何度かお付き合いしても、そのたびにフラれてしまう、
きっと何か自分に問題があるんだろうけど、 いったい何が悪くてどうすればいいんだろう、 なんて頭をかかえたくなるかもしれません。
フラれてしまうときというのは、 相手があなたと一緒にいることより、
一緒にいないことのほうを選ぶということです。
とはいえ、なぜ別れたいの?と聞いたところで、 あまり明確な答えが彼から返ってこないことが多いかもしれません 。
そういう話につき合ってくれる人ならまだ良くて、
勝手にLINEのブロックなど、 連絡手段を断たれてしまうこともありますよね。
そうすると、 本当に何がなんだかわからないうちにお別れになってしまったとい うこともあるかもしれません。
パートナーから別れを切り出されるとき、 ざっくり言えば理由はひとつで、
それはあなたに問題があるというよりも、
あなたと一緒にいるときに彼が感じている感情が、 彼にとっては嬉しくないということなのです。
彼があなたと一緒にいて、嬉しい・楽しい・ウキウキ・ワクワク・ ドキドキするなら、その状態を続けたいと思いますよね。
でも、 彼はそういうポジティブな感情を持てなかったようなのです。
なぜでしょうか。
あなたの魅力が足りないわけではありません。
あなたの性格が悪いわけでもありません。
じゃあ何?と思うかもしれませんが、
おそらく一番足りなかったのは、 あなたのあなた自身へのやさしさではないかなと私は思います。
彼と一緒のとき、 あなたはあなたが行きたいデートコースをきちんと伝えられました か?どこでもいいよ、なんて言っていませんでしたか?
本当はもっと頻繁に会いたいのに、 会いたいと言ったら忙しい彼に悪いかなと我慢しませんでしたか?
彼がほかの女の子たちと楽しそうにしていたとき、 内心すごくイヤだったのに、 見て見ぬふりをしていませんでしたか?
結婚の話をしたかったけれど、 彼が言い出してくれるまで待たなければと思っていませんでしたか ?
あなた自身にやさしくするというのは、 あなたの好きや嫌いに耳を真摯に傾けてあげるということなんです 。
我慢ばかりしないで、 あなたの願いを叶えてあげるようにすることなんです。
自分自身にやさしくするというのは、 自分勝手になることとは違います。
あなたの思いを丁寧に相手に伝えることかもしれません。
これをやらずにいると、なんとなくいつも不満を感じていたり、
彼を好きな反面、分かってくれない彼に怒っていたり、
彼の行動が間違っているように思えて正したくなってしまったり。
でもはっきりそうとは言えないので、くすぶってしまうのです。
感情は共鳴するといいますが、
人は心の内を言葉に表さなくても、 なんとなく伝わってしまうものです。
だから、あなたが自分にやさしくしないと、 不満や怒りや相手をコントロールしたい気持ちなどが
伝わってしまうんですよね。
そうすると、 なんとなく彼としてはいたたまれない気持ちになるかもしれない、 と思いませんか?
あなたがあなたにやさしくすると、 もれなくあなたは彼にも同じことをしてあげられます。
あなたの我慢の上に彼へのやさしさがあるのではなくて、
あなたが自分にやさしくなれると、 自動的に彼に対してもやさしくなれるのです。
お互いのやりたいことがたとえ違ったとしても、
お互いを尊重しながら、 どちらの方向に進むかを二人で決められるようになると思うのです 。
今まで自分にやさしくするなんて考えたこともない、 という人もいるでしょう。
それはそれで、そうできなかった理由があったはずなので、 ご自分を責めることはありませんよ。
今までやってこなかったのなら、ひとつずつ、やり始めませんか?
あなたのことを、あなたが大切にしてあげてくださいね。