婚活してもサッパリ。
友人たちは早々に結婚、あるいは好きな人と同棲したり、少なくとも浮いたウワサがあるのに、なぜ私はダメなの?
一応身なりには気を使っているし、顔だって自分で言うのはナンだけど悪くないほうだと思ってる。
仕事も手を抜かないし、上司のいいつけはきちんと聞くし、
マッチングした相手と会えば、それなりに会話もできるし、
私、悪くないはずなんだけど、モテない。
さっぱりモテない。
一度くらいデートしても先に進まない。
いったい私の何が悪いわけ???
と、ちゃぶ台を毎晩ひっくり返しているあなた。
そろそろなんとかしたいですよね。
モテないとおっしゃる方にも色々ありますが、やるべきことをきちんとやっているし、比較的しっかりしてる人、仕事で優秀だと言われるとか、自分に厳しい人など、出会いのためならばと様々な努力をされる方がいらっしゃいます。
色々やってるのにいい出会いがないとしたら、いったいどんな努力をすればいいというの?
いや、もしかしたらこれだけ努力をしてもダメということは、私には自分では気づいていない、とんでもない欠点があったりして?なんて思うこともあるかもしれません。
そもそも私はものすごく魅力がない人間なのか?!?!
・・・なんだか負のループに入り込んでしまいそうですね。
世の中には本当に、ちょっとのスキもないくらいに完璧に色んなことがデキる人がいますよね。
そして、ちょっと納得いかないと思ったら、改善の努力を惜しまないという方もいらっしゃいます。
それは素晴らしいことでありますし、賞賛されるべきことかもしれません。
ところが、そんなに素晴らしいあなたが、もしパートナーを得ることに苦労をされているとしたら、
自分の良くないところを改善しようという作戦をパートナーシップにも持ち込もうとしているのではありませんか?
つまりマイナスをゼロに、ゼロをプラスにと、何かを足していくことで成功してきた方の場合、それが努力というものだ、成功の秘訣だ、と思っていらっしゃることがあるようです。
でも気づいていらっしゃいますか?
何かを足そうということは、あなたはご自身について、何か「足りない」と思っていらっしゃるみたいなのですが、
実はパートナーシップにおいて、「足りない」というのは、あなたの魅力のひとつでもあるのです。
それは、どれだけあなたが「抜けているか」と言えるかもしれません。
ん?なんのこと?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
これまで努力を重ねていらした努力家さんは、抜けているところ(欠点とか短所などと呼ばれることもあるところ)は、隠すか改善するか補う必要があると思われることがありますが、
パートナーシップにおいて、それは相手に愛してもらうところである場合がとても多いのです。
つまり恋愛は「私はできる人」ということをアピールするだけでは上手くいかず、
「私はできない人」の部分を愛してもらうことが大切と言えるかもしれないのです。
なぜわざわざ自分のダメな部分を相手に見せて、しかも愛してもらう必要があるのかというと、
恋愛というのは、「この人と一緒にいたら、きっといい気分でいられるんだろうな。」
と相手が感じてくれたときに上手くいくことが多いのではないでしょうか。
人は、
①話が合う・趣味が合うなど、「ピッタリだ」ということだけでなく、
その相手と一緒にいたら
②「自分のダメなところをカバーしてもらえるから嬉しい」という点と、
③「相手のダメなところをカバーしてあげられるから役に立てて嬉しい」という
3点が合わさってこそ、
「この人と一緒にいたら、きっといい気分でいられるんだろうな。」と感じるものではないでしょうか。
つまり、話が楽しくて、色んなことができる努力家さんは、③の、相手があなたのお役に立てそうと感じられる機会を差し出すことを忘れがちなのかもしれません。
何でもできる人を目指すのではなくて、できないことや苦手なことを、「苦手なんです。」と恥じらいを持って(←ここ大事!)話せるようになることを、ぜひ目指してみてくださいね。