こんなに尽くしてきた私を愛さないって、どういうこと?〜我慢や犠牲と愛の違い

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こんにちは。カウンセリングサービスの帆南尚美です。
いつもありがとうございます。

彼が忙しい人で、デートの日にちも時間も彼に合わせないといけない。それも彼が時間がないと言うので近場での食事ばかり。本当は2人でディズニーランドに行ってみたい。有名なデートスポットやイルミネーションを見に行きたい。年越しデートをしてみたい。

でもそんなことを言ったらいけないと思って、ずっとずっと我慢してきたのに。
あいつったら、いつの間にかほかの女の子とデートしていて、わたしを裏切った!
信じられない!今までずっと彼のために尽くしてきたのに!
なんて思いやりのないとんでもない男だったんだろう。恨んでやる!

こんな悲しくて辛い経験をした方もいらっしゃるかもしれません。
腹立たしくて夜も眠れないかもしれません。

彼のことを思いやって色んなことを我慢してきたのだから、感謝されてもいいくらいなのに。

にもかかわらず、感謝のカの字もない彼の態度、しかも私の愛を踏みにじるなんて一体どういうこと?などと思うかもしれません。

彼を良い人だと思っていたのに、いったいなぜこんなことになっちゃったんでしょうか。

我慢と犠牲は愛じゃなかった

私たちは相手を大切にしようと思うときに、我慢するという手法を取ることがあります。

大好きな彼が忙しいから、我慢してデートはあまり誘わないとか、

本当は素敵なレストランに行きたいけど、彼がそういう店は苦手だというから、我慢していつも町の定食屋ばかりとか。

自分自身がやりたいことよりも、相手のことを優先しているのですから、一見するととても思いやりがあって優しい人のように思うかもしれません。

もちろん彼を愛していて、そうしたくてやっているのであればいいのです。いくら定食屋さんばかりのデートでも、「彼が喜ぶならばそれが私の喜びだ」と思えるのであれば、問題はないのかもしれません。

ところが、本当はイタリアンとかフレンチなどに行きたいのに、彼が嫌だと言うから定食屋さんで我慢しようと思っているとき、それは彼を愛しているというよりも、犠牲をしていると言えるのかもしれません。

彼が喜んでくれるのが私の喜びだというような、やりたくてやっているのは、行動動機が「愛」であると言われています。一方で、本当はやりたくないことだけど、嫌だと言って嫌われたらどうしようと思い、仕方なく我慢しながらやるときの行動動機は「怖れ」であると言われています。愛されようとして怖れを行動動機にすることは、心理学では補償行為と呼ばれていて、補償行為はいくらやっても幸せにならないと言われています。

怖れを行動動機にしているとき、あなたは魅力的でない

我慢や犠牲をしているとき、あなたはどういう表情をしているのでしょうか。
心から楽しくて嬉しくて仕方がない顔をしていますか?

きっと違うかもしれませんね。
私が我慢しているからあなたは好き勝手なことができるのよ、とか
私が何も言わないからあなたはいいわよね、とか
こんなにあなたのために尽くしてあげているんだから、いつか倍返しくらいしてくれるわよね、とか。
(3倍返しくらいかな?)

ここまでキツイことは考えていないかもしれないし、意識はしていないかもしれないのですが、「私は我慢をしている」という気持ちがあると、私たちは心からの笑顔にはなれないかもしれません。
彼から見たあなたは、なんとなく嬉しくなさそうだったかもしれません。何か悪いことをしたのかな?とか、不機嫌なのかな?などと彼が実は気を使っていたとしたら、彼に居心地の悪さを感じさせていたかもしれません。気づかないうちに。

だからといって、彼があなた以外の女の子とデートしていい理由にはなりませんが、彼に対してあなたがもっともっと本来の魅力を発揮できて、もっともっと彼があなたにぞっこんになって、もっともっと二人が楽しくお互いが大好きになれる方法もあるはずなのです。

もしあなたが「イルミネーション見に行きたいな♡」とか、「近いうちにあそこのレストランにあなたと一緒にいきたい♡」などと言ったとしたら、そのような話をしているときのあなたは、キラキラ輝いてとても魅力的なはずです。
また、あなたがどのようなことに興味があって、どんなお付き合いを彼としたいと思っているのかが、彼に伝わることも大切です。
どうやったらあなたが喜んでくれるのかが分かると、人はそれをやってあげたくなるものなのです。そして、それを教えてくれた人(あなた)のことを、もっと好きになることが多いようです。

あなたが自分の好き嫌いに正直になって、嬉しい・嬉しくないを軽い調子で表現できるようになると、あなたはより一層魅力的に見えるでしょうし、そんなあなたを周りは放っておかないはずです。

我慢や犠牲は、「よーし!我慢するぞ!」と思ってやる人はあまりいません。
長年の学びやその人の歴史によって、それが当たり前になっている場合がとても多いようです。
つまり、気を抜くとつい体に力が入って我慢してしまうという、不思議なことが起きてしまうことが考えられるのです。

我慢は自分にも優しくないし、相手にも優しくないと言えます。
我慢をやめて、自分も相手も心からの笑顔になる方法を手に入れると、恋愛がもっと楽しくできるようになるかもしれません。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
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・今の仕事を気分よくやりたい
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・言いたいことを言えるようになりたい
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・いつも前向きな人生にしたい         など

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