【恋と仕事の心理学】好きな人とパートナーシップを築こう

artem-kovalev-fk3XUcfTAvk-unsplashパートナーシップがうまく行かないとひと言で言っても、

そもそも好きな人が現れないという方もいらっしゃいますし、
好きな人はできるのだけど、その人がパートナーになってくれることがほとんどないなど、色々なパターンがあります。
片思いだけど仲良しだからいつかお付き合いできるんじゃないかと思っていたら、あるとき彼が他にパートナーができたからと去っていったとか、自分はお付き合いをしていたと信じていた彼が急に結婚が決まったと報告してきたとか。いいなと思っていたのに、実は既婚者だと知らされたとか。
お付き合いしそうなところまではいくけれど、その先に進まないというとき、私たちは「なぜ自分ばかりいつもパートナーができないんだろう。」と悩んだり、すぐにパートナーができる人をうらやましく思ったりします。
がっかりしますよね。
なんだそれは!と、ちゃぶ台をひっくり返したくなってもおかしくありません。
相手の人が誠実でなかったとか、自分には運がなかった、ということで納得ができればいいのですが、そういうことが続くとしたら、何か他に理由があるんじゃないの?と思うかもしれません。
無意識の力
心には、頭で意識できる「顕在意識」と、意識できない潜在意識等の「無意識」があります。
顕在意識は心の4%ほどを占めていると言われ、残りは無意識と言われています。
無意識が占める割合がとても大きいのです。
私たちはパートナーが欲しいなら欲しい、欲しくないならば欲しくない、あるいは迷っているなど、心の中の気持ちはひとつだと思ってしまいがちですが、私たちが自分で意識できるのは顕在意識の部分だけです。
つまり心の大部分を占める無意識の部分がどう感じているのかは、自分ではわかりません。
顕在意識ではパートナーが欲しいと思っても、無意識がパートナーは欲しくないと思っていることがあります。無意識というのは、もう忘れてしまったような遠い過去の記憶なども入っています。頭では忘れているけれど、心は覚えているのです。
あまりに傷ついた経験などがあると無意識がパートナーは欲しくないと思ってしまうことがあります。
パートナーが欲しいのにできないというとき、顕在意識と無意識の力関係を考えると、心の大部分を占める無意識がパートナーが欲しくないと思っているために、その無意識に従った行動を知らないうちにとっているということがあるのです。
あなたの行動から無意識を読む
では意識できない無意識の部分が何を思っているのか、どうすればわかるのでしょうか。
それはあなたの行動が教えてくれることがあります。
たとえば、パートナーがすぐにできる人であれば当たり前のようにやっていることが、パートナーができないと思っている人はそれをやろうということすら頭に浮かんで来ず、チャンスを逃がしたりすることがあります。
つまり、好きな人ができたら好きだという態度を示すとか、
相手は未婚か、あるいは特定のパートナーがいないのかをお聞きして確認するとか。
自分と付き合う気があるかを確認するとか。
これらは余程相手が積極的にあなたにアプローチしてくる場合でなければ、好きな人ができたときの必須行動項目だと私は思うのです。
ところがこれをやらずに、相手の顔色や態度を色々と見て、この人は私を好きなのか?つき合う気があるのか?とひとりで悩んでしまうとしたら、上記必須行動項目をやりたくない理由があなたの無意識にはあると考えることができるのです。
あるいは反対に、相手には聞かないけれど、きっと相手は自分を好きなはずと思い込み、もうお付き合いをしているかのような気持ちでいたところ、蓋を開けたら相手は実はその気ではなかった、などということがもし続くとしたら、それも同様に上記必須行動項目を無意識のうちに避けている、つまりパートナーが手に入らないように無意識があなたにそう振る舞わせていると考えることもできるのです。
無意識に考えを変えてもらう
顕在意識ではパートナーが欲しいのに、なぜか無意識がそれを阻止しているかもしれないとしたら、あなたの無意識に「パートナーは欲しくない」という考えを変えてもらう必要がありますよね。
無意識というのは、あなたが過去に傷ついたり誤解したりしたことをもとに、あなたのためを思って「パートナーを作らないほうが身のため」と思っていることがあります。
もう二度と傷つきたくないし、辛い思いはしたくないからです。
無意識にある心の傷や誤解は、過去の経験を見直して心の傷を癒してあげることで変えることができたりします。
無意識に抱えている心の傷は、気が付かないけれど普段からとてもあなたの気分を重くしたり、幸せから遠ざけてしまうこともあるようです。
そのためパートナーが欲しいかどうか以前に、あなたの毎日が心軽やかになるためにも、そのような心の傷はお手当てしてあげるといいのかもしれません。
もしあなたの無意識が、パートナーを作らないほうが身のためと信じていると仮定したら、それはいったいなぜなのでしょうか。
色々と思いがあるかもしれません。
そんなことから手がかりを探って、もうその心の傷や誤解などを手放していくことで、大好きな人と幸せになる道を選びませんか?
あなたには魅力がある
パートナーを作るにあたっての必須行動項目をしたところで、パートナーなんてできないんじゃないかと思うこともあるかもしれません。
これは、自分にはどうせ魅力なんてないんじゃないかという考えから来るものかもしれません。
ところが、パートナーができない人が魅力がないわけではありません。
とても魅力的で思いやりがあって、話題も豊富だけどパートナーができないとお悩みの方はとても多いように私は思います。
魅力的であれば相手から声がかかるのではないの?と思うかもしれませんが、そんなことばかりではありません。
なぜなら、多くの場合、人は誰でも自信がなくて、相手が自分のことを好きなのかを知りたいと思っています。
そしてもし相手にその気がありそうであれば、安心してお付き合いをして欲しいと言えたりするものです。
特にもしあなたが、お付き合いして欲しいとは自分から言いたくない、絶対に彼から言って欲しい、などという女性であるならば、彼が安心してあなたに告白できるように状況を整えてあげる必要があると私は考えます。
あなたがいつもにこやかで、彼のことが大好きな雰囲気をいっぱい表現して、彼がパートナーのいないフリーであることを確認して、そして最後のひと押しの告白だけを彼ができるように、サポートしてあげるといいかもしれません。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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