないでしょうか。
すると、その人が「今日は行きたいカフェがある」と言えば、「うん、行こう」と同意するかもしれませんし、「野球観戦に行こう」と言われれば、野球に興味がなくても「うん、いいよ」と言ってしまうことは、誰でも一度くらいはあるかもしれません。
相手が喜んでくれればそれが私の喜びだ、と思っているならば、何も問題はないのでしょう。
今さら尽くすのをやめられない
ところがお付き合いが続いてくると、今までいつも同意していたので、今さら相手にNoと言えない、という心持ちになることがあります。
いまさら野球は嫌だと言えない
いまさらカフェじゃなくて居酒屋に行きたいとは言えない
そんなことをしたら、嫌われちゃうんじゃないかな。
そう思うと、やっぱり彼の言うことにYesと言い続けてしまうこともありますよね。
あるいは、私はなんでも彼の言うことを聞く女だと思われているだろうから、ここでその信用を失いたくないという気もするかもしれません。
愛されたいから尽くす補償行為
誰かに愛されたいから、褒められたいから、認められたいから、などという理由で何かをすることを補償行為といいます。補償行為は我慢している気分や、嫌々相手に合わせていると感じることもあるんですよね。
我慢は爆発に発展する
補償行為をしていると、あなたのために「やってあげてる」のような気分になることもあるでしょうし、ときには我慢の限界だと感じて気持ちが爆発してしまうこともあるでしょう。
爆発すると相手を責める
我慢の限界で気持ちが爆発すると、相手を責めるようなことを言ってしまうことは、よくあることです。

野球なんて本当は嫌い!
でもあなたが喜んでくれるならと思って我慢してきたのよ!
ちょっとは私の気持ちもわかってよ!

このくらい、なぜあなたが爆発したのかが相手に分かりやすいならば、

なんだ、野球が嫌いならそう言えばいいじゃないか。

と、身も蓋もなくなるようなことは言われる可能性がありますが、相手になんだか我慢しちゃったんだねと、あなたの気持ちも多少は伝わるかもしれません。
相手を困らせるワケ
しかし、爆発したときはいっぱいいっぱいになってしまいますから、

ちょっとは私の気持ちもわかってよ!
あなたは私のことなんてちっとも考えてくれないじゃない!

などと、何をわかってほしいのか分かりづらーい感じになってしまうと、相手に

なんか怒ってるけど、何が不満なのか分からない。。

と感じさせてしまい、

何を考えてるのか分からないから扱いづらいな。。

というように思われてしまうことがあるので、段々と二人の関係にヒビが入るということになりかねません。
尽くす恋愛をする人の特徴
大好きな人に喜んでもらいたいと思って尽くしてきたのに、いつの間にか我慢ばかりになり、ついには爆発するような恋愛を繰り返してしまう人は、相手が喜んでくれるならば、多少の犠牲を払っても仕方ないかなど、そもそもはとても愛情深い人と言えるでしょう。
ところがそういう人は、もしかしたら誰かを好きになることと我慢することが、いつも心の中でセット商品のようになっているのかもしれません。
当たり前のように、誰かを好きになると、我慢するということをやってしまうので、遠慮深いし優しいし、いい人でもあります。
でもその後ろにいつも爆発の危険性が潜んでいるので、自分でも心の中に爆弾を抱えているようで、いつまた爆発しちゃうんじゃないかと、ビクビクしていたりしませんか?
尽くしすぎの恋愛をやめるには
我慢は怒りを作ると言われています。
とはいえ我慢をしない恋愛ってアリなんですか?と言われるほど、我慢が板についていらっしゃる場合があります。
我慢ではない愛し方
我慢というのは、相手の立場からしたらどうでしょうか。

私は『これが好き』『これが食べたい』『これをやりたい』などという気持ちは我慢します、だってあなたが好きだから

と言われたら、あなたはどう思うでしょうか?

え?あなたの好きなことをやりなさいよ。
食べたいものを食べたいと言ってよ。
嫌なことは嫌と言ってよ。
なんて、思いませんか?
好きな人に好きなことをして笑顔でいて欲しいのは、あなたも、相手も同じではないでしょうか。
我慢することが愛することではないとしたら、あなたはどうやって大切な相手を愛しますか?
自分の気持ちを大切にする
これまで我慢することが愛することであるかのように感じていた人は、我慢ではない愛し方をしなさいと言われても何をしたらいいのか分からないという気がするかもしれません。
そんなときは、まず自分の心に「何がしたいの?」と聞いてみることから始めてはいかがでしょうか。
相手が映画に行こうと言ったら、私も映画に行きたいの?彼が観たい映画を私も観たいの?と聞いてみるのです。
行きたい!と思えば行けばいいし、映画に行くのはいいけど別の映画がいいなぁと思うときは、そちらを提案してもいいのです。
あるいは今日は彼の観たい映画で、次は私の観たい映画がいいな、と言ってみてもいいかもしれません。
私の気分はどうなの?と自分の気持ちに興味を持って、自分に聞いてみてくださいね。
そしてそれを大切に扱うことに慣れていただきたいなと思います。
あなたがあなたの気持ちを大切にして笑顔になると、相手も笑顔になるはずです。
相手を笑顔にするには、我慢ではなくて、あなた自身を大切にすることなのかもしれませんね。よろしければ、こちら↓↓↓もご覧くださいませ。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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